地味に古い。いや地味で古い。逆に、派手で古い人も。メークの手順、塗りかた、バランス、まさか5年前から変わってないとか!? 定番中の定番、ベージュメークこそ、更新が必要なんです。
肌も眉もチークもすべてを一新せよ!
これまでは、
肌作りのアップデート、アイメイクのアップデート、眉のアップデート、頬のアップデート方法についてお送りしました。
最後は【唇】のつくり方をご紹介。
この春は、少しだけ血色感を盛っていこう。赤みベージュで顔を今どきに更新して!
自分に似合うから? どんな服にも万能だから? それで何年も同じベージュピンクをリピートしていない? 今年の春は、そんなあいまい色をつけるのは、もうやめて。更新するなら、肌の延長上のような、スキントーンのベージュ。そのベージュに一滴の赤みを加えることで、潔さの中に女っぽさを漂わせます。今、新しい空気をまとう女の唇は、赤みベージュです。
たとえば、使いたいのはこんなリップ
1.純粋で濃密な発色の1本。赤みとスモーキーな仕立てが大人の女にジャスト。イヴ・サンローラン・ボーテ ルージュ ピュールクチュール 5 ¥4,000
2.肌なじみのよさにこだわったヌーディベージュ。オフィスで毎日活躍しそう。RMK フェイスポップ リップス 02 ¥3,000(限定発売中)
3.絶妙なスキントーンがモードな雰囲気。つけるだけでおしゃれな赤みベージュ。パルファム・ジバンシイ ルージュ・アンテルディ 2 ¥4,000
【How to】
全部きっちり、全部ぼけぼけ、どっちも×。上唇の山だけきちんとマーク!
a きちんと見えのポイントはココ
POINTはここ!
押さえたいのは上唇の山! 忙しく働く30代は全部を直塗りでOK
リップラインは、全部きっちりでは古臭く…、全部ぼけぼけではだらしない…。働く30代にちょうどいいのは、上唇の山①だけきちんとマークして、あとはなじませること。上唇の山がはっきりしているだけで、唇全体にきちんと感が演出 できます。あとは、指でなじませるだけでこなれた口元に。ブラシは使わず、直塗りで「時短&今どき見え」を狙います。
使っているのはコレ
つけるだけで、唇はもちろん顔全体が格上げされる、上質な赤みベージュ。シャネル ルージュ アリュール ヴェルヴェット 62 ¥4,200
リップの先を上唇の山にあてて、そこから塗り始めること
上唇の山にリップ先の角を使ってエッジを出します。あとは、適当に塗って指でなじませて。
「今さら聞けない」をどんどん聞いちゃって!
Q. 唇が薄いです。オーバーに塗ってもいい?
A. 下唇の裏まで塗るとぽってり見えますよ。
唇が薄い場合、上唇は1ミリくらい厚く描いてみて。下唇は、裏のへこみまではみ出してOKですが、ここはブラシできちんと。プロはよく使っているテクニックです。逆に、唇が厚いのが気になる場合、ツヤを抑えたマットなリップを選ぶと、引き締まって見えます。
(35歳の「ベージュメーク」3つの顔にアレンジ!【レッドリップ編】につづく)
2017年Domani3月号「35歳の“ベージュメーク”やり直しドリル」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/当瀬真衣(Trival/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メーク/中山友恵(ThreePEACE) モデル/泉 里香 スタイリスト/角田かおる 構成/木更容子】
初出:しごとなでしこ