ロサンゼルス・ドジャースの試合を見に行く方へ!
昨年10月にアメリカ・ロサンゼルスに引っ越しをした太田絢子がお届けする、ロサンゼルスに関するあれこれ。前回は、ドジャース観戦を楽しむ方法をご紹介しました。
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ロサンゼルス・ドジャースに移籍してからも、その快進撃が止まらない大谷翔平選手。ドジャー・スタジアムにはたくさんの日本人の方の姿を見かけます。
ただ、アメリカは日本よりもセキュリティが厳しく、球場に持ち込めるものなどが細かく決まっています。そこで今回はドジャース観戦に行く際の持ち物や服装の注意点をまとめました! ぜひ参考にしてみてください。
ドジャース観戦での持ち物や服装、注意点は?
せっかくドジャース観戦に行くなら、ルールやヒントをチェックして全力で楽しみましょう!
◆バッグ
球場内に持ち込めるのは、小さいバッグか透明バッグに限られています(ただ、おむつバッグは例外として認められています)。具体的には以下のとおりです。
・透明プラスチックバッグ
約30cm×30cm×15cm以下
・リストレット・クラッチバッグ
約12cm×20cm×5cm以下
私がいつも持っていく透明バッグはこちら。
旅行に持っていくような大きめの鞄やリュックサックは持ち込めないので注意しましょう。もしセキュリティで持ち込み不可と言われたり、スーツケースを持参している場合は、駐車場に停まっている大きなトラック(THE MOBILE LOCKER)に有料で預けることができます。
◆飲み物
飲み物の持ち込みにも制限があります。
持ち込めるのは未開封の1L以下のペットボトル(ノンアルコール)。水筒はガラス部分がない1L未満のもので、空であればOKです。
水筒の中身が入っていてもにおいチェックのみでOKとされることもあるようですが、HPには上記のように書かれています。
このように球場には給水する場所があるので、そこで給水するのも◎(ロサンゼルスは球場に限らず、いたるところに給水できる場所があります)。
◆アルコール
アルコールは21歳未満の人は購入できず、購入にはパスポートや米国の免許証などの身分証が必要です。日本のパスポートは使えても免許証は使えないので注意しましょう。アルコールの販売は試合途中の7回までです。
◆現金不可
ショップなどでは現金が一切使用できません。海外あるあるですが、クレジットカードは会社によって使用できないこともあるので、複数枚あると安心です。
困ったときは、現金をカードに交換できるこちらの「Cash-to-Card Kiosk」が使えます!
◆傘・レンズ
日傘・雨傘とも、持ち込みは禁止されています。また、三脚や望遠レンズも持ち込み不可。レンズの長さは6インチ(約15cm)を超えてはいけないそうです。
◆服装
ナイターは試合終了が22時前後になり、暑いイメージのあるロサンゼルスでも気温が20°Cを下回ることがあります。スタジアムは高い丘の上にあり、昼と夜との寒暖差が大きいです。薄手の羽織る物があると重宝します!
* * *
余談ですが、アメリカでは自分の座席にすでに他人が座っていることが結構多い印象です。「そこは自分の席です」とやんわり申告すれば移動してくれるので、声をかけてみましょう。日本とは異なるルールもたくさんありますが、ドジャース球場はとても広くお祭りのような気分になります。全力で楽しんでくださいね!
気象予報士 太田絢子
気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー。これまでNHK松山やCBCテレビにて気象解説を務め、防災気象情報や地球温暖化に関する講演・執筆活動も行う。著書に『天気予報が楽しくなる空のしくみ』(朝日新聞出版)、編集協力に『すごすぎる天気の図鑑』(KADOKAWA)シリーズ、気象監修に『RE:VISION ART PROJECT』(国連UNHCR協会)など。2023年10月よりアメリカ・ロサンゼルスに在住。