友人とごはんの日程が決まったら、せっかちかつ食いしん坊な私はつい、自分が行きたいお店の情報を数件、前のめりにLINEに送りつける癖がありまして…友人はみんな「早っ! 候補ありがとう~」とそんな私を優しく受け入れてくれ、その候補の中からお店が決まることがほとんど。
でも最近「自分の持ち駒が増えない!」「未知の美味しいお店に行く機会を逃している!」と思い改めた私は、「どこかいいとこない~?」とまず聞くことにしています(笑)。
このお店、Tavola da Rioは友人が気に入っていて、連れて行ってくれたお店。美味しかったうえ、気軽に行けるお値段&雰囲気なのでリピート決定♪
52段の階段を上るという試練がごはんをより美味しくする!?
某サイトには…「52段の階段をのぼれば…そこはイタリア!?」との記述が。新宿三丁目駅の出口から徒歩2分、お店の入っているビルの下まで行ってやっと意味を理解。エレベーターのないビルで、4階のお店まで階段を上るということね(汗) 息を切らしながら、いざ入店!
仕入れ状況やシェフの気分次第で変わる今宵のメニューからチョイス!
シェフはトスカーナのワイナリーに住み込んでワインを造り、イタリアの家族たちを食卓を囲んでいたという経歴の持ち主。星付きレストランで修行などの箔がついているわけではないけれど、家庭的でほっこりするような料理が大人気とのこと。
前菜はトスカーナ産の生ハムとサラミの盛り合わせ(¥1,600)、フルーツトマトとルッコラ・チーズのサラダ(¥1,000)をオーダー。この日は幼馴染の友人と3人で訪問しましたが、3~4人でシェアするには少なすぎず程よい量。コスパなかなかです!
主役のお肉は、安定の美味しさオーシャンビーフのタリアータ!
「本日のアレ(¥スタッフにお尋ねください)」とメニューに気になる表記が! それがこの本日の肉料理オーシャンビーフのタリアータ(確か¥2,000くらいだったような…肝心のお肉の値段をメモり忘れ、失礼しましたw)。
オーシャンビーフとは、抗生物質や成長促進ホルモン剤などを一切使わず、広大で肥沃な土地で栄養価の高い牧草を与えられて育ったニュージーランド産のナチュラルビーフのこと。ほんのり甘みがありしっとりとやわらかい肉質で、噛み応えはあるのに口の中でとろけるほどの美味しさ! 薄切りになっているのでシェアしやすく食べやすく、ルッコラやトマト、チーズと一緒にいただけば、ワインが進む進む進む~♪
ふわっふわの自家製ニョッキも絶対必食のひと皿!
〆はゴルゴンゾーラクリームソースの自家製ニョッキ(¥1,200)。これがまた、これまでのニョッキとは一線を画すふわっふわで軽やかな新食感! ゴルゴンゾーラソースも濃厚だけどクセがありすぎずまろやかで、ひと皿独り占めしてしまいたいほど。
このほかにもトリッパのトマト煮込みや牛頬肉のパスタなどをいただきましたが…懐かしトーク&美味しい食事に夢中で、写真をつい撮り忘れてしまいました(笑)
新宿三丁目…個人的には伊勢丹くらいしか用事がない街ですが…地下鉄も3路線通っていてアクセス良好、しかも駅近、味よし、雰囲気よし、コスパ良し、と使い勝手のいい隠れた名店。メニューは週2~3回変わるらしいので、新しい美味しさを発見しにまた近々訪問予定です。
東京都新宿区3-8-7 吉川ビル4F
門司紀子
大学在学中に女性ファッション誌の編集アシスタントを経て独立。フリーランスエディター&ライターとして、『Oggi』や『美的』などで企画・撮影ディレクション・執筆までを担当。担当する記事はビューティ関連をメインに、食、料理、旅、ファアッション、ゴルフまで多岐にわたる。また、ヘルシーなケータリングサービス〝mon deli〟も手掛ける。キレイを意識したメニューは撮影現場でモデルやエディターからも好評。強靭な胃腸をもつ食いしん坊がゆえ、趣味は弾丸食い倒れ旅。
Instagramアカウントは@norikomonji