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2019.03.19

平井 大|特別インタビュー【THE GIFT】『映画ドラえもん』最新作の主題歌に込められた想い

大ヒット上映中の『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の主題歌『THE GIFT』が話題。今最も注目を浴びるシンガーソングライターでもある平井 大さんの魅力をたっぷりお届けします!

平井 大さん【特別インタビュー】

Oggi世代だけでなく幅広い層から共感と支持を得るアーティスト平井 大さんに特別インタビュー。大ヒット上映中の『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の主題歌となっている『THE GIFT』に込められた想いや、仕事の話、プライベートの意外な一面まで…いろいろ伺ってきました! 平井さんの魅力をたっぷりお届けします。

シンガーソングライター・平井 大さん

『映画ドラえもん』と、主題歌『THE GIFT』について

■『THE GIFT』は、どのようなイメージで作られたのですか?

脚本を読ませていただき、曲を書き下ろしたのですが、今回の映画は「月」が舞台です。月はとても身近な存在でありながら、まだそこへ行った人は数えるほどしかいない。「届きそうで届かない、けれど届けたい場所」ということで、届かないからこそ生まれる美しさを表現したいと思いました。

■『ドラえもん』のエピソードはありますか?

幼少時代も『ドラえもん』は観ていましたし、日本語のものだけでなく英語版などインターナショナルなものも。海外の声優さんが日本の声優さんと声がそっくりで、子供ながらに同じ人がやってるのかな? と不思議に思ってました。なので、主題歌に決定したときは夢を見ているみたいでした。まさに「Living the dream」というか。すごく身近で誰もが知っている作品なので、とてもうれしかったです。

シンガーソングライター・平井 大さん

■登場人物の中で、誰のどんな部分に共感することが多い?

僕が一番共感できるのは、やっぱり、のび太かなと思いますね。LAZYでCHILLな感じだから(笑)。朝起きるのが苦手だったり、宿題をやろうと思ってもなかなか最初の一歩が踏み出せなかったりとか。最近は思いついたことは前もってやろうとするんですけど、元はやっぱり僕もLAZY。そういうところはすごく共感しますよね(笑)。

子供のころから変わった性格で他の子達と同じようなことができなかったり、僕だけ行動が遅かったり。子供時代はそれで悩んだりもしたんですけど、そういう人と違う部分っていうのは、今、大人になってみると、すごくプラスな方面に向いてくることもあるので。今は自分の性格としてすごくポジティブに捉えています。

シンガーソングライター・平井 大さん

■タイトルに因んで…どんなギフトをもらったらうれしいですか?

ライブをするたびにお客様からたくさんのギフトをいただくんですけど、中でも使いやすいものが、スタバカードですね。コーヒー好きだと知っている方がプレゼントしてくれます。すごくうれしいです。

あとは、ライブが終わったあとにたくさんお手紙をいただくと、たまに子供が書いてくれたものもあって。僕の似顔絵なんかが描いてあったりするんですけど、そういうのもすごくうれしいですよね。やっぱり子供の絵というのはピュアに描かれているものですから、子供の目から僕はこういう風に写っているんだっていうのがすごくわかるし、心に届くものがあるなといつも思っています。「すごく音楽が大好きです」とか、「この曲が好きです」とか書いてあるのも、うれしい気持ちになりますね。

■ギフトを渡す立場なら?

パートナーに対しては様々なギフトを贈っていますが、その中でもバラをあげることが多いです。僕のパートナーはすごくバラが好きなんです。そういう中で、バラはひとつの愛の象徴のようになっていますね。バラっていっても青いものや七色のもの…様々な色や種類があって、それをピックアップしてるときはやっぱり「どういう表情で、どういう反応をしてくれるのか」っていうのをすごく考えながら。あとは、機嫌が悪いときにプレゼントすることも多いので、ドキドキしながら渡すことが多い(笑)。もちろんもらうときもうれしいですけど、そういうワクワク感だったりドキドキ感だったり、あげる側にもいろんな感情が生まれるので、ギフトを贈るというのはすごく楽しいことだなと思います。

シンガーソングライター・平井 大さん

仕事でも、今年はみなさんにたくさんの「ギフト」を贈ることができる一年にしたいです。歴史を汲み取って、現代でどのように新しく表現できるのか… 引き継がれていく歴史を「現代の贈り物」として届けたいと思っています。

■トライしてみたい表現などはありますか?

僕は基本的にやりたいことや挑戦してみたいことはパッと思いつく突発的なタイプ。でも今言えるのは、ツアーで映像を入れて、ライブをしてみたいなっていうのはありますね。ライブでは、演奏している姿を見るのも醍醐味ですし、見たいと思ってくれている方もたくさんいらっしゃると思うんですが、もっともっと視覚的なエンターテイメントの要素を増やしていって、ショーアップされたステージをつくっていくのは、挑戦したいことのひとつです。

平井さんのことについて教えてください!

■お仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

素直でいるということですかね。特に音楽に触れるときは自分に対して素直にいようって、常日ごろから気をつけています。フロントマンとして仕事をやってると、どうしても、自分がどういうふうに見られなきゃいけないとか、どういうキャラクターでステージに立たなくちゃいけないとか、こういうことを言ったらみんなは喜んでくれるかなとか、そういう周囲からの目線を意識していろんな気持ちがでてきてしまう。そういうものをなるべく削ぎ落とした自分の素な部分や、自分自身が今何を感じていて、何を思っているのかというように、自分のハートに素直でいるのが、僕はすごく大事なんじゃないかなって。そんなふうに仕事には向き合ってます。

多少「こいつわがままだな」とか、「変わったやつだな」って思われてもいいやって思えるような心の環境で自分がいるというところも意識しています。

そのためにも、自分をゼロに戻す作業っていうのは、すごく重要です。時間があれば海にも行きますし、まとまった休みがとれれば、パートナーと2人で海外にリラックスしに行ったりもしますし。そういう時間はすごく大事ですね。

シンガーソングライター・平井 大さん

最後に、仕事で落ち込んだときなどにおすすめの曲を教えてください

全ての曲をおすすめしたいですけどね(笑)。落ち込んだりとか、自分の人生がうまくいい方向に進んでないなって思うときは、『Slow & Easy』っていう曲を聞いてもらえたら一番いいんじゃないかなって思います。

僕も今はこうやって素直に生きて音楽と向き合うことができていますが、『Slow & Easy』以前の、デビューしてはじめの何年かは、自分がフロントマンになるということは全然考えてなくて。10代の頃からずっと音楽に携わることをしていたんですけど、それはフロントマンのサポートだったり作曲であったり、陰ながら音楽を支える立ち位置で音楽に携わることが多かったので。フロントマンになろうといのは、考えてなかったんですね。

でも、18の頃にホノルルフェスティバルっていうハワイの大きなお祭りがあって、そのイメージソングをつくることになったんです。そのときに作った『ONE LOVE ~Pacific Harmony~』という曲で初めて自分で作詞作曲をしました。作曲はやっていたけれど、作詞は初めてでした。一番は英語で、二番は日本語でつくってくださいということだったので、右も左もわからないような中、もがきながらつくりました。

シンガーソングライター・平井 大さん

だから、自分がシンガーソングライターで、フロントマンで、という意識がつくまでは、どういうふうに見られているのかというのをすごく気にしていました。「こういう曲を僕みたいなキャラクターの人が歌っていたら、みんな受け入れてくれるだろう」とか、そういうことを考えながら。すると、自分が素じゃないですから、お客さんにもそれが届いてしまって。自分では受け入れられやすい音楽をやっている、表現しているつもりでも、自分の心がオープンになっていない状態で、つまりひとつ殻をつくって表現していたので、そうすると、共感してくれる方も少なくなってきて…。そんな悩みを抱えているときに、プロデューサーにどうしようかと相談しました。

そうしたら「好きなように今伝えたいものを、伝えたらいいんじゃないか」って話をしてくれました。

そのプロデューサーっていうのは、初めて僕がシンガーソングライターとして仕事をした『ONE LOVE ~Pacific Harmony~』のときから、今回の『THE GIFT』もずっとプロデュースしてくれている、とても信頼している方のひとりなんです。

そんな彼がそう言ってくれたので、そこからまた曲をつくりました。今まで音楽と接してきた姿勢とはまた違う形でつくったので、どういう風にみなさんの心に届いて、どういう風な反応になるのかが、最初はすごく不安だったんですが、自分が思ったものを歌って、そして演奏して…ということが『Slow & Easy』という曲で初めてできたんです。

そうすると、自分のハートが開いているから、聴いてくださるみなさんもだんだん心を開いてくれるようになって。そして、僕の音楽に興味を持っていただける方も増えてきて。だからすごく『Slow & Easy』は、僕の音楽に対しての向き合い方としても転機になった曲です。

シンガーソングライター・平井 大さん

そしてもちろん、メッセージとしても、ぜひ聴いてほしい曲です。

僕は、東京生まれ東京育ちで、今も活動の拠点が東京です。そんな僕が思う東京は、時間の流れが速い街。そしてみんなと同じように朝起きて、満員電車に乗って、職場に行って、1日頑張って働いて…そして、夜はクタクタになって帰るっていう、そういうスパイラルの中で、生きていく方がとても多いと思います。そんな中でも自分をちゃんと見失わずに、たまには自分を許してあげて、例えばミスってしまったときも「次があるから」と思えたりとか、一歩立ち止まって、周りの自分を支えてくれている大切な人たちを見渡して「これだけの人に支えられてるから大丈夫だな」って思えたりとか、そういう習慣を、自分でつくっていくっていうのが大事なんじゃないかという想いが僕にはあって。そういうメッセージを盛り込んだ一曲ですね。

自分の転機にもなる曲だったし、そんなメッセージも含まれているので、ちょっと仕事が疲れたなとか、うまくいってないなって思うときに聞いてもらえたら、すごく…なんて言うのかな、普段の景色に彩りが戻るんじゃないかなと思います。

シンガーソングライター・平井 大さん

■insta@hirai_dai_officialより

1969年から今に至るまで、僕らに沢山の夢を届けてきた大作『ドラえもん』。その時代に合わせたアウトプットで、なおかつ根本に持つ大切なメッセージは損なわずに。子供の頃はひみつ道具の数々に胸を膨らませ、大人になると友情や家族愛に懐かしみ涙する。世代を超え受け継がれてきた素晴らしい作品に携わることによって、僕自身オンガクと向き合ってきて本当に良かったと思うことが出来ました。 地球と月、人と人、一見当たり前の様に感じてしまう関係性こそ奇跡であり、信じる価値があると今回のプロジェクトを通じ深く学ばせていただきました。次の世代まで愛される作品になるよう、月に願いを込めて..

大ヒット上映中!
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』

© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019

原作:藤子・F・不二雄
監督:八鍬新之介
脚本:辻村深月
主題歌:平井 大『THE GIFT』
声の出演:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかず ゆみ(しずか)、木村 昴(ジャイアン)、関 智一(スネ夫)、広瀬アリス(ルナ)、ロッチ・中岡創一(キャンサー)、サバンナ・高橋茂雄(クラブ)、柳楽優弥(ゴダート)、吉田鋼太郎(ディアボロ)
公式サイト:https://doraeiga.com/2019/

月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことになる―。月を舞台に、ドラえもんたちの大冒険が始まる!!

撮影/黒石あみ 取材/大槻麻衣

平井 大

シンガーソングライター。1991年5月3日、東京都生まれの27歳。ギターとサーフィンが趣味の父の影響で幼少の頃より海に親しみ、3歳の時に祖母から貰ったウクレレがきっかけで音楽に興味を持つ。印象的な耳に残る優しい歌声と歌詞、キャッチーなメロディーラインは聴く人の気持ちを癒し、穏やかにしてくれる。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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