こんにちは、editor_kaoです。

ファッション界は、今がいちばんの繁忙期。秋冬ファッションの本番に向けて、数多くの企画が進行しています。私自身も、ほんっとうに、いっさい盛ることなく、ここ数年で最高潮に忙しいかも。
シルバーウィークと不慣れな仕事に余裕をなくす
また今年は、(少なくとも私にとっては)暦がよくありません。このコラムがアップされる当日はシルバーウィークの初日ですが、この連休があることで、いろんな締め切りがシルバーウィーク前に設定されているのです。通常より1週間くらい短い期間で仕事を進めなくてはならず、もー、バタバタ。
加えて新しい仕事がスタートしたことも、余裕がない理由のひとつです。ありがたいことに最近、初めての経験となる企画に携わる機会が続きました。ただ不慣れなことも多く、いつもより時間や手間がかかってしまっています。
私が忙しいのは、ある俳優さんのせい(ウソ)
つまり、すべては自分のせいなのです。以前、ある俳優さんを取材したときに「新しい作品に取りかかるときは、いつも震えるほど怖い。でもこの高い山を越えたら何かがつかめるかもという気持ちで挑んでいる」とおっしゃっていて、それに深く感化されてしまって。「そうだ、もっと知らない人や場所で仕事をしないと!」と意気込んでいたら、タイミングよく依頼をいただけて。うれしくてお引き受けしたものの、やはり緊張もするし、慌ててもしまう。通常業務に加えて新しい仕事がいくつか、という状況に、本当に余裕をなくしています。
仕事を選ぶ自由があるのがフリーランスですが、実は断るのがコワいのもフリーランス。自分を甘く見ていたかなぁ、でもどの仕事もやってみたかったしなぁ……なんて思いながら、とにかく大きなミスをしないよう、そして体調を崩さないよう、To Doリストを見ながらタスクをこなす毎日です。あぁ、絶対に観たいと思っていた「ルーシー・リー展」もマーガレット・ハウエルの書籍刊行記念展もダメだった。いいかげん友達とごはんを食べたり、「映画 ちいかわ」とか「オデュッセイア」観に行ったりしたいよー!
「アクセサリーのセット化」で、時間がない朝を乗り越える
そういうわけで近ごろは、毎日の着こなしを考えるのも面倒なのですが、スケジュールによっては「それなりの装い」である必要も。しかも東京は連日雨模様、しかも急に涼しかったりして、それでなくても着るものに困っています。
そこで私が編み出した作戦が「アクセサリーのセット化」です。これは何かというと、手持ちのアクセサリーの中から、組み合わせをあらかじめ決めておくこと。ピアス、ネックレス、時計、ブレスレット、リングの中から数点選び、とにかく困ったらこれを身につける、というセットをいくつか用意しておきます。するとたとえ服がシンプルでも「気をつかった」感じが演出できるのです。先日も、あるブランドとの打ち合わせがあったのですが、初対面の方もいる中、あまりに手抜きな姿はさらせない。しかもやっぱり外は雨。そんな日に私が何を着たかというと、服自体は「ボーダーカットソーに撥水機能のあるグレーのパンツとスニーカー」という普段のスタイル。でも耳元にはビーズとパールのピアスを、手元にはヴィンテージウォッチと、天然石のブレスレットをプラスしました。
ちょっと盛ったアクセサリー使いが、おしゃれを底上げしてくれる
この「ビーズとパールのピアス・ヴィンテージウォッチ・天然石のブレスレット」が、私のアクセサリーセットです。ポイントはアクセサリーの素材をミックスさせて、少し個性を出しているところ。ジュエリーやアクセサリーの組み合わせに主張があると、たとえ服はシンプルでも、コーディネートとしての完成度はグッと上がるんです。このときはボーダーカットソーとパンツに合わせましたが、白シャツと黒パンツ、ワンピースなどといったベーシックスタイルにもなじみます。
こういったセットを、出かける直前に何も考えずサササと身につける。これが私の時短コーディネートです!ちなみにセットをつくるときは、さっきの素材をミックスさせるというような「ちょっと盛ってる」くらいにするのが、「ちゃんとおしゃれしてきたな〜」という印象に。ぜひ試してみてください。

【今日のひと手間】
アクセサリーのセット化、たとえばこんな感じです。左はコラムにも登場した「ビーズとパールのピアス・ヴィンテージウォッチ・天然石のブレスレット」。ピアスとブレスレットはピンクベージュのトーンで統一感を。右はリングウォッチに主張があるので、あとはすべてゴールドにしました。

イラスト/柿崎こうこ



