今日もお前らに、簡単なのにクセになる極上レシピを引っさげてやってきたぞ。
「イカスミ」料理ってお前らは好きか? 見た目のインパクトに加え、旨味成分濃厚なその味わいに「ついついお店に行ったら頼んじゃう」という女性も多いはず。
そこで今回はイカスミ料理を提案しようと思うのだがちょっと待ってくれ。自宅でイカスミ料理を作ろうとすると、鮮度の高いイカをさばいたりしなきゃいけず、なかなかハードルが高いものがある。
そこでだ! 魔術師ことYAMATOが「簡単に用意できる食材でイカスミのような旨味と見た目を再現」するレシピを考案した。それは前回作った「海苔の佃煮」をイカスミ代わりに使うレシピだ。
「本当に?」と半信半疑のあなた、まずはやってみてのお楽しみだ。ふふふ。
では材料から紹介しよう。
「イカスミ風 いかと大根の海苔煮」レシピの材料はこちら!
■材料(4人分)
スルメイカ…2ハイ
大根…1/2本(甘みが欲しい人は大根の上半分を使用)
だし…400cc
酒…大さじ1
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ3
海苔の佃煮…大さじ3(作り方はこちら)
大根菜…適宜
サラダ油…大さじ1
強靭な肉体…随時
海苔の佃煮は市販のものだと甘すぎるので、ぜひともYAMATOレシピで作ってみてほしい。とても簡単に作れるぞ!
ではさっそく調理開始だ!
「イカスミ風 いかと大根の海苔煮」、作り方はこちら!
1.常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
いかのようなしなやかな体づくりを!
2.大根は皮をむき、乱切り。面取りはせずに水からゆでこぼす。大根菜はお湯でゆで、小口切りに。
こんな立派な大根の葉がついて売っていない場合、大根菜の代わりにあさつきなどで代用してもOK。
あえて面取りしない理由は、煮崩れさせてクタクタに煮込むことが目的だからだ。好みによると思うが、俺はくたくたに柔らかい大根こそこのレシピに合うと思っている!
3.スルメイカをさばく。いかのワタも捨てずに取っておく。
<いかのさばき方はこちら!>
(1)いかの目の上あたりに親指を差し入れ、軟骨に沿うように胴とワタ部分を引き剥がす。
(2)エンペラと足部分をそれぞれ手で持ち、ゆっくり引き離して分離させる。
(3)最初に親指を入れたあたりに軟骨があるので、抜き取っておく。またいらない余計な部分もこのタイミングで取り、さっと水洗いする。
(4)ワタを処理。墨袋をつまんでゆっくり剥がしていく。
(5)足の付け根部分に包丁を入れ、足とワタを切り離す。
(6)いかの中央に切れ目を入れ、固いクチバシを剥がす。
(7)目玉を押し出し取り去る。
下記のように捌けていればOK。
薄皮をむきたい時には手で直接引っ張るか、もしくはキッチンペーパーやふきんでこすりとるように剥ぎ取る。今回は薄皮はついたままでOK。
ワタは料理に使用するので、別途皿などに取り分けておく。
捌いたいかは食べやすい大きさに切る。
4.フライパンにサラダ油を引き、スルメイカと大根を炒める。その後、だし・酒・みりん・しょうゆを加える。一煮立ちしたらいかのワタも加える。
ぎゅぎゅっと絞り出すように!
5.さらに海苔の佃煮も加え、ある程度煮詰めたら、大根菜を散らして完成。
海苔の佃煮でさらに旨味と色味をプラス!
完成だ。
イカスミのような真っ黒い黒さではないが、どうだ? なかなか食欲をそそる見た目だろ?
のりはいかと相性のいい旨味がたっぷり詰まっているから、イカスミとはまた一味違う深みを感じることができるはず。
何度食べても食べ飽きない、そんなさりげない旨味のオンパレードを楽しんでくれ!
今回はスルメイカのさばき方を中心にご紹介したが、慣れないうちは大変かもしれない。しかし何度かやれば手順を見ずにさっとさばけるようになるはずだぞ。
次回も海の幸を使った簡単でおいしいとっておきのレシピを紹介するから待っていてくれ!
撮影/廣江雅美 取材/吉田奈美
YAMATO
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」に出演するなど、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
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料理ブログ:http://ameblo.jp/dragon-gate-deli/
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