地味に古い。いや地味で古い。逆に、派手で古い人も。メークの手順、塗りかた、バランス、まさか5年前から変わってないとか!? 定番中の定番、ベージュメークこそ、更新が必要なんです。
肌も眉もチークもすべてを一新せよ!
35歳の「ベージュメーク」やり直しまとめ、その【肌づくり】のやり直し!をお送りしました。
今回は【目元】のつくり方をご紹介。
アイシャドウは透ける&光るシェードに入れ替え。抜け感のある目元に更新して!
もうグラデで目力を出そうと思わないで。大人の目元に多色使いの重さは老け見えを加速させます。アイメークに〝濃厚〟はいらない。最旬は、目のキワもアイホールも、透け感と光感の高いベージュ&ブラウンでまとめること! 今どき見えするミニマルな目元に必要なのは、影より光。マスカラを根元からタップリつけたら、アイラインもいらないほどです。
たとえば、使いたいのはこんなパレット
1.右下のブラウンと左上のベージュを。しっかり発色するクリーム。THREE アイディメンショナルクアッドパレット 02 ¥6,000
2.右下のブラウンと左上のベージュを。上質な大人のベーシックを追求。SUQQU デザイニングカラーアイズ 01 ¥6,800
3.右下ブラウンと左下ベージュを使う。重ねるほど冴える光の美しさ。カネボウ化粧品 ルナソル カラフルスカイアイズ 03 ¥5,000
【How to】
もうグラデは禁止! 透け感と光感の高いブラウンとベージュの2色でOKです
a アイホールにベージュを。目の下にも同じ色をなじませて
b 目のキワ=まつげの生え際から1~2ミリにブラウンを
POINTはここ!
透けるブラウンをキワに、光るベージュをアイホールに!
透けるようなブラウンを目のキワ①に。薄いと感じるかも!? ですが、それでOK。さらに、光のベールのようなベージュをアイホール②に。同じ色を目の下③にもなじませます。あとは、マスカラを上下まつげの根元からしっかり塗るだけ。マスカラが黒く締めてくれるから、アイラインはいりません。今旬の目元はこのくらいミニマルで。
使っているのはコレ
ベージュ~ブラウンもキラキラと瞬く光で新しく。メークが楽しくなるベーシック。右下ブラウンと右上ベージュを使う。シャネル レ キャトル オンブル 292 ¥6,900
「今さら聞けない」をどんどん聞いちゃって!
Q. 一重なのでブラウンをどこまで入れたらいいかわかりません!
A. 一重も二重も奥二重も、目を開けたときに、うっすら色が見えるところまで塗って!
ブラウンは、目を開けたときに、うっすら色が見えるところまで。一重でも奥二重でも同じ。実際は、まつげの生え際から1~2ミリだけれど、人によって見え方が違うので確認して。太すぎはかえって目が小さく見えて損です。
Q. アイホールと目のキワが そもそもわからないです…。
A. アイホールは眼窩の上、目のキワはまつげの生え際から1~2ミリです。
アイホールとは、眼球が収まっている眼窩を覆う部分で、下に骨のないところ。アイメークの解説には必ず出てくる必修ワードです。一方、目のキワとは、まつげの生え際から1~2ミリのところを指します。
(35歳の「ベージュメーク」やり直しドリル【アイブロウ編】につづく)
2017年Domani3月号「35歳の“ベージュメーク”やり直しドリル」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/当瀬真衣(Trival/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メーク/中山友恵(ThreePEACE) モデル/泉 里香 スタイリスト/角田かおる 構成/木更容子】
初出:しごとなでしこ