【目次】
・はじめに
・基本のまとめ髪からチェック
・こちらも知りたい! 応用まとめ髪
・まとめ髪×前髪アレンジ
・【よくあるミディアムヘアのまとめ髪も】簡単アップアレンジからお仕事スタイルまで
・最後に
はじめに
流行りのラフなこなれスタイル、とっても可愛いですよね。けれど、難しそうでなかなか手が出せなかったり、忙しい朝、髪形にかける時間がなかったり…。そこで今回は、誰でも簡単に出来て、ラフ感が出せちゃうおしゃれなヘアスタイルをチェックしていきましょう!
基本のまとめ髪からチェック
◆基本のまとめ髪1:くるりんぱ
くるりんぱといえばまとめ髪の基本テクニックのひとつ。きれいに毛束を入れ込むコツから、こなれ見えのポイントとなる引き出し方まで一度マスターすれば毎日のまとめ髪の幅が広がります。
〈アレンジの手順〉
1. 髪には、全体にソフトワックスをなじませておく。髪全体を下めの位置できつめにひとつ結びに。結び目上の真ん中あたりに指を入れて広げ、穴をつくります。
2. 左手の指を内側から入れて穴をキープしながら右手で毛束を持ち、外から内へ向かって穴に通します。このとき、左手で毛束を迎えにいくと通しやすくなります。
3. 毛束を通したら、毛先をぐっとひっぱり形を安定させます。ねじりができた部分の表面をつまんで少しずつ引き出し、ゆるさを演出しましょう。
◆基本のまとめ髪2:お団子
無雑作なのにおしゃれ見えするお団子。つくるときにはあえて毛のはみ出しや飛び出しを気にしすぎず、ラフさを生かす気持ちでつくるとうまくいきます。
〈アレンジの手順〉
1. 髪全体をひとつにまとめ、つむじあたりの高めの位置で折りたたみ、しっかり根元を結んでおきます。その際、毛先部分は残しておきましょう。
2. 残しておいた毛先は、結んだ根元にぐるっと巻き付けながら根元のゴムに挟んでいきます。一気に挟めない場合は、少しずつでもOK。
◆基本のまとめ髪3:一つ結び
素敵見えするひとつ結びの仕上げに欠かせないのが毛束を引き出すひと手間。全体の立体感を調整する大切な役割です。システマティックにやるクセをつければ、“こなれ感”がマスターできます。
〈アレンジの手順〉
1. 表面を等間隔に引き出すことがバランスをよくするポイント。髪を指でかき上げたときにできる凹凸感をイメージし、毛流れを再現するように引き出すとうまくいきます。
2. 引き出す量は指先でひとつまみだけでOK。それを1.5cmほどの間隔でつくり、サイドからもう一方のサイドへ引き出していく。全体がゆるまないように結び目を逆の手で押さえながら行うと安心です。
3. 表面を全体的に引き出しほどよいゆるさをつくったら、毛束にも同様のゆるさを。結んだ毛束を少しずつ分け取って、ひと束を裂くようにしてボリュームをもたせます。
4. 仕上げに指先にワックスをつけて、引き出した部分をなぞってアウトラインを整えます。最後にヘアスプレーを全体にふりかけてしっかりとキープさせましょう。
こちらも知りたい! 応用まとめ髪
◆応用まとめ髪1:二段くるりんぱ
くるりんぱがつくる立体感を利用したオールアップスタイル。ふたつのくるりんぱが編み込みをしたような複雑な毛流れを生み華やかな雰囲気に。
〈アレンジの手順〉
1. 耳上、耳下でくるりんぱをふたつつくる。1個目の毛束も一緒にして2個目のくるりんぱをつくり、最後の毛束はねじりながら根元に入れピンで留めます。
2. 顔周りに毛を残しておき、表面はラフに引き出してこなれ感を演出しましょう。
◆応用まとめ髪2:ハーフアップお団子
オールアップが気恥ずかしいなら、うなじに毛を残せるハーフアップでおしゃれ見えするひと工夫を。ハーフアップで結ぶだけでなく、まとめた部分をお団子にすれば、うなじはカバーしつつ涼しさも確保できます。
〈アレンジの手順〉
1. 首元に少し毛を残し、耳下から上の髪をまとめる。
2. 基本どおりのお団子を作り、毛束は一部だけゴムに挟み首元に残した毛となじませる。
◆応用まとめ髪3:ツイストアップ
こなれ感のあるまとめ髪で人と差をつけたいときはねじってピンで留めるだけのツイストアップがおすすめ。
〈アレンジの手順〉
1. 32mmの太めのアイロンで髪全体をゆるく巻いておきます。
2. 分け目は7:3のサイドパートに。くっきり分けてしまうと地肌が見えて地味に見えてしまいます。分け目はジグザグに取って地肌をカモフラージュ。
3. 左サイド、右サイド、それぞれの髪を顔周りに沿って少しずつねじりピンで留めます。
4. [3]でねじった毛束を後ろの低い位置でひとつにまとめてピンで留めます。
5. バランスを見ながら最後に髪を引き出してニュアンスをプラス。
まとめ髪×前髪アレンジ
◆前髪アレンジ1:タイトめねじり
〈アレンジの手順〉
1. 前髪を少量ずつ4束に分け、それぞれトップの髪を合わせて縦長に取ります。そうすることでねじりが浮かずにトップと一体化!
2. 4つの毛束を前髪を巻き込みつつ同じ方向にキュッときつめにねじり上げ、ピン留めします。両サイドの髪をひと束残し全体を緩く結びましょう。
3. ねじりの束からねじりをくずさないよう1〜2ヶ所ずつ髪を引き出し、ニュアンスをつけます。短い前髪が飛び出たらワックスでなじませて。
◆前髪アレンジ2:ねじり巻き込み
〈アレンジの手順〉
1. センターで分けた前髪を、片方ずつ毛先までねじります。そのままサイドの髪と合わせて、巻き込むようにねじり続けます。
2. 耳裏までねじったら、もう片方の手で毛束から耳前の髪を少し引き出し立体感を出すと、正面から見たときニュアンスが出て◎。
3. 3本程ピンを使い左右から挿してねじりをしっかり固定します。全体をひとつにまとめ、結び目にスカーフを巻いて完成!
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【よくあるミディアムヘアまとめ髪も】簡単アップアレンジからお仕事スタイルまで
超簡単◎ 不器用さん必見のおすすめアレンジ
ミディアムヘアはダウンスタイルでも可愛くきまるので、ついついいつも同じ髪型になっていませんか。そんなときにはぜひ簡単なヘアアレンジで、普段とは違うお洒落を楽しんでみましょう! 不器用だからと諦めなくてすむ簡単なまとめ髪を紹介します。
おしゃれなひとつ結びのポイント
疲れた人に見えないひとつ結びは、後れ毛と結ぶ位置がポイントです。
〈アレンジの手順〉
1. スタイリングスプレーを髪全体にふきかけ、ドライヤーをあてながら揉みこみます。
2. 髪を一束(指2本くらい)とりながら、根本から毛先まで全体をミックス巻きにします。
3. 硬めのワックスを両手に広げて、毛先から髪を持ち上げるようにして揉みこみ、下の画像のようにして結びます。
▲後れ毛は、耳を基準に前で2束、後ろで2束が目安。毛束は、首の付け根から1cmほど上の部分を引き出すと自然な雰囲気に。
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低めくるりんぱ
ゴムで結び、くるりんぱをするだけ。低めの位置にすることでより大人っぽく。
〈アレンジの手順〉
1. ゴムで結んで毛束をふたつに割く。首筋あたりの低い位置でゴムでひとつ結びにする。ゴムの結び目の上あたりに指を入れ、毛束をふたつに割く。
2. 毛先を割いた部分に入れ込む。割いた毛束の割れ目に毛先をくるんと内側に入れ込む。通称“くるりんぱ”。緩んだゴムはキュッと上へ上げ直して。
3. ゴムの表面だけすくいゴールドのバレッタを留める。その際毛束全部は留まらないので、ゴムで結んだ部分の表面の毛だけをすくうのがポイント。
【バレッタの使い方講座】大人は留める位置が重要! 簡単なまとめ髪にはアクセントが効く
ピンを使わずにゴムの結び目を隠すひとつ結び
ゴムの結び目がないから後ろ姿もおしゃれ! こなれ感のあるスタイルが簡単に。
〈アレンジの手順〉
1. パール1粒分のクリームを髪全体になじませたら、耳前と耳後ろでざっくりと分け、後ろだけ襟足部分でひとつに結ぶ。
2. 両サイドの毛束を合わせたら、根元から5cm程度あけてゴムで結ぶ。それを一回転ねじり、根元と結び目の間に輪っかを作ったら、[1]で作った毛束をその輪っかに下から通す。最後は左右にギュッと引いて締めたら完成!
ニュアンスたっぷりのくるりんぱまとめ髪
ラフな立体感でニュアンスたっぷり! 髪を編むのが苦手な人にもできるアレンジテクニック!
〈アレンジの手順〉
1. 中間から毛先まで髪をミックス巻きにしておく。その後バームをパール1粒分手のひらにのばし、髪全体になじませる。
2. 襟足の髪を少量残したら、残りの髪を後頭部の凹んでいるあたりでゴムでひとつに結ぶ。結び目の上を8:2に分けて分け目を作ったら、そこにひとつ結びした毛束を外から内に通してくるりんぱ。
3. 襟足の髪を2等分したら左右に持ち上げ、[2]の結び目の上でゴムでひとつに結ぶ。さらにその結び目の上を真ん中で分けて、くるりんぱ。表面の毛束をランダムに崩したら完成!
最後に
オフィススタイルから、休日のゆるいラフなスタイルまでさまざまなアレンジをみてきました。いつものヘアスタイルでも、後れ毛にひと手間加えるだけでだいぶ印象が変わりますよね。不器用さんでも挑戦できそうなものばかり。一緒におしゃれを楽しみましょう!
初出:しごとなでしこ