スタイリスト金子 綾的〝かわいげドライ〟ってこういうこと
女らしい〝かわいげ〟と、媚びのない〝ドライ〟なかっこよさをミックスする上でキーとなるふたつのポイントを解説します。
Point1
ピタピタではなく「フィット感」! 体のラインはあえて出す
>>>>かわいげなギンガムチェックにドライなキレ味が生まれる
ヘルシーな女らしさを目ざすには、色柄や装飾よりも「フィット感」を重視するのが金子さんの理論。「これまで主流だったピタ×ゆるのルールを超えて、今はトップス&ボトムどちらも体にフィットするシルエットがおすすめ。ボディラインを出すことでシンプルな装いでも一気に女らしさが加速します」
NEXTブーム決定のチェックはキレ味を足して脱ほっこり
大人カジュアルの王道アイテム・タイトスカートを新鮮なギンガムチェックでアップデート。キャメルやブラウンで肌になじませるようにコーディネートすれば、細身シルエットの辛口な印象がやわらいで程よくラフな印象に。カットソー¥8,900・ベルト¥19,000(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉) スカート¥36,000(マディソンブルー ヘッドストア〈マディソンブルー〉) 〝YAHKI〟のバッグ¥15,800・〝Hirotaka〟のバングル¥52,000(ショールーム セッション) ピアス¥16,000(アガット〈agete〉) リング¥27,000(NOJESS) [P.54]靴¥29,000(PIPPICHIC)
スタイリスト金子 綾がコーディネートを詳しく解説!
つかず離れずのフィット感と腕見せにドライなかっこよさが漂う
「タイトスカートのもともとの女らしさを受けとめるトップスは、ピタピタではなく〝適度なフィット感〟がちょうどいい。腕を出すことで直線的な縦長シルエットが強調されてキレよくシャープなかっこよさが加わります」
基本ウエストイン! 腰まわりのカーヴィラインは女らしさの象徴
「〝かわいげドライ〟のポイントはカーヴィなボディラインを見せること。旬のジャスト~ハイウエストボトムが最適で、それにトップスインするのが基本スタイル。トップ1、ボトム1のワンツーコーディネートでもこのシルエットなら今っぽい空気感になるんです」
ギンガムチェック×深めスリットでタイトスカートを更新
「昨年よりもさらに長めに進化したタイトスカート。その分深めに切り込まれたスリットからのぞく素足がヘルシーな色気を印象づけます。コットンやリネンといった夏らしいカジュアル素材なら深めスリット×素足×ヒール靴もいやみなく等身大に着こなせる」
肌見せ感あるバーサンダルで脚をすっきり長く
足首と足先を支えるまっすぐなストラップが特徴のバーサンダル(勝手に命名!)。「ヌーディで脚を長く見せてくれるので長めボトムには迷わずこれ。スニーカーやスポーティサンダルではなく、ヒールできれいめにまとめるのが〝かわいげドライ〟の基本ルールです」
●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
2017年Oggi8月号「スタイリスト金子 綾と考えるかわいげドライなカジュアル論」より
撮影/酒井貴生(aosora/モデル)、渡辺修身(静物) スタイリスト/金子 綾(f-me) ヘア&メーク/木部明美(PEACE MONKEY) モデル/土屋巴瑞季 撮影協力/EASE 構成/木村 晶(Oggi)
再構成/Oggi.jp編集部