<2018.5.21更新>
ダイソーで買える300円のモバイルバッテリーってどうなの!?
外出先で、スマホの充電が20%を切ると、すごく不安になりますよね。しかし、コンビニでバッテリーを買おうと思っても安くて1000円。う〜ん…ためらってしまった経験はありませんか?
ダイソーで売っているモバイルバッテリーはなんと300円! こんなに安くて、ちゃんと充電できるの? ということで、使い心地はどうなのか、検証しました!
【目次】
・ダイソーで買える300円のモバイルバッテリーはどんなスペック?
・300円バッテリーの充電方法は?
・300円バッテリーにもいろんな種類がある!
・ダイソーの300円モバイルバッテリー、改造してるツワモノもいる?
・おさいふケータイを使っている人はちょっと注意が必要
■ダイソーで買える300円のモバイルバッテリーはどんなスペック?
対応しているのはdocomo、softbank、au、EMOBILEの携帯電話とスマホ、iPod等。iPadなどタブレットの充電はできないようです。容量は2000mAh。最大入力は5V/1A、最大出力も5V/1A。
重さを測ってみると、356g。
ちなみにライターOがいつも使っているsoftbankのモバイルバッテリーは456g。
これが持って歩くとなると、なかなかの重さ。しかもけっこう大きいから、バッグの中でもかさばるんですよね。容量は6200mAhと0%から100%になるまでがっつり充電できるのですが、大体家で100%近く充電してから外出するし、充電が必要になるのって大抵夕方で、あとすこし家まで持ってくれればいい…って感じなので、ここまでのパワーはなくてもいいんです。それより100g軽くなる方が助かります。
ダイソーのモバイルバッテリーは手のひらサイズ。小さいから、これはこれでバッグの中で行方不明になりそうだけど、ストラップがついているのでキーホルダーにつけて迷子防止が出来そうです。
■300円バッテリーの充電方法は?
付属しているのは専用のUSBケーブル。PCなどのUSBにつなげて充電するタイプです。充電器に蓄電する時は下の蓄電用ポートにケーブルを差して、もう一方をPCなどのUSBに。スマホを充電する時は、自分の充電用USBコードを上の充電用ポートに差し、充電します。
コンセントなどAC電源に差して蓄電するためには別売りのアダプタが必要。充電用USBコードはスマホについているし、家のPCにつなげて蓄電しておけばいいので、あえて充電用のUSBコードやAC電源用のアダプタを買い足す必要はないかな…。
MacのUSBに差し込んで蓄電を始めます。
蓄電がスタートすると、赤と青のLEDランプが交互点滅します。チカチカしている間は蓄電中、ということですね。充電時間の目安は、iPhone5ならば約3.5時間(満充電)できるとあります。
蓄電が完了するまで、時間を測ってみたのですが、2時間40分くらいで点滅が終わりました。
青のLEDランプが点灯しっぱなしの状態に…。説明書には充電完了するとLEDランプが消灯するとありますが、これで充電完了か?
では実際にiPhoneを充電してみます。ちなみにライターOのiPhoneは8Plus。50%からスタートします。
ここで注意したいのが、充電の仕方。モバイルバッテリーを充電しながら、スマホへの充電する、いわゆる「おっかけ充電」は絶対に行わないようにと、注意書きがあります。裏面の説明書きにかなり目立つ表示で警告が出ているので、これは絶対やっちゃダメみたいですね。
禁止する理由は書いていないですが、スマホで充電しながらゲームなどをしていると、スマホのバッテリーの寿命が縮むなんて話も聞くので、スマホによくないのかもしれません。
忙しい朝に、スマホもモバイルバッテリーも充電が不十分なことに気付いたら、ついつい両方つなげていっしょにおっかけ充電をしたくなりますが、そこはぐっとこらえて別々に充電をしないとですね。
さて、50%から充電を始めて45分。ようやく、80%まで充電できました。
300円のモバイルバッテリーで、これだけ充電できれば十分という気がします。旅先でモバイルバッテリーを忘れた時も、近くにダイソーがあれば高いモバイルバッテリーを買わなくても済む! PCを持ってきていなければ、歩いていなければAC電源用のアダプタや充電ケーブルも必要になりますが、それもダイソーで売ってるし! 数百円で済むというのはありがたい…。
■300円バッテリーにもいろんな種類がある
私が購入したのは白1色のデザインでしたが、これに黒のパイピングがあるタイプもありました。
また、キュートなアイテムがたくさん出ている「GIRLS’TREND研究所」とのコラボのモバイルバッテリーは、メガネの女の子が描かれた白と、走るクマが描いてある黒があって、どっちも可愛い!
見つけたらこれは買いですね。
■ダイソーの300円モバイルバッテリー、改造してるツワモノもいる?
300円というお値段、気軽に買えるだけでなく、気軽にいじれる価格でもあります。
100円ショップのものは、アレンジして自分流の使い方をしている人も多いので、このモバイルバッテリーも改造している人、いるのかな?
どうやらいじっている人は、改造というより検証目的で分解している人が多かったです。本当に2000mAhの容量があるのか、記載されているだけの充電性能はあるのかなど。
パッと見た感じでは、どこにも凸凹がない四角いモバイルバッテリー。どこをどうしたら開けられるのか、そもそもフタがどこなのかもわからないのですが…。
■おさいふケータイを使っている人はちょっと注意が必要
こちらのモバイルバッテリー、説明書をよく読むと、FeliCa対応機種(おさいふケータイ)に使用する際の注意が書かれています。もしこのモバイルバッテリーで充電し、万が一ICカード内のデータやチャージマネーに不具合が起きた場合、責任は負えないとあります。
おさいふケータイの機能に問題が起きた、という話はあまり聞きませんが、高額にチャージしている人は、使用する時は注意が必要です。もちろん充電したまま、FeliCaを使うこともやめましょう。
ちなみに「Suica」「楽天Edy」「nanaco」「WAON」はFeliCaです。
■結論! ちょこっと充電としてならかなり使える
どんなに安くても、今までは1000円はしていたモバイルバッテリー。このダイソーの300円のモバイルバッテリーについては、本当にちゃんと充電できるのか? 使用してスマホが壊れる心配はないのか? たいして充電できないんじゃ? など心配する声がネット上でもたくさん見られました。
一回使ったら使えなくなった、USBの差込口がゆがんでいた…などの「ハズレ」もあるにはあるようです。しかし、数千円するモバイルバッテリーと比べれば、もちろん充電速度やパワーは見劣りするかもしれないけど、外出先で一番困る「あー、もうすぐ充電きれちゃう…!」というピンチには、しっかり対応してくれます。
しかも邪魔にならない、手のひらサイズ。スマホのヘビーユーザーなら、バッグに一つ入れておく価値は十分にありますね。
文/しごとなでしこ編集部
初出:しごとなでしこ