働く女性の8割以上が、何らかの努力をしている
仕事も全力投球で、アフター7も予定がいっぱい。そして朝も早い…。
そんな毎日の中、「美容や健康のために何らかの努力を継続している」女性は、半数ぐらいなのでは？ しごとなでしこ編集部ではそう予想していました…。
けれど、「健康や美容のために、普段継続しておこなっているものがある」とアンケートに回答した人は、なんと「85%」！ 見事に予想を裏切られる結果に。
その内容は、本格的な運動から食事までさまざまですが、働く女性の大多数が健康や美容への意識が高く、実際に努力していることが判明しました。
■健康や美容のために普段、継続して行っているものは？
「週2〜3回ランニング」（39歳）
「週3回ジムに行く」（40歳）
「毎朝青汁を飲む」（31歳）
「朝食時に自家製カスピ海ヨーグルトを食べる」（47歳）
「食事のとき、野菜から食べる」（34歳）
「22時台に布団に入る」（31歳）
「夜寝る前に毎日全身マッサージ」（25歳）
※アンケートより抜粋
この結果だけを見ると、「周りの女子、みんな努力しているんだ…」と、ちょっと焦りますよね。一方で「努力しているものがない」と答えた残りの15%の人に、できない理由を聞いてみました。
■健康や美容のための努力ができない理由は？
「とにかく時間がない」（35歳）
「忙しくて、新しいことを始める余裕がない（42歳）」
「毎日クタクタで気力が続かない（32歳）」
「流行りのものには一応チャレンジはしてみるが、三日坊主になってしまう」（26歳）
「運動も好きじゃないし、食べることが好きなので食事に気を使うのもストレス…」（28歳）
※アンケートより抜粋
…など「時間と気持ちに余裕がない」「続かない」「ストレスになる」という声が多数でした。
きっと「私、何にもしてない」と焦った人も同じ理由なのでは？
では、「健康や美容のために、普段継続しておこなっているものがある」と答えた人はなぜ、忙しい毎日でも、努力を継続しておこなうことができているのでしょう？
努力を継続できている女性たちの本音と、「過去に挫折したもの」の回答から、その秘密を探ってみることに。
■健康や美容のために継続して努力することに対しての本音は？
1位 無理なくできることだけを選んで、楽しんでおこなっている（156人）
2位 日課にすれば、なんとも思わない（106人）
3位 努力するのは嫌いじゃない（43人）
※複数回答
■過去に挫折したものは？
「ジム。会社終わりの時間はOLが殺到して、予約が取れないし、シャワールームも混んでいる」（47歳）
「ウォーキング。天候に左右されるし、夜は怖くてできない」（31歳）
「ジムやヨガ、エステ。お金がかかり過ぎる」（31歳）
「食事のコントロール。付き合いもあるので飲み会は避けられないし、ストレスで甘いものもやめられない」（37歳）
「クレンズジュース。我慢する系のものはとにかく無理。ストレスになる」（37歳）
「健康＆美容系のドリンク。不味い味に我慢できず、続かなかった」（30歳）
「手間のかかる美容法やマッサージ。疲れて帰ってくると、やるのが面倒になってしまう」（53歳）
これらの回答から、「自分のライフスタイルに合っている」「無理なくできる（金銭的にも、精神的にも、時間的にも）」「我慢しなくていいもの」を選ぶことが、継続するための秘訣ということがわかります。
キレイになりたいし、アクティブに働くために健康でいたいから努力もするけど、本音は…楽したい！
今回は、しごとなでしこサロン会員へのアンケートに加えて、4名のなでしこリポーターズに集まってもらい、座談会を実施しました。その会話からは、働く女性のリアルな本音が垣間見えました。
▲座談会に参加したなでしこリポーターズ。左から、下里朋美さん（ヘアサロンレセプション・30歳）、小田瑞穂さん（貴金属関連会社勤務・31歳）、小田真理子さん（大手事業会社勤務・28歳）、阿部奈恵さん（美容関連会社経営・31歳）
———普段、健康や美容のために行っていることは？
小田(真)さん：平日は糖質制限をして、プロテインドリンクを飲んでいます。運動系は、週3でマグマヨガトレに通っています。
阿部さん：えらいですね。私は、サラダとスープ、プロテインを夕食にしていた時期もありましたが、お腹が空いてストレスになってしまいやめてしまいました。今は食事制限せずに、週2回5km走っています。
下里さん：私は週1〜2回ジムへ。ただ最近は、通う時間を作るのが大変で…。
小田(瑞)さん：私も通うのが大変で、パーソナルトレーニングを挫折しました。自宅での筋トレも頑張れないので、朝食のヨーグルトにビタミンEが豊富なアーモンドやチアシードなどをかけたりして、なるべくカラダにいい「食」を心がけています。
下里さん：アーモンドは、結構食べている女性多いですよね。私もおやつは、アーモンドやデーツなどを選んでいます。
———忙しい中、結構、頑張って行っているの？
小田(真)さん：いえいえ！ これまでカロリー制限やフルーツ朝食、自炊などいろいろ挑戦したけれど、時間と手間がかかるものは、ほぼ挫折。今は、自分のペースやタイミングでできるものに落ち着いた感じです。好きなものを好きなだけ食べて、好きなことだけをやっていられたら、どんなにいいか。でも、仕事もプライベートも、アクティブに楽しむためには健康は意識しないと！
下里さん：周りの女子も意識高いので「私もやらなくちゃ」と頑張る気になるし、努力も嫌いじゃない。けれど、それがライフスタイルに合わないと、結局、長続きしませんよね。
阿部さん：すごく共感できます！ 加えて私はポジティブでハッピーに過ごしたいから、我慢や無理をしたくない。だから、外食も思いっきり楽しみます。その分、女友達と食事に行く日の前後は、甘いものや脂質の多いものを控えたり、時間ができたときにランニングしたり、そのときにできることをやるようにしています。
小田(瑞)さん：新たに時間を作るのはなかなか難しいけど、今の自分の生活サイクルをキープしたまま、簡単に取り入れられることだったら、チャレンジしたいなと思っています。
———つまりは、自分らしく、気軽にやりたいってことですよね？
一同：はい、その通りです。
———例えば、飲むだけ、◯◯だけ…みたいなのは？
小田(瑞)さん：◯◯するだけという言葉には惹かれます(笑)。でも、それで10kgやせたいとか、劇的な変化を望んでいる人って、そんなに多くはないと思うんです。私もそう。飲み物なら、飲み続けることで、なんとくカラダや肌の調子がいいかも!? と感じるとか、そんなレベルでいいんです。
下里さん：確かにそうかも。必要な栄養がそれだけで摂れたりとかね。
小田(真)さん：あと、そのアイテムが簡単に手に入ることも大事ですよね。以前フルーツ朝食にトライしたとき、仕事が遅くなるとスーパーに行くことができなくて。コンビニでは新鮮なフルーツが手に入らず、続けることができませんでした。
などなど、本音をたくさん語ってくれた4人。
これまでは、より高みを目ざして、ストイックに自分磨きを頑張ることが理想でした。
けれど座談会を通して、自分らしいライフスタイルを大切にしたい。
そんな今どきの働く女性の姿が浮かび上がってきました。
結論！
働く女性が健康や美容のためにできる努力のキーワードは、
「簡単」「楽」「我慢しない」「続けられる」。
しごとなでしこでは、それを「楽ヘルシー」と命名します。
そんな「楽ヘルシー」なトピックスを、これから続々とお届けしたいと思っています！
お楽しみに♪
撮影／sono（bean）
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初出：しごとなでしこ
