ハリウッドのユニバだけ! 映画の世界を体感できるスタジオツアーへ行こう
映画の本場ハリウッドにあるユニバーサルスタジオハリウッドのアトラクションのひとつ「スタジオツアー」の見どころをご紹介します。
ユニバのチケットを買って入場すれば、他のアトラクションやショーと同様、追加料金なしで楽しめます。日本のUSJにはない、まさにハリウッドならではのわくわくする見どころをまとめてみました。
■:バスの席ははじっこがおすすめです!
ユニバーサルが誇る名作映画を生み出したスタジオをバスに乗りながら見学できるツアー。バスの座席は1列6人でかけられるようになっています。
映画セットなどをより間近で見たい場合は、両サイドのはじっこの席がおすすめ。混雑状況にもよりますが、バスに並ぶときに★の上に立って待つように案内されますので、できるだけ、はじっこに座れるように準備するといいと思います。
■:本物の映画セットに大興奮! 憧れのシーンに出会える!
ユニバーサルの映画の歴史を振り返りながらスタートするスタジオ見学ツアー。『ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』など、その時代にまだ生まれていなかった私たちでも知っている作品がたくさんあることに驚かされます。
見学ルートはいくつかあるそうで、出かける日によって、同じ道を通るとは限りませんが、今回は筆者が夏に出かけたときに実際に見学したコースのなかから見どころをいくつかピックアップしてみました。
■:今なお高い人気を誇る、バックトゥザフューチャーの時計台
1985年に製作されたユニバーサルの長い映画の歴史のなかでも今なお高い人気を誇るバックトゥザフューチャーの時計台。そのまわりには、撮影で実際に使われたという街並みも。
一見すると本当にタイムスリップしたかのような古い街に見えるのですが、そこは撮影スタジオ。
建物の奥に見えていた景色は絵だったりします。こんな裏側の様子まで見ることができるのも、撮影所ならではの楽しいポイント。
■:西部劇のワンシーンを見ながらセットの中を見学
19世紀後半の西部開拓時代を舞台にした『西部劇』の撮影に使われたセットも。ちょっと古すぎて、見たことがないという人でも大丈夫。
バスの車内では、セットが使用された名場面の様子がモニターに映し出されます。映像を見ながら、目の前に広がるフロンティアと呼ばれた西部の雰囲気を見比べてみるのも面白いですよ。
■:運がよければ憧れのスターにお目にかかれるかも!?
世界最大とも言われる映画撮影所「ユニバーサル・シティ・スタジオ」の中をバスでめぐる見学ツアー。
大好きな映画やテレビドラマの撮影スタジオがすぐ目の前にあるなんて、とっても興奮しますよね。
今も実際に撮影に使われているので、運がよければハリウッドスターにバスから会えることがあるのが、このツアーのときめきポイント!
バスの先頭車両にはガイドのスタッフが乗っていて、スターがいる場合には乗客にも案内してくれます。見学ツアーのお客さんに、憧れのスター手を振ってくれることも。ハリウッドならではのスペシャルなひとときは忘れられない時間になるかもしれません!
映画撮影の驚きの仕掛けや懐かしのピクチャーカー
続いて、ユニバーサルが誇る名作を生みだした撮影所の驚きの仕掛けやダイナミックなセットにフォーカスしていきましょう。
■:めくるめく映画の世界へ! バスでめぐるユニバーサル・シティ・スタジオ
激しい炎の爆発と共に浮かび上がってくるのは、あの人食いザメ『ジョーズ』。バスの中からユニバーサルが誇る名作の世界感を楽しめるユニバーサルスタジオハリウッドの見学ツアーでは、お客さんが映画の世界観に浸りながら、スマホやカメラで自由に撮影も楽しめます。映画の撮影に使われている迫力満点の仕掛けからも目が離せません。
■:いいお天気のはずが、ものの数秒で大洪水に…
こちらは映画『ビッグ・ライアー(原題:Big Fat Liar)』のワンシーンを再現したセット。筆者が見学した日は快晴で、のどかな住宅地の風景だなと思っていたのですが…。
雨が降り出す装置が作動しました! というアナウンスの直後、あっという間の大洪水! 見学の席は、バスの両サイドのはじっこがおすすめと紹介しましたが、進行方向に向かって左端の席に座ると、かなり濡れますので、ご注意ください。
カリフォルニアは空気が乾燥しているので、すぐに乾くのですが、カメラやスマホなどの機器にも容赦なく水が吹きかかります!
■:本物の飛行機事故かと思うようなすさまじさ
こちらは『宇宙戦争(原題:War of the Worlds)』のセット。なんと本物の飛行機を使っているそうですよ。スピルバーグ監督の映画で、製作費には当時史上最高額とも言われた1億3300万ドル(約138億円)もの費用が投じられたとか。
客席までむき出しになってしまった飛行機。サイレンもなっているし、パトカーまで止まっているし、まるで本当にここで事故でも起きたのではないかと思うほどのスケールでした。
■:3Dゴーグルで楽しめるアトラクションも!
ちなみにツアーバスに乗車する際に、3Dゴーグルを渡されるのですが、バスごとスタジオに入って楽しめるアトラクションスポットがいくつかあります。ジュラシックワールドの3Dの恐竜たちに出会えたり、目の前で地下鉄の衝突事故が起きたりと、思わず悲鳴があがる瞬間も。映画の世界のなかへ迷い込んだかのようなさまざまな演出も見逃せません。
■:ときめくピクチャーカーズのコレクション
ユニバのスタジオツアーのなかでも、特に人気の高いスポットがこの「ピクチャーカーズ」のコレクションコーナー。映画を彩ってきた車がズラリと並んでいて、カーマニアにはたまらない展示です。
■:バック・トゥ・ザ・フューチャーに登場した未来の車
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する「LITESTAR PULSE」や「Ford Probe」など個性豊かな車たち。バスの車内では、映画のシーンの解説もあるので、見たことがない人でも見比べながら楽しむことができます。
■:ジュラシックワールドのジャイロスフィアも!
映画の中で恐竜たちがいるテーマパークの中を移動するときに、兄弟たちが乗っていたカプセルみたいなジャイロスフィアという乗り物も。往年の名作だけではく、比較的最近の作品のものもこうして展示されていました。
ハリウッドにしかない魅力がもりだくさん
大阪のUSJにはないハリウッドならではの撮影所らしい魅力がたくさん詰まっているスタジオツアー。撮影所の都合や時間帯で通るルートや紹介されるスポットも少しずつ異なるみたいです。またバスの座席も右側と左側で見えてくる景色が変わってきます。
さっきまで80年代のニューヨークにいたかと思ったら、西部の開拓時代に…と、バスに乗りながらにして場所や時代をめぐるスタジオツアー。
展示されているセットの作品を事前にチェックしてからでかけてみてくださいね。
初出:しごとなでしこ
朝岡真梨
50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメなどの紹介をしている。料理が得意で独自のレシピも執筆中。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。ブログ「遊んでばかりのスナフキン(https://asosuna.com/)」が人気。キャラクター研究家としても活動中。