ATEEZ、日本3rdシングル「NOT OKAY」発売記念イベントを六本木ヒルズアリーナで開催
ATEEZは2018年10月に韓国デビュー、2019年12月に日本デビューした韓国の8人組グループ。デビュー直後から異彩を放つ圧倒的なパフォーマンスで話題を集め、韓国、日本のみならずワールドワイドな人気に。2023年12月1日にリリースした2ndフルアルバム『THE WORLD EP.FIN : WILL』が、アメリカのビルボードメインチャート、ビルボード200で初1位を獲得。先月の2月3日&4日には、さいたまスーパーアリーナで単独コンサートを開催し、2日間で3万4,000人を動員。日本での人気の高さも証明しました。
そんな世界中を席巻するATEEZが、2月29日に日本3rdシングル「NOT OKAY」をリリース。今回のイベントでは、収録曲である「Days」と「NOT OKAY」を披露しました。
ファンの「ATEEZ〜!」の掛け声と共にメンバーが登場すると、会場は大きな歓声に包まれました。MCの古家正亨氏が「緊張してます?」と声を掛けると、すぐさまSAN(サン)が「ちょっと緊張してますけど、寒いです。やばいですよ」と流暢な日本語で答えて見せた。
まずはメディア向けのフォトセッションが進行し、愛嬌たっぷりの表情やポーズ、メンバー同士でハートを作るなど、メンバーたちの愛らしい姿に度々大きな歓声が上がりました。
その後、壇上には8本のスタンドマイクが設置され、メンバーはパフォーマンスの準備へ。その間、MCの古家氏が「2019年のKCONが日本初来日、初ステージ。あれから4年ですよね。当時僕がインタビューしたときに『ファンの皆さんが誇りに思えるグループになりたい』とおっしゃっていました。それが先日さいたまスーパーアリーナでライブを終えました。今回六本木ヒルズアリーナでのショーケースに繋がったわけです。もう十分誇りに思えるんじゃないかと。東京ドーム目指して頑張ってほしいよね」と振り返り、会場に集まったATINY(ATEEZのファンの名称)の心がまたひとつになった。
準備が整ったATEEZが再登場し、収録曲「Days」を初披露
「Days」は、ATINYと過ごしてきた〝これまで〟と〝これから〟の日々を歌ったミディアムバラード。HONGJOONG(ホンジュン)は「今までずっと過ごしてきた分の時間、これから毎日一緒にいたいという思いを込めた曲です」と語り、ATINYへの〝大好きだ〟という気持ちをまっすぐに届けるように、甘く優しく歌い上げた。
全員の一体感のある歌声で客席を温めました。
「僕が一番好きなのはATINY」
曲の第一印象について聞かれると、SAN(サン)は「やっぱり歌詞が、僕たちがATINYに話したい歌詞ですから、話したい感じに。…愛しています」と話し、WOOYOUNG(ウヨン)は「初めて聴いたとき、日本のATINYの皆さんが大好きになってくれる曲だろうと思いました。
個人的には今まで出してきた〝ファ〜ン〟という感じの曲の中で一番いい曲だと思います」と彼らしい個性的な表現で楽曲の印象を語った。曲のテーマやメッセージについて、YEOSANG(ヨサン)は「僕が一番好きなのはATINYです。そんな意味が込められていると思います」と話し、続けてJONGHO(ジョンホ)が「僕はニックネームが大好き쫑(チョン)。大好き」とATINYへの愛を伝え、日本語力が伸びたことを褒められると、かわいらしい照れ笑いを見せた。
「『NOT OKAY』のミュージックビデオは僕たちの顔が魅力ポイント!」
「Days」歌唱後にトークセッションがスタート。「ATINY寒くないですか?」とファンを気にかけるHONGJOONG(ホンジュン)や、突然椅子から立ち上がり視線を集めるも「あ、何もないですよ!すみません、寒いですから…。今日は本当に寂しいですね。あっ、寒いですね」と会場を騒つかせた自由なMINGI(ミンギ)に、「ミンギさん座ってください!」と制止するSAN(サン)など、和気あいあいとしたメンバーの姿が印象的だった。
「NOT OKAY」のミュージックビデオの撮影については、YUNHO(ユンホ)が「行ったり来たりする動線が大変でした」と話すと、SAN(サン)が「僕はミュージックビデオのYUNHO(ユンホ)さんのジェスチャーが本当にかっこよくてハンサムで、それを見せてください」とナイスアシスト。YUNHO(ユンホ)のかっこいいジェスチャーが披露され、メンバーが口々にやばい!やばい!と連呼。撮影の思い出に関して聞かれると、SAN(サン)は「撮影は大変でしたけど、ごはんが本当においしかったです。トッポギとスンデと…うまかったです!」と振り返る。
パフォーマンスのポイントについて聞かれると、SEONGHWA(ソンファ)は「気を集めて投げるようなパートだと思います」と実際に披露して見せた。YUNHO(ユンホ)が「僕が思うには、ミンギさんの最後のダンスブレイクが一番ポイントだと思います」と話すと、「ありがとー!」と満面の笑みで応えるふたりのやり取りに、会場がわっと沸き立った。MINGI(ミンギ)は「僕たちの顔が本当に魅力だと思います。…すいませ〜ん!」と照れながら話し、終始天真爛漫で明るい姿を見せた。
「BE:FIRSTとまた一緒にコラボしたい」
K-POPボーイズグループ初の『Coachella Valley Music and Arts Festival』への出演について話題が移ると、すかさずMINGI(ミンギ)が「コーチェラの上に立ってる!」と2月の日本公演でも見せたソロラップを披露。コーチェラ出演についてHONGJOONG(ホンジュン)は「まずとても驚いたし、ATINYが喜んでくれると思って、とても楽しみな気持ちになりました」と語った。コーチェラでも美しい歌声を聴かせてくださいと話しを振られたJONGHO(ジョンホ)は、笑みを浮かべながら「はーい」と軽快に答え、ファンからは「かわいい〜」という声が漏れていた。今後共演してみたいアーティストについてMINGI(ミンギ)は「コーチェラのステージに一緒に立つ予定で、僕が好きなアーティストがYOASOBIさん。一緒に音楽を作れたらいいなと思います」とコメント。WOOYOUNG(ウヨン)は「僕は『D.U.N.K.』でご一緒してBE:FIRSTさんのファンになりました。韓国に帰ったら会いたくなりました。また一緒にコラボできたらいいなと思っています」とそれぞれの想いを語った。
「久しぶりの日本カムバックにときめいた」
最後に披露する「NOT OKAY」を前に、メンバーひとりひとりがATINYに向けて日本語で感謝の気持ちを伝えた。SEONGHWA(ソンファ)は「久しぶりのカムバックなので、とてもときめいて幸せでした。ATINYも僕たちの歌を聴いて元気を出してくれたらうれしいです。いつも皆さんにとって誇らしいATEEZになります。…ありがトンファ」と、日本公演でも見せた自分の名前を絡めた挨拶で締めくくり、続くメンバーも「おつかれサン」、「おはヨサン」、「愛してるホン」、「ありがとウヨン」と便乗。JONGHO(ジョンホ)が「ATINYのおかげで僕たちがショーケース…」と少し言葉を詰まらせると、身を乗り出してマンネのJONGHO(ジョンホ)を見守るヒョンたちの姿に、思わずほっこり。「今日は本当に寒いですから、僕が温めてあげます。大好きチョン♡」と愛嬌を見せ、歓声が上がった。ラストはMINGI(ミンギ)が「おやす?」「ミンギー!」のコール&レスポンスで会場をさらに盛り上げ、最後のパフォーマンスへ向かう。
準備のため、一旦バックヤードへ捌けたATEEZ。待っている間もメンバーたちの声出しの声が漏れ聞こえ、ひとつひとつのステージに情熱を燃やす彼らの真摯な姿に胸を打たれた。ATEEZの楽曲の中でも難易度が高い振り付けと言われる「NOT OKAY」のパフォーマンスが始まると、ATINYの大きな応援方法(掛け声)と共に会場のボルテージが一気に上昇!ATEEZらしい気迫あふれるパフォーマンスで魅了し、大歓声に包まれながら幕を閉じた。
8月には日本で初のファンミーティングを開催予定
世界中を忙しなく飛び回るATEEZが、今年は昨年以上に日本での活発な活動を予告。8月には日本で初のファンミーティングの開催が予定されています。着実に、一歩ずつ、歩みを止めることなく快進撃を続ける彼らの、今後の活躍に目が離せません!
写真/田中麻以 文/浜田麻衣