ティーショットを打つ時、一体どこから打てばいいの?
こんにちは、Oggi GOLFエディターのタニアヤです。ラウンドデビューで、はじめてゴルフ場に行った時、ティグラウンドにたくさんのマークがあって戸惑うと思います。
しかもラウンドする人によって、打つところが違うという難解さ! ただでさえ緊張しているティーショット、聞くに聞けず・・・「わたし、どこから打ったらいいのー??」
■ティマークはティーショットを打つ位置の目印
一打目を打つ場所は「ティマーク」や「ティマーカー」と呼ばれる目印から打ちます。ですがこのティマーク、いろいろな色や形があるんです。
ティマークとは最初のショットを打つ時に、ボールをセッティングする目印。ゴルフ場によって、色々なデザインがあって個性があふれています。私はアースモンダミンカップで「アースモンダミン」の形のティマークを見たことがあります、笑。
ティマークはティグラウンドに2つセットで設置されているので、2つのティマークを線で結んだ直線のラインよりも後ろ、2クラブレングス以内から打つのがルールです。(クラブレングスというのは、クラブ1本分の長さを表しています)そのティマークに、たくさん色があるから、ややこしい!
■スキルや性別によってカラーが決まってるんです。
赤・・・レディースティ(女性)
白・・・レギュラーティ(男性)
青・・・バックティ(上級者)
黒・・・フルバックティ(プロ)
一般的には、この4色です。赤⇒白⇒青⇒黒の順で、距離が長くなります。
この時代に、なんという性差別! という印象もあるかと思いますが、男性と女性ではパワーが違うため、飛距離に大きな差が出ます。一般的に女性は男性の飛距離の75%と言われているので、パワーに合わせた距離が設定されているのです。
ゴルフビギナーさんで、あまり使う事はないと思いますが、バックティなど上級者向けのティマークを使う時は、事前にゴルフ場に連絡する必要があります。また、最初に決めたティの色は18ホール、すべて同じ色を使用します。
「ここのホールは、打ちやすそうなこっちの色!」
なんて事はできないのでご注意を。
■ピンクティもあるんです♡
最近アメリカでは「TEE IT FORWARD」というキャンペーンが展開されています。これは「ティをひとつ前に」という意味で、よりゴルフを楽しむために、無理をしないで距離が短い前のティマークから打ちましょう! という運動です。
ゴルフはプロゴルファーからアマチュアまで、スキルの違う人が同じコースでプレーをします。当然プロゴルファーが試合で使うゴルフ場は、通常よりも難易度が高くセッティングされていますが、それでもプロゴルファーとアマチュアでは雲泥の差です。
プロゴルファーは2打目をショートアイアンを使っているのに、アマチュアは2打目をウッドで打っている・・・特に飛距離が伸びないゴルフビギナーにとって
距離=難易度
なので距離の短いティマークがある場合は、恥ずかしがらずに短いティマークを選びましょう。最近はレッドティよりも距離が短い「ピンクティ」が設置されているゴルフ場もあります。
■コースの中にも黄色のティーマークが!!
プレー中に見かける、コースの途中にあるイエローのティマーク。これは一般的に「特設ティ」と呼ばれるティーマークで、OB(コース外に打ち込む事)をしたり、池や崖に落ちてしまった時に、何度も打ち直しをするのではなく、この特設ティから打てる救済策です。その場合は、規定の打数をプラスして、救済してもらう方が時間短縮にもなるので、このルールを使ってくださいね。
楽しい仲間と充実した時間を過ごすために、無理せず、気負わないゴルフで1日をエンジョイしましょ♪
TOP画像:(c)Shutterstock.com
Oggi GOLFエディター 谷口 綾
大手アパレルメーカーで“エビちゃんOL”の代名詞ブランドを開発後、サマンサタバサで新しいガールズゴルフの楽しみ方を提案。ゴルフ歴10年以上だけどいまだに初心者用クラブとスコアカウンターでゴルフをエンジョイする永遠のゴルフビギナー。
Instagram:taniayaaya