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LIFESTYLE

2017.12.10

話題沸騰中【ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン】のキュレーターに緊急取材!

六本木で12月25日(月)まで開催される、インスタグラムや雑誌などでも話題の展覧会「ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」。立役者の重要な一人であるブルガリのブランド ヘリテージ キュレーター、ルチア・ボスカイニ氏に見所やこだわりなどを緊急取材! 展覧会の様子と一緒にお届けしちゃいます♡

【ブルガリ セルペンティフォームでは、何が見られる?】

ブルガリのアイコン的存在「セルペンティ」を皆さんはご存知ですか? セルペンティとはイタリア語で「蛇」という意味。蛇はブルガリの祖国イタリアで、古代ローマ時代から「英智・復活・生命力」の象徴として知られています。1940年に初めてつくられた「セルペンティ」は、時計をくわえ腕元にらせん状に巻きつく蛇を模した腕時計でした。それから約80年、蛇をモチーフとした「セルペンティ」コレクションは、新しい解釈で、まるで本物の蛇のように再生し、生まれ変わり続けているのです。

▲「セルペンティ トゥボガス」ブレスレットウォッチ イエローゴールド、1972年 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション

▲時代とともに進化してきた歴代の「セルペンティ」のブレスレットウォッチ

そんな長い歴史を祝して開催されている今回の「ブルガリ セルペンティフォーム」は、ブルガリの枠を超えて行われている、世界中、古今東西から集めた蛇にまつわるアート展覧会! 数々の有名アーティストから蛇の作品が寄せられています。もちろん「セルペンティ」コレクションのアーカイブピースもいろいろ見ることができますよ。

▲絶景のシティービューを臨む会場。六本木ヒルズ展望台 東京シティビューでの入り口の様子

▲キュレーションされた作品の中から。キース・ヘリング、USA 19-82、1982年リトグラフ キース・ヘリング財団、ニューヨーク© Haring Foundation

▲ニキ・ド・サンファル、Snake/Serpent、2001年 彩色されたファイバーグラス ニキ・チャリタブル・アート財団、サンティー © 2017 Niki Charitable Art Foundation

その立役者であり素晴らしい作品の数々をキュレーションしたのは、ブランド ヘリテージ キュレーターのルチア・ボスカイニ氏。輝かしいキャリアと研ぎ澄まされたセンス、穏やかで女性らしい佇まい…。美しいオーラを纏った彼女は、まさに女性の憧れ! そんな彼女に今回のセルペンティフォームの見どころや、想い、ご自身のお仕事の話や気になるプライベートの話まで、聞いてきました♪

【キュレーターのルチアさんに聞く、セルペンティフォームの見所】

展示までの経緯や見どころを教えてください!

「今回私たちは、セルペンティというアイコンに敬意を払い、蛇が持つ創造力やクリエイティビティを理解するために様々なリサーチをしました。アート作品だけではなく、ファッションやデザインだったり…世界中のあらゆる資料から多角的に蛇を見てみると、蛇に対する解釈は実に多様で、その土地の文化によって意味合いもだいぶ異なるということが分かりました。今回はそれをアート作品という形でお見せしながら、ブルガリの「セルペンティ」コレクションを紹介するという、新しい展覧会の形にしてみたのです。

様々なアーティストの作品の素晴らしさも勿論ですが、それだけではなく、内装やデコレーションにもこだわり、エリアごとに非常に素晴らしい音楽も流れています。ブースに着くと、香りもしっかり感じていただきたいと思っていて。この展覧会では、そんな風に五感全てを感じながら、包括的な体験をしてもらいたい。それこそがアートを体験する楽しさだと私自身感じています。」

▲会場内のプロジェクションマッピング。蛇と花々が流れるように動く映像が異空間をつくり出している。

特にお気に入りの作品は?

「キュレーターを務めたので勿論全て好きなのですが、特筆すべきは、金子富之さんの作品。美学的にも見た目にも素晴らしい作品です。私自身が好んでいる理由としては、カルチュラルだということ。この作品の題材となっているのは、ヨーロッパ北部に存在する神話で、それに基づいて若い日本のアーティストが日本特有の技法でモダンに作り上げているというのが非常に意味のある面白いことだと思っています。異なる文化が混ざり合って新しいものが生まれる、まさに、伝統とコンテンポラリーを融合した素晴らしい作品。それは、私たちの蛇に対する想いと重なっています。」

▲ヨーロッパ北部の神話に登場する蛇の怪物「ヨルムンガンド」を扱った金子富之さんの作品

金子富之、世界蛇、2012年 墨、アクリル、ペン、金色の塗料、貝殻粉末、和紙 ミヅマアートギャラリー提供 © Kaneko Tomiyuki Courtesy Mizuma Art Gallery

蛇に対する想いというのは?

「モダン、近代的であるということはブルガリのもっている性質でもあり、ジュエリーメイキングのもとになる考え方。伝統的だけれどもコンテンポラリーであること、またモダンの解釈で生まれ変わるということがブルガリにとって、重要なことですね。」

【ルチアさんのライフスタイルについて、聞いてみました】

仕事に対する想いを聞かせてください。

「キュレーターとして継続的にリサーチ・研究をする仕事なのですが、重要なポジションに立たせていただく中で、世界中のプロフェッショナルな方々(美術館の館長だったり、他のキュレーターだったり…)にお会いする機会があることは、非常に有難く素晴らしいことです。そして今回のような文化的な活動に会社として投資をして社会貢献をするのは、優れたことだと自負しています。ブルガリのブランドが持つ深み、豊かさを従来型ではなく、こういった新しい形でお伝えできるのが嬉しい。そんな自分の会社に誇りを持っています。

私自身美術の歴史家や専門家ではないので、一般の皆さまと同じように素人の目線でアート作品を見ているのですが、アートを見るときは楽しみや喜びを感じられないといけないと思っていて。なので、アートについて詳しくない方でも楽しめるような環境をつくるというのがいつも根底にあります。」

▲今回の展示の中から。「ジョジョの奇妙な冒険」などで有名な荒木飛呂彦さんの作品。 康穂と由花子、2017 墨(墨汁)とリキテックス カラーインク アーティスト提供、日本 ©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

プライベートの息抜きは?

「元々芸術が好きなので、何かしらのアート展覧会に行くことが好き。出張も多いので色んな国の展覧会を回るのも私にとって楽しみの一つ。あとは、お買い物も大好きです。 例えば旅をしたとき、お買い物は大切な人へのお土産を考える時間でもあったり、思い出を持ち帰るものでもある。旅先でのショッピングはとても息抜きになります。」

日本は好き?

「日本は大好きで、プライベートでも遊びに来るほど。特に日本の自然がとても好きです。お花見をしたり、京都でお寺巡りをしたりするのもいいですよね。あと、東京のコンテンポラリーでダイナミックな雰囲気も好き。私の住んでいるローマは、美しいけれど古代的な街。東京に来て渋谷の交差点や表参道を見ると、なんて現代的なんだろう!と、日常との違いが刺激的で楽しいんです。」

日本の働くアラサー女子にメッセージをお願いします

「忙しく働く女性こそ、ぜひ時間をつくってこの展覧会でアートジュエリーを超えた包括的な体験を楽しんでほしい。実は、今回のプロジェクトチームは女性で構成されているんです。ある意味女性でつくったプロジェクトかなと思いますので、皆さんに何かしらパワーを届けられれば嬉しいですね。」

いかがでしたか? ご紹介した以外にもたくさんのアート作品や、WEBサイトで作成した自分だけのセルペンティをスクリーンに映して動かすことができる体験型デジタルアートなども用意されています。クリスマスムード漂う52階展望台の抜群のロケーションの中で、あなたも五感を磨くアート体験をしに、出かけてみては♡?

【問い合わせ先】
ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン
会場/六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
会期/開催中~2017年12月25日(月)
入館料(展望台)/一般¥1,800、高校・大学生¥1,200、4才~中学生¥600、シニア(65才以上)¥1,500
TEL:03-6406-6652
住所/東京都港区六本木6-10-1

ルチア・ボスカイニ|ブルガリ ブランド ヘリテージ キュレーター

ローマ生まれ。古典学にも精通し1994年経済学で学位を取得したのち、イタリアのいくつかの企業でキャリアを積む。その後、2001年にブルガリ マーケティング部門に入社、2007年マーケティングディレクターに就任。ブランドのコアバリュー(基本理念)への効果を図った商品カテゴリーに注力する。2010年、イベント ヘリテージ部門のトップに任命され、その才能を発揮。企業戦略であるブルガリのクリエイティブ規定を広めることにフォーカスし、顧客やプレスへインパクトとウィットに富んだニュースで印象づけた。そして2014年、ブランド ヘリテージ キュレーターに就任。ブランドの歴史的資産の管理を任されている。


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