1年に2回実施している旅仲間たちとの長期旅行。数々の地を冒険したA子さんが次の旅先として注目しているのがオーストラリアの【ノーザンテリトリー】州。その魅力を仲間たちにプレゼンすべく、9泊11日で想定した旅程計画とともに「旅するべき理由」を15個のトピックスにまとめました!
旅のクライマックスは【ウルル(エアーズロック)】へ!! オーストラリアの広大な大地を象徴するような雄大な一枚岩は、眺める人の心に必ず大きな感動を届けるはず。周辺で楽しめるアクティビティなどをまとめています。
・トピックス1~5のストーリーはこちら
・トピックス6~10のストーリーはこちら
理由11.空から絶景を眺められる
オーストラリア大陸のほぼ中央まで南下。今まで旅を続けてきた熱帯雨林気候の北部エリアと違い、赤土の砂漠の荒野に姿を現す【ウルル(エアーズロック)】を目撃するのがこの旅のクライマックス! 世界最大級の一枚岩は「地球のへそ」と呼ばれています。ウルルがあり世界複合遺産に登録されている【ウルル-カタ・ジュタ国立公園】に到着したその日に遊覧飛行へ。セスナだと20、30分のコース、ヘリコプターだと15、30分のコースがあるみたい。どんな景色が見られるのか…、きっと写真以上の感動が待っているんだろうなあ!!
理由12.赤土の砂漠地帯で宿泊体験できる
国立公園内には宿泊施設がないため、このエリアを訪れる人が必ず拠点にするのが【エアーズロックリゾート】。高級ホテル、ドミトリーのほか、飲食店やショッピングセンター、アクティビティも楽しめる、小さな町のような場所なんですって。ほとんどの建物は景観を乱さないように砂漠の色と同化するような特別な塗料が使われているとか。このリゾートから少し離れた場所には豪華なサファリテントスタイルの宿泊施設もあって、以前から憧れていたんだ。お財布と相談だけど、…だれか一緒に泊まってくれないかな?
理由13.帰国したら絶対に自慢できるウォーキングトレイルへ
空から【ウルル】を堪能したら、今度は下から見上げたい! エアーズロックリゾートからはさまざまなツアーが出発していて、ウルルを一周する約10kmのウォーキングトレイルも人気のツアーのひとつ。直接岩肌に触れたり、先住民族の洞穴を見学したり、オーストラリアでしか見られない野草を見つけたり、巨大な岩壁を下から見上げたり…! 最長で所要時間3時間、最短で45分と5つのコースがあるようなので、コースはお好みで。体力に自信がないチームは、ハーレーダビッドソンの後部座席に乗って周囲を疾走するモーターサイクルツアーに参加するのもアリ!
理由14.ラクダに乗ってキャラバンを体験できる
トレイルウォークから帰ってきたら、夕日を目指すラクダのキャラバンツアーに参加したい。ゆっくりラクダの背にゆられながら広大な大地を写真に収めるなんて素敵じゃない? 夕日を堪能した先には【サウンド・オブ・サイレンス】のディナープログラム会場。砂漠の中に立つ、丘の上に設営された会場でブッフェを楽しむことができます。大自然の中で星の声に耳をかたむける体験はすごくロマンティックな思い出になるはず。
理由15.あの名作の“聖地巡礼”ができる
壮大な景色はさまざまな映画作品の撮影現場やインスピレーションのもとになっていることを知っていますか? 【ウルル】の近くには、劣らず有名な【カタ・ジュタ】と【キングスキャニオン】という場所があって、そこからも有名な作品が生まれています。
■ここまでの旅程サンプル■
Day1 日本出発→ブリスベン空港着、1泊
Day2 ブリスベン空港→ダーウィン空港着、市内を散策し、【ミンディルビーチ・サンセットマーケット】へ
Day3 【キャサリン渓谷】ボートツアーへ
Day4 【ダーウィン】からツアーで【カカドゥ国立公園】へ。【ウビア】でアボリジニの壁画を見学。展望台でサンセットを眺める。公園内の【メルキュール カカドゥ クロコダイルホテル】で1泊
Day5 イエローウォータークルーズに参加して湿地帯を冒険。【ワイルドマン・ウィルダネスロッジ】でグランピング体験
Day6 【ダーウィン空港】から飛行機で【ウルル】へ移動
Day7 【エアーズロックリゾート】到着後、遊覧飛行へ
Day8 【ウルル】をウォークトレイルもしくはモーターサイクルツアー参加後、ラクダに乗ってサンセットツアーへ
Day9 【カタ・ジュタ】へ
Day10【キングスキャニオン】へ
Day11【エアーズロックリゾート】を出発、【シドニー空港】経由で日本へ帰国
※この連載は今回が最終回となります。最後までご覧いただきありがとうございました。
【ウルル】よりさらに巨大な岩が連なっている【カタ・ジュタ】は、36の岩で構成され、いちばん大きい岩で高さ546メートル。不思議なパワーを感じる場所です。宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』のヒントになった場所だと言われています。
オーストラリア有数の渓谷として知られる【キングスキャニオン】は、一世を風靡した恋愛TVドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地。エアーズロックと間違えられることが多いけれど、実はこちらが正解だそうです。
今回提案したのはノーザンテリトリーの北部からバスや飛行機を駆使して周遊していくコースでした。オーストラリアの広大な大地と自然を冒険する旅は、今までに味わったことのない感動と思い出をもたらしてくれるはず!! 日本全国、世界各国をまわったどんなに旅慣れした人だって、こんなに刺激的な経験はしていないと思います。次の長期休暇は、みんなで【ノーザンテリトリー】へ!