時計、指輪、ブレスレット…それぞれ人生の転機に、自分を励ますアイテムとして迎え入れるものだったりしませんか? そう、働く女性の手元には、おしゃれ心と人生が現れるんです!
今回は多くの雑誌やタレントのスタイリングを手がけたり、洋服ブランドとコラボしたりと、注目のスタイリスト徳永千夏さんをスナップしました。
シルバージュエリーでカジュアルさを投入。流行のこなれ感が簡単に手に入る!
仕事の打ち合わせがてら、スタイリスト徳永さんの手元を撮影させていただき、おしゃれなその秘密を聞いてきました。
「コーディネートにラフなこなれ感を出したいときは、シルバーのジュエリーが便利です。この日は、太めのシルバーバングルでボリュームを出し、母がデザインしたターコイズのリングをアクセントとして効かせています。余談ですが、手元をシルバーカラーでまとめた日は、バッグの金具も絶対にシルバーカラー。これはスタイリストとして絶対に譲れないこだわりです! 雑誌などでコーディネートを組むときも、ジュエリーやバッグ、アウターのファスナーなど、随所の金具の色は統一させるようにしているんですよ」(徳永さん)
そんな細部までこだわっているから、完成度の高い素敵なコーディネートになるんですね。今度ファッション雑誌を見るときは、ぜひ金具の色にまで注目してみてください。
こんなふうに揃えているのは、きっと徳永さんだけではありません。そして、新たなファッションコーディネートの気づきがきっとあるはずです!
バングル/フィリップオーディベール
時計/エルメス
人さし指のリング/母がデザインしたもの
薬指のリング/シャネルのマリッジリング
大人リッチに見せたいときは、ゴールドのジュエリーを活用
一方、大人っぽい装いにまとめたいときには、イエローゴールドのジュエリーを活用する徳永さん。
「ちゃんとした印象を出したい仕事ではじめましてのシーンや、大人の女らしい雰囲気にシフトしたときは、イエローゴールドのジュエリーに手が伸びます。モノトーンの服のときも、イエローゴールドを身につけることが多いですね。イエローゴールドは、装いのクラス感を高めてくれるのが便利です」(徳永さん)
バングル・ブレスレット/ビームスで買ったもの
リング/母がデザインしたもの
働くアラサー女性であると同時に、7歳と3歳の姉妹のお母さんでもある徳永さん。子どもがいると、なかなかジュエリーを楽しむことができないと聞きますが、徳永さんはいったいどのように楽しんでいるのでしょうか。
「実は、子どもと過ごす時間はいっさいジュエリーを身に着けません。引っ張られる心配のある耳元もそう。仕事の時間だけ、めいっぱい楽しみ、子ども達を迎えに行く直前にバァ~っと全部外してしまいます」(徳永さん)
ジュエリーを身に着ける、外すという行為が、仕事モード、ママモードの切り替えに役立っているのかもしれませんね!
PROFILE/徳永千夏さん
ファッション雑誌『Oggi』でも人気のスタイリスト徳原文子さんのアシスタントを経て独立。2児の母となった今も数多くの雑誌や表紙のスタイリングを手がける。Instagramは@chinakmm 手づくりのポーチやバッグもさすがのセンスと話題に!
PROFILE/高橋香奈子
一般企業に勤めた後、アシスタントエディターとして愛読誌だったOggi編集部へ。Oggiのエディターとして独立し十数年、ファッション・時計・ジュエリーページを中心に担当。プライベートでは、6歳男の子の母。Instagramは、@takahashi_kanako_