海外で体験した限界間近のトイレ探しエピソード
子供の頃からお腹の弱い私ですが、海外旅行が好きで今まで20カ国程を旅してきました。そんな私が旅行先見舞われた、腹痛エピソードを恥ずかしながら、ご紹介させて頂きます。
■1:インドの民家で・・
8日間のインド旅行では現地に到着して2日目からもうお腹が集中豪雨状態に。
バラナシの小道を歩いていると、「もうヤバイ」という状況に見舞われました。パニックの私はどこがホステルで、どこがカフェなのかも判別不可能な状態に。どこでもいい、トイレがあるのは何処・・?! となり、「トイレに行きたいです!」と私が駆け込み頼んだのは思いっきり民家でした(笑)。
突然の珍客にも快くトイレを貸してくれ、事なきを得た私。お礼にいくらかお金を渡そうとしましたが、民家の方は受け取りませんでした。
本当に助かりました!
■2:韓国のタクシー内で・・
韓国のホテルからサウナに行こうとタクシーに乗り込んだ私。朝食を勢いよく食べたせいか、車内でお腹が痛くなってきました。
ドライバーさんは英語が通じませんでしたが、段々痛さが増し、トイレにすぐ行きたい!状態となり、私は「トイレ! トイレ!」を連呼(笑)。
ドライバーさんは「あと5分、何とか頑張って! 外の空気を吸って!」と励ましてくれ(←韓国語なのであくまで私の脳内翻訳ですが)。
綺麗な5つ星ホテルに車を停めてくださり、ホテルスタッフにも迅速にトイレを借りることを交渉してくれたドライバーさんに感謝感激!
この時もどうにか乗り越えることができました。ありがたやー♡
■3:ベトナムでお礼に渡したものは
ベトナムのスーパーでレジに並んでいた時のことです。スーパーのレジがとても混み合っていて、20分程、列に並んでいました。あともう少しでお会計、という時にやばい感じの腹痛の波が押し寄せ…。
また列に並び直すのも大変な状況で、困惑した私は後ろにいたベトナム人の女の子に「トイレに行きたいから荷物を持って並んでいて欲しい」とお願い。女の子は「OK!」と言ってくれ、私はトイレへ猛ダッシュ。
その後、無事トイレから戻り、お会計も無事終了。助けてくれた女の子に何かお礼がしたい! と思い、お金だとインドの時の様に受け取ってもらえないかも、と思った私はレジを通したばかりのヤクルトを少女に。
若干困惑しながらも、女の子は受け取ってくれました。後日友人にこの話をしたら「それってまるでヤクルトレディーだね」と言われるエピソードになりました。
■4:フランスで警備員さん!
フランスのパリへ旅行に行っていたときのこと。普段日本でもお腹が弱い私ですが、ヨーロッパの水のせいか? 何故か便秘気味に。
10日間の滞在で1週間の便秘。「今ならいけそうな気がする!」と入ったのはパリのスーパーのトイレ(有料)。
割と混んでいましたが、ここは集中…と20分程ねばっていたところ、トイレの警備員のおばちゃんが鬼の様に扉をノックしながら大声で「大丈夫なの!? !?」と聞いてきた。
私のトイレタイムが長すぎて、なにかよからぬ状態になっているんじゃないかと警戒したらしい…。
「もう少しです! 大丈夫です!」(ちょっと静かにして欲しい・・!)と応え、何とか信用してもらったのですが、どんな疑いをかけられていたのかしらん?
腹痛の苦しみは国境を越えます。お腹が痛くなったら我慢しないでトイレに行きましょう! トイレ探しのコツは必死に訴えること、それに尽きます!
初出:しごとなでしこ
ストウ
保険会社法人営業約3年勤務。事務職への転職を機にライターに転身。
現在は、保険をはじめさまざまなジャンルについて、ウェブや雑誌など各種メディアに寄稿している。