常に新しい挑戦を続ける実力派俳優が登場
「30歳前後は『変化の時期』だったと思います」
魅力的な低音ボイスでそう語ったのは、ミュージカル作品に数多く出演、歌手や声優としても活躍する俳優の加藤和樹さん(40)。
常に新しい挑戦を続ける加藤さんが、ファッション誌『Oggi』の人気連載「耳恋♡推しの声が聞きたくて」で、その端正な佇まいを収めたショットの数々とともに、人生の転機になった大切な時期について振り返ります。
「やってきた努力は決して無駄にならない」
2005年にミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、翌2006年には歌手としての活動も開始。これまで韓国や台湾、中国など海外でも活躍の場を広げてきました。
俳優としても才能を大いに発揮し、2021年、ミュージカル『ローマの休日』では第46回菊田一夫演劇賞を受賞。そして今年、劇場アニメ『ベルサイユのばら』で声優に挑みます。
そんな加藤さんが変化の必要性に気がついたのが、30歳前後の頃。
「役職が変わったり、後輩や部下ができたり…、世間一般的な仕事においても30歳前後は責任が必要となってくる年代ですよね。これまでの自分と同じではダメだといかに気がつけるかが、大切になってくると思うんです」
と話します。
役者として表現を見直し、鍛えていった約10年――。
「40代、楽しいですよ!今までやってきたことがちゃんと形になっている。これまでの努力は無駄じゃなかったんだなぁと感じます」
と、働く『Oggi』世代にエールを送ります。
ただ立っているだけでも端正で美しい存在
舞台で見せる姿やパフォーマンスからは少し意外性を感じるほど、インタビューでは気さくに質問に答えてくださった加藤さん。
語り口や言葉選びもとてもチャーミングで、「実はクレーンゲームが得意」といった意外な素顔まで語ってくれました。
黒のジャケットを羽織り、絵になるポージングでさまざまな表情も見せてくれました。
そんな加藤さんの“声の演技”が堪能できる劇場アニメ『ベルサイユのばら』の見どころもたっぷり掲載される『Oggi』3月号は1月28日発売です。