ノートルダム大聖堂を望む、クリスマスマーケット
クリスマスムードに包まれたパリの街。この時期には様々な地区で、クリスマスマーケットがオープンします。その中でも私がおすすめしたいのが、ノートルダム大聖堂すぐそばの公園 Square René Viviani(ルネ ヴィヴィアーニ広場)で開かれるマーケット。毎年趣向を凝らしたデコレーションが魅力の小さなクリスマスマーケットは、まるで物語の中に入った気分で楽しめます。
木々に覆われたロマンティックなエントランスから公園に入ると…
クリスマスマーケットのショップが、輪になって連なっていました。露店からは湯気が立ち上り、チーズの香りや甘い香りが漂ってきます。
赤いリボン・光の道・動物の人形が温かくお出迎え♡
公園の中央には鹿、白熊、ペンギン…などさまざまな動物の人形が愛らしく立っていました。それぞれの人形に仕草が感じられ、絵本の中のキャラクターが動き出すようで、胸が高鳴ります。
オルゴールを奏でるマダムと、その音色に合わせてフランスの歌を歌唱するムッシュの姿も。こちらのムッシュは、5区の歴史的な市場でシャンソンを歌ってらっしゃるのをよく見かける名物歌手。あまりにノスタルジックな雰囲気に、まるで19世紀に来た?!とタイムスリップしたような気持ちになってきました。
ギフトにいかが?甘くて可愛いアイテムの誘惑
こちらのクリスマスマーケットは、ノートルダム大聖堂を眺めるベストスポットの一つ。ノートルダム大聖堂に因んだもの、パリの街が描かれたもの…など、キュートなパッケージのチョコレートが並びます。ギフトにぴったり!
その場でパクッと食べたいマカロンやカヌレに目移り。。
こちらもギフトにピッタリですね。ラベンダーやパチョリの香りを楽しめる、オーガニックなソープも販売されていました。
ヴァン・ショーで温まろう
このマーケットで大人気だったのが、ヴァン・ショー(ホットワイン)。今年はシックなブラックカラーのカップで販売されていました。ヴァン・ショーの楽しみといえば、そのマーケットごとに異なるカップのパッケージですよね。こちらのカップを旅の思い出にするのはどうでしょうか。
パリの中心にあるノートルダム大聖堂が、美しく再オープン
フランスにとってとても大切な場所であり、長い期間修復工事で眠っていたノートルダム大聖堂。この冬ようやく再オープンとなりました。クリスマスマーケットを出てすぐの場所で撮影したものです。再オープンしたてなので、周りは人・人で混雑中です。なかなか近くに辿り着けませんが、この公園の辺りからだと穏やかに、その美しい姿を堪能できます。
パリならではの小さなクリスマスマーケットをご紹介しました。クリスマス時期にパリにお越しになる際は、ぜひお散歩してみてください。
Marche de Noël Paris Notre Dame
Ayami Okura
パリ在住スタイリスト・エディター。パリで日々見つける、ロマンティックなファッション&ライフスタイルをご紹介していきます。
instagram:@ayamiokura