【ひとつ結びの基本3】
ひとつ結びに立体感を生むのは〝手ぐし〟
素敵に見え、今っぽいひとつ結びは手ぐしでつくることがひとつの大事なポイント。あえてクシではなく、手ぐしを入れることでラフなボリューム感や、自然な凹凸感を表面に生み出すことができます。ワックスをつけているので、手ぐしでもしっかりまとまります。
Step1:手ぐしでトップにふわっとボリュームをつくる楽ちん逆毛を立てる
前からはもちろん、サイドからのシルエットにも重要なトップのボリューム。先に逆毛を立てておくことで簡単にふわっとさせることができる。頭頂部の髪を持ち上げて、写真のように指を毛束に差し込んで上下に動かして。
Step2:髪全体は手ぐしでかき上げるように集めてぺたんこにならないように
トップにボリュームが出たら、そのまま前からかき上げて後ろへ。サイドの毛も同様にして、指を使ってかき上げながら集めて、表面に凹凸感が出るようにしながらまとめる。このとき、手のひらで表面をつぶさないように。
Step3:トップはふんわり、サイドはタイトに、を意識してまとめる
髪をすべて後ろへまとめたら、トップはふんわり感をキープし、サイドは凹凸感を残しつつもキュッとタイトになるよう調整する。結んでしまう前に、片手で結び目を押さえながら調整するとやりやすい。
【ひとつ結びの基本4】
結ぶ位置は耳ライン、サイドはタイト、トップはふんわり
基本のひとつ結びは、結ぶ位置や、全体のふんわり感とタイト感のバランスも重要。シンプルだからこそ、結ぶ位置が高すぎても低すぎてもバランスが悪く見えてしまう。また、ふんわりとさせる部分もメリハリをもたせることが大切。
これが正解!
髪を結ぶ位置は、頬骨と耳上の端を結んだ延長線上に設定すると、大人っぽさもあり、夏らしく涼しげな印象に仕上がる。まとめたら、結ぶ前に鏡で位置をチェックして。
頭の印象を決めるふんわりとタイトのバランス
ひとつ結びをしたときに、おざなりにしがちな頭の部分のあしらい。素敵に見せるには、ここでもメリハリが重要。トップはあくまでふんわり感を維持しつつ、両サイドはキュッとタイトに抑えるのが好バランス。
これはNG!
リラックス感がトレンドだからといって、全部をふんわりさせるとゆるさが目立ってしまい、くたびれた雰囲気に逆戻り。
2017年Domani8月号別冊付録「不器用だって絶対できる! まとめ髪の基本からおしゃれアレンジまで“ひとつ結び”見本帖22」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/当瀬真衣(TRIVAL/人物)、金野圭介(静物) へア&メーク/河嶋 希(io) スタイリスト/城長さくら(kind) モデル/葛岡 碧 構成/たんろ・山梨智子(本誌)】
初出:しごとなでしこ