「鍋食べるならどこのお店?」と、食いしん坊仲間の間で情報交換が絶えない今の時季、私がここ数年、決まっておすすめしている鍋も美味しい隠れ名店がこちら!
三代目文治 銀座本店は、冬の季節限定で絶品のせり鍋がいただけるお店。鶏肉も美味しいのですが、むしろこの鍋の主役はしゃきしゃきの〝せり〟。その他、仙台名物のおつまみがいろいろといただけるうえ、ビール、ワインやサワーのほか、呑兵衛にはたまらない日本酒・焼酎も充実。
ガッツリ肉というわけではないので、「肉は普通に食べるけれど、そこまで肉々しくなくても…」という人がいるときでもセッティングしやすいお店です。
まずは気になるものを、ちょこちょこつまんで腹ごしらえ!
毎回、決まって頼むのが自家製豆腐。むっちりと詰まったお豆腐は、添えられたお塩でいただくのが本当に美味しいんです!
口の中でほろっととろける〝ゆでたん〟もぜひ♥
仙台名物がいただけるこちらのお店は、牛タンを使った料理も、炭火焼き、串焼き煮込み、コロッケ…と種類豊富。中でも必食なのは、ゆっくりと時間をかけて茹でたホロホロのゆでたん(2枚¥480)。口の中でとろけて旨み広がる牛タンはもちろん、このスープがまた優しいお味でヤミツキに♡ 一滴も残さず飲み干しちゃいます。
食べ過ぎ注意! あっさりおいしい塩釜おでん
このお店の名物は実は、宮城の塩釜おでん。牡蠣のエキスが入ったあっさり出汁で煮込まれた具材は薄すぎず濃すぎず程よいお味で、ついついお箸が進んじゃいます。具材はひとつひとつが大ぶりなので、半分ずつカットしてシェアするのがおすすめ。コスパがいいおでんランチもやっているみたいなので、お昼にも訪れてみたいと思っています!
変わり種、トマトのおでん!
トマト、レタス、三つ葉、春菊、そして牡蠣など、変わり種のおでんも。写真はトマト(¥600)。とろけるチーズとあっさり出汁、歯応えが少し残ったトマトが絶妙にマッチ。
そして大本命! 根っこも美味しいせり鍋♪
せり鍋は1人前¥1,480。この日は4人でひとまず2人前オーダー。
出汁が煮立ったらまずは鶏肉を入れて火を通し、せりの根っこは1~2分、茎や葉っぱ部分は15~30秒くらい、軽くくぐらせればできあがり。香り高く風味豊かなせりと鶏肉の旨みが相まって…じんわりと心も体も満たしてくれる美味しさ♪
せりの茎や葉っぱのしゃきしゃき感はもとより、苦みの中にほのかな甘みがある根っこがまた、クセになる美味しさです。せりは3皿追加して、〆はこのお出汁で雑炊に。あぁ幸せ♡
肉をがっつりでなくても…このお鍋は至福感たっぷり! 栄養価が高そうなせりをたくさん食して胃腸の調子も整って、ヘルシー気分にも♪
男女問わず仲間でワイワイする日はもちろん、カウンター席もあるので気張らずに自然に距離を縮めたい日にもおすすめ!
三代目文治 銀座本店
中央区銀座7-2 銀座コリドー街1F
門司紀子
大学在学中に女性ファッション誌の編集アシスタントを経て独立。フリーランスエディター&ライターとして、『Oggi』や『美的』などで企画・撮影ディレクション・執筆までを担当。担当する記事はビューティ関連をメインに、食、料理、旅、ファッション、ゴルフまで多岐にわたる。また、ヘルシーなケータリングサービス“mon deli”も手掛ける。キレイを意識したメニューは撮影現場でモデルやエディターからも好評。強靭な胃腸をもつ食いしん坊がゆえ、趣味は弾丸食い倒れ旅。
Instagramアカウントは@norikomonji