スタイリスト金子 綾的〝かわいげドライ〟ってこういうこと
女らしい〝かわいげ〟と、媚びのない〝ドライ〟なかっこよさをミックスする上でキーとなるふたつのポイントを解説します。
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見せ場を絞るとかえって女っぽい！ 肌見せで抜けをつくる
>>>>ドライな配色に女らしいかわいげを加えて
スキンコンシャスな服が目白押しの今、肌見せの分量には気を配りたい。金子さん曰く、「肌色もコーディネートを構成する色のひとつ。女らしいからって肌を多く見せるのはトゥマッチ。鎖骨を出すなら脚は隠す、脚を出すなら腕を隠すなど、見せ場を絞ってこそ抜け感や色っぽさという効果を発揮するんです」
ダークカラーで構成するベーシックに肌見せで女らしい華を足す
トップス＆ボトムともにフィットするややモードなシルエットに抜けをつくってくれるのが肩&背中の肌見せ。ベーシックカラー同士のシンプルなパンツスタイルも、フィット感と肌見せで一気に洗練感が高まる。カットソー￥5,800（FRAY I.D ルミネ新宿2店〈FRAY I.D〉） パンツ￥25,000（ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉） バッグ￥12,000（NOJESS） 靴￥29,000（フレームワーク ルミネ新宿店〈ポルセリ〉） 〝マリハ〟のピアス￥90,000・ブレスレット￥38,000・〝Hirotaka〟のリング￥53,000（ショールーム セッション）
スタイリスト金子 綾がコーディネートを解説！
トップス＆パンツともにフィットするスキニーシルエット
「上下ぴったりめのスキニーシルエットにすると、パンツスタイルがぐんと色っぽく見えませんか？ 腰の丸みが程よく女らしくて、辛口すぎないかっこよさが新鮮ですよね。このスキニーシルエットを際立たせるには淡い配色よりもダークトーンが向いています」
ダーク配色に背中・肩の肌見せでかわいげをプラス
「肩まわりの肌見せはともすると甘見えしがち。プレーンなカットソー、マニッシュなセンタープレスパンツ、ダークカラーでつくるスキニーシルエットで甘さは極力排除」
辛口シルエットに愛嬌を足してくれるフレンチ小物
「クラッチバッグやポインテッド靴を合わせるのももちろん悪くない。でも今ならバスケットやバレエシューズといったガーリーなフレンチ小物で〝かわいげ〟を足すギャップがいいんです。かっこいいだけじゃない、キュンとかわいい要素だって夏らしく楽しんで！」
ニュアンスヘアと華奢フープピアスの〝揺れ感〟が絶妙！
「フィット感や肌見せというさりげなさにこだわる〝かわいげドライ〟カジュアルには、主張しない華奢アクセサリーが合います。繊細なツヤが肌の質感をきれいに見せつつ華を足してくれるんです。主張のあるアクセサリーをしない分、ヘアの〝揺れ感〟も大事な要素！」
●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体（税抜）価格です。
2017年Oggi8月号「スタイリスト金子 綾と考えるかわいげドライなカジュアル論」より
撮影／酒井貴生（aosora／モデル）、渡辺修身（静物） スタイリスト／金子 綾（f-me） ヘア＆メーク／木部明美（PEACE MONKEY） モデル／安座間美優 撮影協力／EASE 構成／木村 晶（Oggi）
再構成／Oggi.jp編集部
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