List1■マダガスカルにバオバブの木を見に行く
さて、今回から装い新たに始まるマヌー連載。
テーマは「なんとなく行く」から「〇〇をしにいく」と目的達成の旅のススメ。目的はなんでもあり。「あ、これやりたい!」とか「それ食べたい!」「見てみたい!」と思ったら旅に出るというという、そんな旅を過去に自分が行ってきた中からと「もう一度行きたい」「是非行ってほしい」「死ぬまでに行きたい」という場所を毎回一箇所ピックアップ。
ということで、第一回目の今回はどこにするべきかと考えた結果、もう一度「マダガスカルでバオバブ」を見に行くことに決定。
「星の王子さま」の中で悪者(というか怖いもの)として登場するバオバブの木。昔本で読んだときには「いったいどんなに怖い存在なんのだろう」と創造を膨らませていたバオバブを見ないで死ぬわけにはいかないぞ。
▲旅のお供に欠かせないマダガスカルのビールは3ホース。
マダガスカルってどんなところ?
世界でも珍しいキツネザルや世界最小のサルもいるし、実は知られざる手付かずのビーチリゾートだって点在しているのがマダガスカル。
バオバブだけを見に行くとしたら、確かにちょっと無理はあるかもしれないけど、しかし実は観光資源豊富なマダガスカル。その証拠にフランスを始めとするヨーロッパの旅好きからはすでに注目されているんです。
バオバブはどこにある?
最も有名な場所はムルンダヴァ。島の西側、モザンビーク海峡にほど近い村で、夜の闇にそびえ立つバオバブ、朝日のあたるバオバブ並木が感動的な観光地です。時間のないマダガスカルツアーなら、大体の場合バオバブの木はこちらで見ることになります。
▲飛行機のフライト時間によっては夕焼けに浮かぶバオバブと・・・。
▲朝日に映えるバオバブの両方を見ることが可能。
▲(左)前日の夜には暗くてよくわからなかった彼らが・・・(右)翌日の朝に再会すると自家製ギターでお出迎えに感動。
▲ここでの泊まり「ホテル&レストラン バオバブカフェ」。
実はマダガスカルには何度か行っていて、島をほぼ一周車で回ったことがあり、その途中でもバオバブの木に出くわしたりします。暗がりで突然あらわれるバオバブの木は不気味だし、それぞれに表情があるように感じて。まるで生きているようで、歩いて向かってくるようなんです・・・その時初めて、なるほど、これが星の王子さまで読んだバオバブの木だったのか!と納得させられましたよ。
▲なんだかジャイアンみたい。いじめっ子バオバブ。
▲今夜何食べる? と家族会議をしているバオバブファミリー。
▲そろそろダイエット考えないとダメ? とバオバブギャル。
▲「こんな感じ?」・・・バオバブと同じ?ように撮影同行のモデルと寄り添ってみた。
〜マダガスカルの旅 つづく〜
初出:しごとなでしこ
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、最新刊『ハワイのホテルの使い方、遊び方』で著作は60冊に。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.