意外と飽きなかった、10着×30DAYS着回し
海外赴任のために訪れた異国の地で、トランクに詰め込んだたった10着の洋服たちと過ごした1ヶ月間。
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今回は、実際にどんな着回しをしていたかをかいつまみながら、振り返ってみたいと思います。
コーデ1:デニムシャツ×ボーダーT×スラックス

物件探しやいろいろな手続きに忙しい日は、センタープレスのスラックスに少々のきれいめ要素を託し、あとはストレスフリーな組み合わせに。GUのベルトは、シンプルながら程よいアクセントになる存在感が気に入って、2本目に突入した私的隠れ名品です。
コーデ2:ロゴスウェット×白フリルチュニック×ボアパンツ

だいぶ冷え込んだこの日は、上下とも裏ボア素材で完全防寒。とはいえ真っ黒だと面白くないので、間に白ブラウスを。1枚挟んだだけで、一気に軽い印象になりました。
コーデ3:ジャケット×グレーニット×スラックス

子どもの学校の面談日は、できる限りのきちんとアイテムを詰め込んだ組み合わせに。スニーカー1足しか持っていかなかったので、足元が若干カジュアルなのが気になるところでしたが、なんとか及第点…!?
コーデ4:ジャケット×黒ニット×黒ボアパンツ

週末は、慣れない地下鉄に内心ドキドキしつつも、ここぞとばかりに近場の観光地へ家族でおでかけ。あえて全身ブラックにまとめつつ、キャップを加えて休日仕様のジャケットスタイルにアレンジ。
コーデ5:デニムシャツ×白ボアパンツ

事前の下調べでは日本とほぼ同じ気温のはずだったのに、2月とは思えないほど春の陽気の日も! デニムシャツをトップスとして活用しながら、思いきってアウター代わりの大判ストールのみで外出。
コーデ6:ロゴスウェット×ボーダーT×黒スウェットパンツ

1日家でリモートの日は、全身スウェットのラクちんスタイルでひたすら集中。ボーダー柄のチラ見せでマンネリ回避。
コーデ7:白フリルチュニック×スラックス

先日の観光地巡りが楽し過ぎて、歴史好きな筆者としては絶対に外せない名所にも足を運んでみることに。もはや20度を超えてしまったこの日、薄手のブラウスを1枚加えておいて本当によかった…! と内心ホッ。
洋服好きな筆者が、1ヶ月間限られた洋服のみで生活してみて
本当は荷物が届くまでの2週間程度を10枚で乗り切る想定だったのですが…さまざまな事情が重なり、約1ヶ月も過ごすことに。ところが結論として、意外と飽きがこなかった、というのが正直な感想でした。
思えば、ファッションが大好きで、10代の頃から常にたくさんの洋服に囲まれてきた毎日。それが半ば強制的に数をぐっと絞ったワードローブで生活することによって、「私にとって洋服ってどんな存在だったっけ?」というシンプルな問いについて、改めて考えるきっかけに。
慣れない土地で不安だらけの日々の中、着慣れた服が手元にあること、汚れてもすぐ洗える心強さがあること、どんなシーンでも対応できる絶対的な安心感があること。
そんな一枚を身にまとうだけで、ガラリと変わった環境下においても、いつもどおりの自分でいられる気がする。図らずも、洋服の持つパワーを体感することができたのでした。
…とはいえ、これをきっかけに「ここからの人生は少ない服のみで生きていく!」…と決意するようなことには残念ながらならず(笑)。気温もだんだんと上昇してきたこの頃は、来月届く残りの服たちを、首を長くして待っているところです。
でも、自分のワードローブとここまで物理的に距離を置くのも初めての体験。いざ手元に届いたときは、新鮮な気持ちで一枚一枚と接することができそうです。
慣れない生活に不安な中、着慣れた「いつもの洋服」たちに癒しと勇気をもらいつつ、新たな生活へ一歩踏み出していきたいと思う次第です。

Domani Labメンバー 杉本緑
2児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:@green_sgmt



