メニュー、調理方法、味…昭和11年の創業当時から変わらない「欧風料理 もん」の洋食
港町・神戸では、異国の文化がいち早く取り入れられていたため、昔から洋食が栄えており洋食の街としても知られています。
街には老舗の洋食店も多く、手頃な値段でクオリティの高い洋食が楽しめる神戸で、是非訪れたい洋食屋さんへ行ってきました。
その名も「欧風料理 もん」。昭和11年創業の歴史ある神戸の洋食屋さんで、店内には歴史を感じさせる装飾があちらこちらに! レトロでノスタルジックな雰囲気が漂います。
1階はカウンター席とテーブル席、2階はボックス席、3階より上は個室になっており、神戸牛のすき焼きやしゃぶしゃぶをいただくことができます。
「神戸百景」などで知られる木版画家、川西 英氏デザインのメニュー表やマッチが、モダンでとっても素敵!
牛はもちろん豚も最高! もちろんご飯ものも美味しい
さて、お楽しみのメニューですが、トンカツやステーキ、ビーフシチューなど、肉を中心とした洋食がズラリ! さすがお肉文化の神戸! 期待が高まります。
▲ビーフカツレツ 2,400円(税別)
お店の一番人気メニューという、神戸牛のヒレ肉を使った「ビーフカツレツ」。食べやすくカットされたカツレツの断面からのぞく、ミディアムレアの仕上がりにテンションMAX!
2週間ほど煮込んで作られるというデミグラスソースもたっぷり! サクッとした衣の食感と、牛肉の柔らかさが口の中で三位一体となって至福のひととき。文句なしの美味しさ。たくさんメニューあるけど、またこれ注文しちゃう、絶対。
▲名物とんかつ 1,650円(税別)
牛肉だけじゃなくポークメニューも大人気!
このお店の「とんかつ」は、大きめの一口サイズで、甘酸っぱいトマトベースのソースでいただきます。
付け合わせのお野菜は、もやし、人参、キャベツなどが添えられているのですが、スパイシーなカレー風味のキャベツは、サッパリした口当たりで、とんかつと交互に食べると箸が止まらない!
単品のほか、ご飯と味噌汁が付いた定食スタイルでも楽しむことができます。
▲ヘレ・ステーキ 4,900円(税別)
今日はちょっとリッチに楽しみたい! という時にオススメな「ヘレ・ステーキ」。たっぷりのデミグラスソースのかかった、程よい厚さの神戸牛のヘレ(ヒレ)肉は柔らかく、口の中でとろけます。
▲オムライス 1,250円(税別)
洋食屋さんにきたら、食べたくなるメニューのひとつ「オムライス」。こちらのオムライスは、迫力あるボリューム感!
ふわとろの卵の中にみっちりとチキンライスが入っています。大きめの鶏肉にスライスされたマッシュルーム、玉ネギと具だくさん!
どのお料理もとっても美味しかったので、他のメニューも全制覇したいくらい! 「欧風料理 もん」でいただけるお料理は、メニュー、調理方法、味、いずれも昭和11年の創業当時から変わらず守られているそうです。
初めて訪れたのに、どこか懐かしくホッとする飽きのこない味わい。いつまでも変わらず神戸の地にあってほしい、そんな街の洋食屋さんです。
ちなみに、年末年始は12月31日と1月1日はおやすみ。1月2日から通常営業されていますよ。
【欧風料理 もん】
所在地:兵庫県神戸市中央区北長狭通2-12-12
営業時間:11:00〜21:30
定休日:第3月曜日
チョコレートアドバイザー Yuko
学生時代からアルバイトで稼いだお金で、海外ブランドの菓子類につぎ込むなど、ショコラ愛好歴は20年以上。2011年よりチョコレートに関する情報ブログを運営。
2014年、チョコレート鑑定家クロエ・ドゥートレ・ルーセル氏が講師をつとめた、日本コネスール デュ ショコラ協会認定のシニアアドバイザー(チョコレートアドバイザー)の資格を取得。
現在はチョコレートに関するサイト365chocolats.netを運営するほか、食にまつわる様々な記事をWebメディアへライターとして寄稿している。