若かりし頃は帰って寝るだけだし、とコスト重視で選んでいた旅行先のホテル。それがアラサーにもなってくると、旅疲れを癒すステイ時間こそこだわりたくなってくるもの。
旅には「非日常」を求めるものの、あまりにもテンション上がりすぎた夜は「日常」通りにゆっくりと肌や体を休めなくっちゃ、コンディションが整わない。自宅となるべく同じようなスタンスで、夜&寝起きはメンテナンスにはげみたい! でも、いいホテルはそれなりの値段がするし、やたらお値段がいい宿にとまってお小遣いが減って買い物やおいしいゴハンを楽しめないのもナンセンス……。
そんな欲張り女子におすすめのステイスタイルは、「タイムシェア」を「レンタル」することです。
「タイムシェアレンタル」って何?
タイムシェアとは、高級コンドミニアムスタイルの1室を、自分の部屋として所有できるシステムのこと。1週間を1口単位として所有権を購入し、年間の管理費を支払うと、オーナーとして永続的に部屋を利用可能。実際に利用する時間分だけ所有することで、リゾートをリーズナブルに合理的に利用することができる、つまりホテルと別荘の「いいこと取り」というシステムなのです。
ただ、それでもある程度の財力は必要。購入するのは無理という人におすすめしたいのが、「タイムシェアレンタル」。都合でハワイステイできないオーナーから一定期間だけゲストとしてレンタルし、宿泊する方法です。
【グランド・アイランダーbyヒルトン・グランド・バケーション】に泊まってきた!
実際に宿泊したのは、ホノルルのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート内に位置する「グランド・アイランダーbyヒルトン・グランド・バケーション」。
今回は、オンライン予約サイト「エクスペディア」にて予約をしましたが、旅行会社での取り扱いがある場合もあります。5月のゴールデンウィークというハイシーズンに予約をしたのにもかかわらず、大人2人子ども2人で一泊3万円ちょっとと、かなりおトク! 肝心の泊まり心地は?というと…
1.ホテルのスタンダードと比べるとだいぶ広い!
私が泊まった部屋は、リビング、ダイニング、ベッドルームの構成。リビングとベッドルームが別だと、かなりゆったり。ホテルだとハイクラスの部屋でないとなかなかこうはいきません。
2.冷蔵庫が大きい!
ステイ中ずっと外食だと、体調も崩しがち。まず着いたらスーパーマーケットで食材の調達。野菜も多めに、ヘルシーに。ドリンク類やスナックなどはまとめ買いしたほうが、ちょこちょこABCストアで買うよりはるかに効率的で安い!
3.キッチンが広い!
広いキッチンは、海外ドラマに出てくるキッチンみたいでテンションがアガります♡ オーブン、炊飯器もあるので、調理もらくらく。説明書こそないものの、イラストと分かりやすいボタンで直感的に操作できるものばかりなので、安心。
4.食器やグラスが多い!
グラスは高いのと低いの、ワイングラスもあるし、コーヒーカップもある。包丁も何種類もあるし、カトラリーも充実。包丁や栓抜きまで、ないテーブルウエアはないといっても過言ではない! 食洗機もあるので、使ったら入れてスイッチを押すだけ〜♡
5.テラスで朝コーヒーを堪能できる!
毎朝一杯のコーヒーを飲んでスイッチをいれるという人に、うれしすぎるコーヒーメーカーの存在。ヒルトン内にスタバはあるものの、寝起きのボーっとした状態でベランダからハワイの景色を見つつ飲みたいのよね……。ちなみに、コーヒーの粉もちゃんとついていました。
6.洗濯機・乾燥機は使い放題!
ホテル内にもコインランドリーはあるけれど、そこまで洗濯物をかかえて持っていかなくてはいけないのは少し面倒。何より、早朝でも夜中でも、ちょこっと水着を洗いたいだけのときだって、使い放題なのがポイント高い!
7.クリーンアップもしてくれる!
ホテルのように都度掃除をしてくれないのでは? なんて心配もありましたが、そんな心配はご無用です。タオルも定期的に交換しにきてくれるし、シンクに置きっぱなしの汚れた食器も、食洗機に入れておいてくれました。
8.プールやフィットネスジムなどの共同施設も使える!
ヒルトンの施設は基本ホテルステイと同じように使うことができるので、なんの不便も感じませんでした。タオルカードだってちゃんと宿泊日数分もらえます。
9.アメニティはホテル同様!
アメニティだって、ちゃんとホテル同様に備え付けられています。使ってしまったら、クリーンアップの際にちゃんと交換されていました。
10.駐車場からのアクセスがいい!
ヒルトンの場合、タワーによっては駐車場から遠い……ということもありますが、グランド・アイランダーは駐車場から近くて便利。暮らすように泊まる、タイムシェアならではの特典といえます。
ラグジュアリーな施設を利用しつつ、ゴハンや洗濯などいつも通りにして暮らすように滞在を楽しめるから、自分らしくステイできます。1日のなかでちゃんとメンテナンス時間も設けたいオトナ女子には、おすすめの滞在スタイルです。
文/松崎愛香
初出:しごとなでしこ