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2017.03.09

【第4回】タンパク質不足は不調を引き起こす

Oggi読者世代、特にアラサー女性の食事を見ていて思うのは、「糖類過多でタンパク質不足」ということ。要するに、おやつが多いんですね。糖質のとり過ぎは冷えやすく疲れやすい体を作ります。

貧血気味の方も多く、大概ダイエットをがんばり過ぎて極端に食事の量が少なかったり、おやつを食事とみなしていたりするんですよね。

これを解消するには、前回までにお話したような、普通の”バランスの良い食事”がいちばん。季節に合ったタンパク質と野菜をメインにすれば冷えも解消します。
カロリーや健康を気にしてお肉を食べない方も増えてきていますが、お肉を完全に断ってしまうと皮膚や髪がカサつくことがあります。
大豆など豆類のタンパク質も、それだけでは必須アミノ酸が足りないんです。だから最低でも卵か魚は摂ってほしいですね。

そして、貧血気味の方には赤身のお肉類やマグロなどの魚を積極的に摂ってほしい。

鉄分は植物性よりも動物性のほうが吸収します。鉄分豊富といわれるほうれん草やひじきもそれだけでは足りないし、海藻類はすぐ体外に排出されてしまうんですよ。

だから、赤身のお肉やマグロを食べることを心がけるだけで貧血は大概解決するんですが、みなさん「太る」と言って食べないんですよね……。

ですが、体に必要な栄養素を摂って太ることはありません。赤身のお肉よりおやつのほうが、体にとっては負担であり太る原因なのです。

これに気づいておやつを減らすと、今まで何をやっても減らなかった体重に変化が表れ、体も軽くなってきます。

「それでも、どうしてもおやつがやめられない!」

そんなあなたへ、次回は私の経験もふまえながら、おやつのやめかたについてお話したいと思います。

【ポイント】
動物性タンパク質を積極的に摂り、その分おやつを減らす

【第3回】旬を無視した食材選びは不調の原因かも

【第5回】どうしても”おやつ”がやめられない人へ

若林理砂

臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年に東京・目黒にアシル治療室を開院。著書に『大人の女におやつはいらない』、『その痛みやめまい、お天気のせいです 自分で自律神経を整えて治すカンタン解消法』、『夏冷えにサヨナラ!ペットボトル温灸術』など多数。https://www.asil-llc.info
DMMラウンジ「若林理砂のカラダ稽古部!」ではボディーワークを扱うオンラインサロンを開設中。Twitterアカウントは@asilliza

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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