地味に古い。いや地味で古い。逆に、派手で古い人も。メークの手順、塗りかた、バランス、まさか5年前から変わってないとか!? 定番中の定番、ベージュメークこそ、更新が必要なんです。
肌も眉もチークもすべてを一新!
▶前回は35歳の「ベージュメーク」やり直しポイントのまとめをお届けしました。
今回からは具体的なアップデートの仕方を紹介します!
まずは肌作りから…。
この春は、程よくツヤを感じるセミマット!今すぐ、その肌づくり、やり直し!
まだ、ツヤ肌? 若見えしそうだし、疲れも消えそうだし、大人には便利!? でも、いつまでも昔の肌にしがみつかないで。今どきの肌はちょっとモードで色っぽいセミマット。といっても、カサつき感は×。叶えたいのは、みずみずしい潤いと自然な輝きのある肌です。もしも、今使っているのがツヤ系のファンデーションなら、軽くお粉を重ねるだけでも、セミマットに転ばせられます。
たとえば、使いたいのはこんなファンデーション
1.光感のある肌が長時間持続。トリートメント効果も。ゲラン ペルル ブラン ブライトニング エッセンス フルイド SPF25・PA+++ 全4色 各¥7,400
2.溶け込み感にこだわり、磨き上げたような肌に。カネボウ化粧品 ルナソル スキンモデリングパウダーグロウ SPF20・PA++ 全6色 各¥5,500(2月24日発売)
3.テカリは絶対に許さず程よくツヤ! ランコム ブランエクスペール クッションコンパクト SPF50+・PA+++ 全5色 各¥7,500
【How to】
もう顔全体にファンデーションを塗るのはやめて! 中心部が整っていれば美肌見えします
a メインは顔の中心部。中心以外は手やスポンジに残った分を放射状にのばして
b 人の目が集まるのは目の下の三角ゾーン。ここは重ね塗りしてOK。目の下から指1本分空けるのがポイント
POINTはここ!
中心部をしっかり整えたら外へ外へのばして、フェースラインで完全に消す!
今は顔全体にファンデーションを塗る時代じゃありません! キレイに整えたいのは顔の中心部①。そこから外へ外へ、輪隔に向かってのばす。外周にファンデーションが溜まるのが、顔と首の色が違ってしまう原因。フェースラインにはほとんどついていなくていいんです。カバー力が不安なときは、目の下の三角ゾーン②にもう一度重ねて。
使っているのはコレ
クッションなら手を汚さず素早く抜け感のある肌に。メークしたてのセミマット肌が夜までロングラスティング。パルファン・クリスチャン・ディオール ディオールスキン フォーエヴァー クッション SPF35・PA+++ 全5色 各¥6,500
「今さら聞けない」をどんどん聞いちゃって!
Q.素肌っぽく見せたいけれど肌に自信がなくて勇気が出ません。
A. 気になるシミやくまだけコンシーラーでカバーして。全体に厚塗りは今後一切ナシで!
〝薄づき〟と目にしただけで、もう苦手意識? 気になるトラブルは消せばいいんです。たくさんあるならば、たくさんピンポイントで。やってはいけないのは、カバー力の高いファンデーションを選ぶことと、全体への厚塗りです。
肌へ密着しくずれにくいのはスティック。コスメデコルテ ホワイトニング コンシーラー SPF35・PA++ 全2色 各¥4,000[医薬部外品]
Q. お粉はいらないですか?
A. ツヤ系のファンデーションを使っているならお粉を重ねて。
使っているのがパウダーかセミマット系のクッションなら、お粉はいりません。ツヤ系のリキッドやクッションの場合は、お粉をかけてセミマットにして。これからの季節、Tゾーンのテカリが気になる人には予防にもなります。
透明感で高い人気を誇る。軽やかなセミマットに。RMK トランスルーセント フェイスパウダー SPF13~14・PA++ 全4色 各¥4,500
(35歳の「ベージュメーク」やり直しドリル【アイメイク編】につづく)
2017年Domani3月号「35歳の“ベージュメーク”やり直しドリル」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/当瀬真衣(Trival/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メーク/中山友恵(ThreePEACE) モデル/泉 里香 スタイリスト/角田かおる 構成/木更容子】
初出:しごとなでしこ