初めてのゴルフコンペはドキドキしますよね。さらに知らない専門用語が飛び交って緊張MAX!
これさえわかれば、初めてのコンペも楽しめる『ゴルフ用語集』
■コンペ
コンペティション(competition)競争、競技、競技会の意味。競い合わせ、優劣をつけることを略してコンペ
■始球式
コンペを始めるときに、代表者が一打目を打つセレモニー。打ったら煙が出るなど、始球式専用の特殊なボールもあります。
■ストロークプレイ
18ホール合計の打数で競う方法。ホールごとに勝敗をつけて競う「マッチプレイ」もありますが、ほとんど「ストロークプレイ」方式です。
■スルーザグリーン
スルーザグリーンとは、ティーグラウンドからグリーンまでの範囲で、バンカーやウォーターハザード等を除いたエリアの総称。ルール上のペナルティなどを示す場合に使います。
コンペのルールにある「スルーザグリーン6インチプレース」とは、ボールの下のコンディションが悪かった場合に、6インチ以内の場所に移動して、プレーする事ができるルールです。1インチは2.54cmなので、6インチは15.24cmです。
■ダブルぺリア方式
ゴルフコンペで使われるハンディキャップ算出方法の一つ。18ホールの中に隠しホールを12個設定し、その12ホールの合計打数に1.5を掛けて、その数からそのホールのパーの数字を引きます。引いた後の数字に0.8を掛けた数字が、プレイヤーのハンディキャップとなります。計算方法が難しいので、プレー終了後にキャディマスター室に提出すると、ゴルフ場で計算してくれます。
ダブルぺリア方式は、別名「新ペリア方式」とも呼ばれていて、ダブルペリアより前にはペリアという計算方法がありました。ぺリア方式は隠しホールの設定が6ホールでしたが、ダブルぺリア方式では12ホールと倍になったので「ダブル」と呼んでいます。
■ドラコン
ドライビングコンテストの略。フェアウェイ上で最長飛距離を出した人を表彰します。距離ももちろんですが、フェアウェイに確実に乗せる技術も必要。ボールの位置に目印として、フラッグを刺しておき、最後の組が回収します。
■ニアピン
ニアピン(near pin)は、カップに最も近い位置にボールを近づけた人を表彰するコンテスト。和製英語なので英語では「closest to the pin」
Par3のショートコースで行い、一打目をグリーンに乗せる前提なので、2打目でカップに近づいても残念ながらニアピンにはなりません。ドラコン同様、ボールの位置に目印でフラッグを立てておきます。
■ネットスコア
ゴルフコンペでは経験値が違ってもみんなが楽しめて、公平さを保てるように「ハンディキャップ」が用いられます。18ホールすべてをラウンドし終わった総スコアを「グロス」と呼び、このグロスの数字からハンディキャップを引いた数字を「ネットスコア」と呼びます。コンペの順位はネットスコアで競います。
■ハンディキャップ
オフィシャルハンディキャップと、プライベートハンディキャップがあります。オフィシャルハンディキャップは、規定の団体に所属し、しかるべき手続きが必要です。
プライベートハンディキャップは、ダブルペリア方式などで計算されます。ハンディキャップは様々なレベルの人が一緒に楽しめるための制度なので、ゴルフを始めたばかりの人にも優勝のチャンスがありますよ!
■ベスグロ
「ベストグロス」の略。プロの試合と違い、一般のゴルフコンペの勝敗は「ネットスコア」で決まりますが、最も良い最小スコアを出したプレイヤーに、ベストグロス=ベスグロ賞が与えられます。
■ブービー賞
BB賞、コンペでビリから2番目の人。もともとはビリの人を指す言葉でしたが、弱者に優しい日本では、BB賞にも豪華商品を用意する事が増え、意図的にビリ狙いで商品をゲットする人が続出。そこで狙いにくい「ビリから2番目」をBB賞とするようになりました。(諸説あり)
■ブービーメーカー賞
BM賞、コンペでビリの人。ブービー賞がビリから2番目を指すようになり、日本ではブービーメーカー賞が誕生。和製英語なので、海外では通じません。
いかがでしたか。初めて会う方も多いゴルフコンペ。これだけ覚えてスマートなゴルファーを目指しましょ♪
Oggi GOLFエディター 谷口 綾
大手アパレルメーカーで“エビちゃんOL”の代名詞ブランドを開発後、サマンサタバサで新しいガールズゴルフの楽しみ方を提案。ゴルフ歴10年以上だけどいまだに初心者用クラブとスコアカウンターでゴルフをエンジョイする永遠のゴルフビギナー。
Instagram:taniayaaya