スコアアップに欠かせないパター
ナイスショットが続いて、ようやくグリーンオンしたものの、トンチンカンなパットで+3打、+4打になってしまう…。そんな経験、初心者ゴルファーなら誰でもあるはず。
「初心者はまず、ボールを”カップに入れる”のではなく、”OKパットの距離に近づける”ことを意識しましょう。それだけで2パットで上がれる可能性はぐっと高まりますよ」とは、山里愛プロ。

▲沖縄県出身。2011年プロテスト合格。
「ドライバーの1打もパターでの1打も同じ1打ですが、最も飛ばないクラブであるパターは、初心者にとって最も扱いやすいクラブ。グリーン上でいかに打たないかがスコアを縮める際のポイントになるんです」
そこで、2パットで上がるための基本のパターについてレッスンしてもらいました!
パターの基本:アドレス(構え)
「スタンスは肩幅と同じくらいで、体重は左右5:5のバランスで打ちたい方向に対してまっすぐ構えます」

▲胸と両腕で三角形を作るようなイメージ。
「ボール位置は真ん中が基本。目と目の間からボールを落としてみるとわかりやすいですよ」

▲正しく真ん中に置くのは、意外と難しい。
「グリップは右手の小指を左手の上に重ね、左手の人差し指を右手にかぶせる感じ。グローブはしてもしなくてもどちらでもOK」

▲ぎゅっと握るのではなく、柔らかく握る。
振り幅は常に5:5
「ショートパットなら小さく引いて、小さく出す。ロングパットなら大きく引いて、大きく出す。動きはごくシンプルです」

▲テークバック(引く距離)とフォロー(出す距離)は常に同じ。

▲カップを意識しすぎて、インパクト時に顔を上げないよう注意。
体がブレたり手だけで上げるのはNG
「体全体が左右にブレたり、体とクラブが離れて打った際に左脇が大きく開くのはNG。胸と両腕の三角形は常にキープです」

▲体や肩が動くと軌道が大きくズレて、打ち出したい方向にボールが転がらない。
スタート前の練習グリーンでやるべきこと
「カップの周りにOKの円があるとイメージして、その中にボールを入れる練習を。ロングパットから始めて、徐々に距離を縮めていくのがおすすめ」

▲その日のグリーンの速さを確認するためにもスタート前の練習は大事。
「これはあくまで基本。というのも、パターに正解はないと言われているほど、人によっていろんな打ち方があるからなんです。自分が心地よくストロークできるのであれば、グローブをつけたままでもいいし、ヘッドの形が大きくても小さくてもOK。大事なことは、常に一定のリズムで打つということ。実際のラウンドでは”入れたい!”という想いが強いほど、パンチが入ってしまったり、逆に緩んでしまうことも多々。どんな時でもブレないストロークを身につけましょう!」(山里プロ)
山里プロも参加して盛り上がったのは
今回、教えてくれた山里プロが参加したのが「ウィメンズゴルフ JGGA カップ 2025」。

女性ゴルファーのゴルフへの積極的な参加促進とゴルフ市場の活性化を目指し、日本ゴルフ用品協会が主催するこのイベントには、ドレスコードのゴールド&イエローのウェアを身につけた150人を超える女性ゴルファーが参加。

山里プロは15番ホールにて、参加者とニアピン対決。正確なショットに参加者から歓声が上がっていました。

今回で3回目を迎える「ウィメンズゴルフ JGGA カップ 2025」は、キャロウェイゴルフ、ブリヂストンスポーツ、ダンロップやオノフ、テーラーメイドゴルフといったクラブメーカーを筆頭に、たくさんのメーカーが協賛。

会場の常陽カントリー倶楽部のクラブハウスにはプロのスタイリストがヘアアレンジをしてくれるコーナーも!

豪華賞品が当たる抽選会、サプライズゲストに上田桃子プロを迎えたアフターパーティも大盛り上がりで、女性ゴルファーの笑顔がこぼれていました。
協力/JGGA