気になる彼の休日は、まるで映画のように美しい――アップ・プーンパットさんの夏休み
アジアのスターを、「お休みの日」をテーマに撮りおろす不定期連載。ふだんは見られないメロウなひとときを過ごすその姿を映画のごとく切り取ります。
第2回のゲストは、タイ出身の俳優兼モデル、そして歌手で、日本でも人気急上昇中! のアップくんこと、プーンパット・イアン=サマンさん。
【Profile】Up Poompat(プーンパット・イアン=サマン)
1994年12月4日生まれ。タイ・バンコク出身の俳優・モデル・歌手。アップの愛称で知られる。世界的にヒットしたタイのドラマ『Lovely Writer The Series』で主役・ジーンを演じ、一気にブレイク。公開中のタイ発〝新世代の〟ホラー・ムービー『フンパヨン 呪物に隠れた闇』で主演を務める。公式Instagram:@uppoompat
今回のテーマは…「行き先も決めずにふらりと出かける大人の夏休み」
〈今回の設定〉忙しい最中に、ポッとできた急な休みの日。せっかくだから、行き先を決めずふらりと出かけてみよう。アップさんのとっておきの夏休みをのぞいてみたら——。
——10:40|休みにもかかわらず、いつもと同じ時間に目覚めた。忙しくて手をつけられていなかった本を読む、贅沢なひととき
Q:今回は〝休日〟をテーマに撮影しましたが、実際はどのように過ごすことが多いですか?
A:最近はほとんど休みがありません(笑)。でも、基本的に僕の休日の過ごし方はシンプル。大好きなコーヒーを飲みながら、読書をしたいです。今日の設定はどちらも出てきたので理想の休日に近いですね。Oggi編集部さん、ありがとうございました!
仕事の合間の過ごし方ですか? 撮影現場で短い休憩時間があったらセリフの復習をするか、次のシーンに備えてじっと座って体や頭を休ませていますね。
——12:04|天気がいいのでふらりとお出かけ。最近頑張っていた自分にアイスキャンディーのご褒美を
Q:旅に必ず持っていくものはありますか?
A:(じっと考えて)特にないです(笑)。慣れ親しんだ母国の食べ物を持っていくという人もいると思いますが、僕は日本食が好きなのでタイの食べ物は持ってきていないですし…。
でも、日本語を勉強しているので宿題を持ってきました。今回の来日では映画の舞台挨拶も控えているのですが(取材時)、日本語はまだまだ勉強中。通訳の方に助けてもらわないと上手にしゃべれません。
Q:和食が好きだそうですが、特に好きな食べ物について教えてください!
A:日本を訪れたときの楽しみのひとつはなんと言っても食事。寿司も牛カツも絶品ですし、日本食は大好きでなんでも食べられます! ただし、納豆以外は…(苦笑)。
(流暢な日本語で)「僕のおばあちゃんは納豆が大好きです」
体にいい食べ物だよ、と僕のために持ってきてくれたのですが、納豆だけはどうもダメでした… (笑)。
Q:Oggi読者を元気づけるひと言をください!
——15:28|まだまだ夜まで時間はたっぷり。人やモノとの出会いを求めて、この先どこへ向かおうか
Q:読者に向けてタイのおすすめしたいものは?
A:やっぱり食べ物はすべておいしいです! おすすめをひとつに絞るのはとても難しいですが、辛いものが苦手な方でも食べられるメニューもたくさんありますよ。ちなみにタイ語で「おなかがすいた」は「ヒゥカーオ」と言います。ヒゥが「おなかすいた」、カーオは「ごはん」という意味です。
Q:仕事をする上で大切にしていることはなんですか?
A:役者としていちばん大事にしているのは、〝宿題〟をすること。セリフを覚えることやいろいろと下準備をすることは、役者としての基本であり、本当に大切な工程だと思います。やはりセリフがきちんと身に入っていない状態で撮影にのぞんでも、本当の意味でその役になりきることはできないですから。
2024年Oggi9月号「[不定期連載 オフ彼]episode:2 Up PoompatのSummer break」より
撮影/YUJI TAKEUCHI (BALLPARK) スタイリスト/久保コウヘイ ヘア&メイク/Wongwarat Phruphetkaeo 通訳/高杉美和 撮影協力/HORAIYA 構成/佐々木怜菜、岡野亜紀子
再構成/Oggi.jp編集部