今、Oggi世代が気になる〝キャラ立ち〟インフルエンサーはこの人!
埋もれたくない、なんならちょっぴり目立っても! が、今の時代に生きる私たちの本音。ますます多様性が顕著になる時代、働き方やおしゃれ、そして生き方も、人と同じじゃつまらない! センスよく自己プロデュースするためのあれこれ、公開します。
SNS総フォロワー数100万人超え! 伊原 葵さん
伊原 葵(いはら・あおい)
1997年、兵庫県生まれ。SNSで絶大な影響力を持ち、マルチに活躍するモデル・クリエイター。アパレルブランドとつくるコラボ商品は毎回大人気で、売り切れが続出。初の写真集『Noon』(小学館)が好評発売中!
衣装/本人私物
伊原 葵 1st 写真集「Noon」(小学館)
書籍の詳細は▶︎こちら
AOI’s History
1997:兵庫にて誕生!
兵庫県神戸市でふたり姉妹の長女として生まれました。今では考えられないのですが…幼少期は恥ずかしがり屋で、目立って注目を浴びるのが苦手でした。
2006:チアリーディングに明け暮れた小学生時代
小学3年生の終わりごろ、母親の後押しで地元のチアグループに。人前に出て踊ったり大声を出したりするうちに、恥ずかしがり屋な一面も次第に消えていきました。
2010:中学ではジャズに熱中
部活動が必須の中学だったので、チアをやめてジャズバンド部に入部。トランペットを頑張っていました。3年になると部長を任されたうえ、学校生活では委員会トップの文化委員長にも就任。
2014:高校生スタイルアワードでグランプリを獲得
子供が好きだったので高校の保育コースに進学。その当時、スカウトを機にオーディションに参加。それが「TEENS STYLE AWARD」という日本一おしゃれな高校生を決める大会。自分がかわいいと思うスタイルを自らプロデュースする、という内容の大会だったのですが、そこでグランプリを獲得してからは人生の歯車が大きく動き出しました。
2016:RODEO CROWNSのビジュアルスタッフに
フリーでモデル活動をしながら、プライベートで通っていた三宮OPAの〝RODEO CROWNS〟の店長に声をかけられショップスタッフに。その後入社3か月で、SNSでブランドを体現するビジュアルスタッフに任命していただき、先頭をきってブランドの世界観を発信していました!
2018:自身のYouTubeチャンネルを開設
静止画ばかりでなく、動画でファッションやメイクを発信していきたいと思いYouTubeに目をつけました。当時それほど本格的に盛り上がっているメディアではなかったけど、発信を続け、2023年現在は登録者数が51万人に!
2018:拠点を東京に移す
三宮OPAがビルの建て替えで閉店になるのを機に、東京へ。〝RODEO CROWNS〟の会社、バロックジャパンリミテッドの契約社員として働きながら、モデル活動も本格始動。会社は2020年に退社。
2019:初のスタイルブックを発売
長年目標にしていた念願のスタイルブックを発売することに。この本をつくる機会をいただいてから、これまで以上に自己分析を重ねました。さらに発売から1年8か月後には第2弾も出版!
2023:念願だった雑誌の表紙を飾る
夢のひとつだった雑誌の表紙。さらには、付録のリップまでプロデュースさせていただき感無量! ランジェリーや水着をまとった大胆カットを収録した写真集『Noon』(小学館)も発売させていただき、大きく一歩前に進めた一年でした。
▲CanCam 2023年9月号 特別版 表紙 撮影/三瓶康友
SNSで大活躍のインフルエンサー!伊原 葵さんインタビュー
衣装/本人私物
得意なことを伸ばせば、それが個性になる
私が今、こうやって発信力を身につけられるようになったのはファッションブランド〝RODEO CROWNS〟で働くようになってから。
当時はまだビジュアルスタッフというポジションが浸透しておらず、何をするのか右も左もわからなかったけど、ブランドの世界観を広めるというミッションのために写真の撮り方や更新頻度、どんなものがウケるのかを自分なりに研究して〝魅せ方〟を学んでいった気がします。
凝り性で完璧主義な性格も相まって、続けるうちにあれよあれよとフォロワー数が増えていき、ひとつメディアをつくり上げたことが今でも大きな自信と成果になっています。
人ってだれしも得意・不得意があると思うのですが、多くの人は不得意の穴を埋めるため、隠すために必死になりがち。頑張ることはいいことですが、私はその頑張りを得意なことを伸ばすために使ってきました。
自信をつけてくれるのはいつだって自分自身
SNSが私にとって、そのうちのひとつ。得意なことがグンと伸びれば、それが個性になって自信へとつながる。すると周りに人が寄ってきて、不得意な部分をフォローしてもらえる。そんないい循環が生まれてくると思うんですよね。
よく周りからは「自己肯定感が高そう」って言われるんですが、私だって何者でもなかった最初はこれっぽっちも自信なんてなかった。けれどこういった方法で、自力で肯定感を押し上げていったんです。
自分の「キャラ」を築き上げるためにはやっぱり自己分析が大事なんじゃないかなと思いますね。その自己分析が決して「勘違い」にならないためにも、数字という目に見える評価をひとつの指標にするべき。
フォロワー数でもいい、順位でもいい、お金でもいい。伸びているものをキャラにするというのも手ですよね。
やりたいことは声を大にして言う!
人と比べるのはナンセンス。結局、その人にしか出せない色はあると思うから。私はひとりの人間として世間に認められたいから、肩書きはなくてもいいかな。
自分の「キャラ」ができつつある今、つかみやすくなった夢を言葉で発信しながら、職業〝伊原 葵〟としてステップアップしていきたいです。
ビッグスマイルがチャームポイント♡
伊原 葵の〝キャラ〟をつくる3つのキーワード
1. 仕事
お仕事を決めるのも、SNSの投稿も、YouTubeの撮影も、諸々の確認作業も…〝全部自分でやる〟ことが私の仕事。忙しくすることでバランスを取ってしまっている部分があるので、手を抜くのが難しいんです(笑)。でもそんな自分が好き!
2. 旅行
今いちばんお金をかけていること。特に海外に出ると、もっと自分をオープンにしていいんだなって思えて刺激になります。そういう環境に触れることでやる気スイッチが入るから「仕事頑張ろう」って気持ちになり、好循環に。
3. デニムとジャケット
カジュアルすぎると子供っぽくなってしまうし、キメすぎるとキャラじゃない。そんな自分が自分らしくいられるアイテムがこのふたつ。いろんなファッションを楽しみながらも〝きれいめカジュアル〟を軸におしゃれをしていきたい!
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衣装/本人私物
2024年Oggi2月号「きれいめシンプル派だって『キャラ立ち』が必要です♡」より
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/岡田知子(TRON) 構成/大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部