今回のテーマは、今季のトレンドの色の中でも特に注目度の高い〝赤〟を着るときのメークです。派手になりすぎず、こなれ感たっぷりに着こなすメークテクとは?
ヘア&メークアップアーティスト 笹本恭平が提案する
旬の「赤」を着る日に似合うメーク
トゥーマッチにならないために…
ちょい強め眉で女っぽさを中和する
眉はペンシルをメインに使います。描き始めるのは、眉山下から眉尻部分。ここを先に描いておくと不自然に濃くなりません。さらに眉山、眉頭の順で。ペンシルは立てて1本1本毛を植えるように描きます。仕上げにマスカラで眉頭を中心に毛並みを上向きに整えて。
【EYEBROW】
(写真右)色味、芯の硬さ、形が絶妙で眉メークに欠かせない名品
「ほかに替えの利かない唯一無二の描きやすさ。5年くらい愛用中」。シュウ ウエムラ ハードフォーミュラ ハード 9 06 エイコーン ¥2,500
(写真左)程よいフィックス力とツヤ感で眉がイキイキ見える
「透明マスカラのひと手間で仕上がりに差が」。SUQQU ボリューム アイブロウ マスカラ 04 ¥3,000
【EYE】ニュアンスベージュで目元に軽い陰影をプラス
しっかりめの眉のおかげで目力はすでにあるので、アイメークは極力引き算。Cのパレットの左のベージュをアイホールにサラッとのせて完成。アイラインはなしで、仕上げに黒マスカラを軽く塗って。
▲ソフトな発色とリッチなツヤ感のバランスが絶妙で今どきの目元に。カネボウ化粧品 ルナソル ウォームキャンドルアイズ EX-02 ¥4,000(11月17日限定発売)
【CHEEK&LIP】チークは頰骨に沿って入れて血色未満の立体感を、口元はあえてのツヤ無しでこなれ感を
チークは、赤みのないDのベージュ系を頰骨に沿ってオン。血色というより、骨格を引き立てるイメージで。リップは、Eのベージュを。直塗りした後ティッシュオフして、ツヤ抑えるのがポイント。
(写真左)血色というより骨格をさりげなく引き立てる、赤みの少ないコーラルベージュ。RMK インジーニアス パウダーチークス N 14 ¥3,000
(写真右)見たままの色がしっかり発色するローズベージュ。クリニーク ポップマット ブラッシング ポップ 01 ¥3,200
「細かいテクニックや色の濃さ、のせる範囲を是非動画でチェックしてみてください」(笹本さん)
2017年Oggi12月号「普通に見えて普通じゃない顔~笹本曰く。~」より。
本誌掲載時スタッフ:撮影/三瓶康友(人物)、金野圭介(静物)、古謝知幸(PEACE MONKEY/動画) スタイリスト/金子 綾(f-me) ヘア&メーク/笹本恭平(ilumini.) モデル/安座間美優(静止画)、有田千幸(動画) 構成/杉浦由佳子
再構成:Oggi.jp編集部
■次回は11月28日の公開です。お楽しみに!
ヘア&メークアップアーティスト 笹本恭平
Oggiビューティを牽引するトップアーティスト。ファッションありきの斬新な理論と細部にまでこだわり抜くテクニックで、スタッフの信頼も厚い。