ダナン空港から約60分! ベトナム最新ゴルフリゾート「Hoiana Resort & Golf」へ
Hoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)って?
ベトナム中部に位置するHoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)は、約1000万㎡を誇る敷地面積内に複数のホテル、レストラン、アクティビティを設け、2030年の全完成を目指す複合型リゾートプロジェクト。
2020年6月から、段階的にホテルやカジノ、ゴルフコース、ビーチクラブがオープンし、アジアリゾート好きの間では知る人ぞ知る最新デスティネーションなんです。
ダナン空港から車で約1時間。世界遺産の街として知られる古都、ホイアン旧市街からは約20分。4キロにも及ぶ白い砂浜を持つロングビーチ沿いというロケーションは、充実したバケーションを過ごすのにぴったり!
でも何より、注目したのは「本格的なリンクス」と評判のゴルフコースの存在。
これまで国内はもちろん、タイ、マレーシア、バリ、中国とアジア各国でのリゾートゴルフ経験のあるOggiゴルフ企画担当の筆者ですが、実はベトナムでのゴルフは未体験。
そこで、Hoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)をはじめ、ベトナムゴルフの最新事情を偵察しにダナンへと飛びました!
ダナンまではベトナム航空で約6時間半のフライト
2023年3月26日から再開したベトナム航空の成田-ダナン路線は現在デイリー運航中。海外でのバケーションに飢えていたリゾートラバーにとっては、嬉しい限り。
早朝9:00成田発のフライトですが、空港で朝食を食べ、お腹いっぱいの状態で乗ったせいか、離陸直後から爆睡。フライト時間約6時間30分はあっという間!
▲ベトナム航空のシンボル、ゴールデンロータスのロゴマークがあしらわれた機体
ダナン空港に到着し、タラップを降りると、南国特有の湿気を帯びた空気が体全体を包み込み、リゾートモードにスイッチオン。
ゴルフバッグは無料で預けられる!
ベトナム航空はゴルフバッグをはじめ、サーフボードなどのスポーツ用品は受託手荷物として無料で預けることが可能(※チケットの種類によっては条件が異なります)。というわけで、今回のダナンゴルフ旅にはMyキャディバッグを持参しました。
▲ダナン空港到着時はターンテーブル横のラックに置かれていました(写真右)
Hoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)までは、専用車で
入国審査を終え、荷物をピックアップして空港の外に出ると、名前を持った紙を持ったホテルスタッフがお出迎え。一緒に駐車場へと向かうと、こんなラグジュアリーなバンが!
キャディバッグもスーツケースも何なく収まり、リクライニング付きのシートで移動時もゆったりセレブ気分♪
アジアといえばひどい渋滞が常ですが、ダナンは1日中それほど混むことがないのだそう。予定通り、約1時間でHoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)に到着しました。
DAY1:到着日はホテル内でディナー
チェックインを済ませ、スーツケースを解いて一休みしたら、もういい時間。早めのディナーを食べようとリゾート内を散策。
さすが巨大リゾート、レストランの数はなんと14軒! それも今後さらに増える予定だというからす、すごい…!
カジュアルなフードコートからカフェ、焼肉(韓国料理)、中華、ベトナム料理まで、幅広いラインナップゆえ、街まで出なくても食事に困らないのは最高!
▲フードコートにはジェラテリアやスイーツショップ、日本食はどんぶり専門店がありました。
▲アジアからのゲストが多いだけに、各国料理が充実。もちろん、ベトナム料理レストランも!
Hoiana Hotel & Suites (ホイアナ ホテル & スイーツ)18階のダイニング「THE EDGE」
悩んだ末、訪れたのは開業している4つのホテルの内のひとつ、Hoiana Hotel & Suites (ホイアナ ホテル & スイーツ)16階にあるダイニング。
「THE EDGE」は、オリエンタルムードにモダンな空気感が絶妙にMIXされた空間で、非日常モードが一気に加速。
西洋料理からベトナム料理まで、いろんなメニューが充実。ベトナムビールに合いそうなもの、という基準でガーリックバターシュリンプやビーフサラダ、サテをオーダー。
テラス席もあり、夜風に当たりながら食事をすることも可能。味はもちろん、スタッフのサービスも素晴らしく、すぐにお気に入りダイニングとしてブックマーク。実際、滞在中何度も通うことになりました。
DAY2:ホテルから車で5分! Hoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)でラウンド
翌朝。まず楽しみにしていたのは、朝食ビュッフェ。New World Hoiana Hotel (ニューワールドホイアナホテル)1階にある「AROMA」がその会場です。
温野菜からエッグステーション、スイーツからフルーツコーナー、サラダバー、アジア各国の料理が50種類以上も並び、早朝7:00ながらも大賑わい。
ゴルフウェアを着ているゲストが多く、どうやら皆さん、これからラウンド予定があるみたい。一気に親近感を抱きつつ、アジア各国ではどんなゴルフウェアが流行しているのか、ついついチェックしちゃったり。
大人気のヌードルステーションで朝フォー
さて、目移り必至の朝食ビュッフェの中で、どうしても外せない!と列に並んだのはヌードルステーション。
ビーフかチキンをチョイスしたら、その場で茹でて出してくれるので熱々のフォーが味わえるんです。トッピングコーナーでは、パクチーやライム、チリソースなど、好みのものを乗せれば完成! 優しいスープが胃袋に染み渡り、朝からほっこり。二日酔いの朝だったら、もっと最高なハズ(笑)。
ベトナムナンバーワンの呼び声高いHoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)
朝食後、ゴルフウェアに着替え、ロビーフロアに降りるとゴルフコース行きのシャトルバスがタイミングよく到着。
▲ゴルフコース行きのシャトルバス。敷地が広大なリゾートだけに、随時シャトルバスが各施設を巡回。
ベトナムでプレイする初めてのコースになるだけに、向かう道中からワクワクが止まりません。でもそれもほんの一瞬。なぜなら、5分足らずでコースに到着したから(はやっ!)。
まるでヨーロッパを思わせるような、趣あるクラブハウスがプレーヤーたちを出迎えてくれました。
細部のディテールまでうっとり♡ 超絶素敵なクラブハウスを大公開!
結論から言います! 私調べではありますが、Hoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)は、これまで訪れたアジア各国のゴルフコースの中で、いちばんセンスがよく、ラグジュアリーでどこを切り取っても映えまくるクラブハウスでした!
もうこれは写真でないと伝えられませんので、一気にダダーッとお見せしちゃいます!
レセプション
▲入ってすぐ右手のレセプション。ラグジュアリーホテルのフロントのような趣。
カフェコーナー
▲パリの街角のコーヒースタンドのような雰囲気。釣り下がる照明とカウンターの曲線がおしゃれ!
ラウンジエリア
▲ソファとテーブルの置かれたラウンジエリアには、高級マッサージチェアが2台(無料!)
クラブハウスレストラン
▲自然光がたっぷり差し込む開放的なビストロのような雰囲気
女性用ロッカールーム
▲絶妙なダスティブルーのロッカーなんて、どこを探してもきっとない! 照明も素敵。
パーソナルロッカー
▲電子キーでセキュリティもバッチリ。中には同じダスティブルーのタオルがセッティングされていました!
パウダールーム
▲ひとつひとつ仕切られたパウダースペースは、ミラーの曲線がエレガント。
トイレ
▲インディゴブルーのタイルが魅惑的なトイレの化粧台。ずっとここで過ごせるわ…。
バルコニー
▲ジオメトリックなタイルがインパクト大。バルコニーからはホテル棟まで見渡せました。
階段
▲スターティングエリアに向かう階段もゴージャス。まるで映画『タイタニック』のワンシーンのよう。
プロショップ
▲マーカーやキャップなど、オリジナルグッズも充実。
ヨーロッパとアジアの文化が融合したコロニアルスタイルをモダンに昇華させたクラブハウスは、照明から床、ミラー、ドアノブ、サインに至るまで、どこを切り取ってもエレガント!
特に照明やファブリック、家具類はインテリアの参考にしたい!と、いろんな部分をカメラに収めてしまったほど。
空間自体がとても素敵なので、もしゴルフをしなくても、クラブハウスでカクテルを飲みながら、読書してプレーヤーの帰りを待つ…。そんな優雅な過ごし方が叶うことをお約束します。
あのロバート・トレント・ジョーンズ Jr設計のリンクスコースへいざ!
プレーする前からテンションは上がりっぱなしで、息切れ寸前…なんて言ってはいられません。ゴルファーたるもの、ラウンドせずにコースを語るなんて、できませんから。
Hoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)の基本情報をおさらい
設計したのは、世界的に名が知られるロバート・トレント・ジョーンズ Jr氏。北海道の桂ゴルフ倶楽部、兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部など、彼が手掛け、”名コース”と呼ばれるコースは日本にはいくつもありますが、ベトナムでコース設計をしたのは、このHoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)が初。
オープン間もないながらも、早くも数々の賞を受賞。“Top 100 Golf Courses in Asia”では、15位に選ばれているんです。
▲全長は7,004ヤード、パー71。
海から吹き抜ける風、ドラマチックな砂丘&バンカー、一筋縄ではいかないうねりあるフェアウェイ。
正直、まず最初に浮かんだのは「今日、ボールいくつ失くすんだろ…」でした(苦笑)。
でもそこは一流コース。コースを知り尽くしたキャディさんたちがどこに曲げようが、必ずボールを見つけてきてくれる!
「アジアで今いちばんホットなコース」と言われているだけあり、ティータイムの予約は連日いっぱいで、ビジターが予約を取るのは難易度が高いそう。でも、Hoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)に滞在するゲストであれば優先的に予約できるそうなので、Hoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)でのプレーを希望するなら、リゾートにステイするのはマストです!
さてさて。ラウンドした感想はというと…
日本には本格的なリンクスは数えるほどしかないため、なかなか比べるのが難しいですが、「アトラクションみたいで面白い!」というのがラウンドしてみてのリアルな感想。
ティーショットをどこに運ぶかによって、難易度がジェットコースターのように変わり、スコアを真剣に出そうと思ったら、1回のラウンドでは到底無理(苦笑)。
でも、PGAツアーのファンでもある私からすると、「リンクスってこんな感じなんだぁ…」「プロってすごいなぁ」と改めて実感できた貴重な機会でした。
▲レディースティーは全長5,442ヤードと距離が長いわけではないので、見た目よりは難しくないかもしれません。
それでも空がとにかく広く、海と芝生とコントラストが織りなす景色は、ちょっと他では見られない絶景。スコアなんてチマチマ数えたりせず、思いきり息を吸って無心になってクラブを振り、ボールを追いかける。それだけで、十分。
リゾートゴルフの醍醐味って、きっとそういうことなんだと思います。
知っておきたいベトナムゴルフ豆知識
さて。ここからは、日本とは少し勝手が異なるベトナムでのラウンドスタイルについて、事前に知っておくと役立つハックをご紹介します。
練習場
クラブ数本を持って、歩いて練習場へ…というのが日本では常。ですが、Hoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)ではカートに乗って移動します。なぜなら、広大かつ生芝から打てるドライビングレンジが完備されているから!
▲ゴムマットではなく、芝から直接打てる贅沢な練習環境! ちなみにアプローチ練習場はこの後ろにありました。
カートは2人乗りでコースに乗り入れ可能
ボールの真横にカートを横付けできるので、よっぽど大きく曲げない限りは歩かないので、18ホール終えた後の疲れ方が違います。
ちなみに運転するのはプレーヤー自身です。
▲キャディさんはこんなふうに後ろに立って乗るので、スピードの出し過ぎには要注意。
1人につき1人、キャディがつくスタイル
初心者でも安心してプレーできるのは、1人1人にキャディさんがつくから。ボールを探してくれるのはもちろん、残りのヤード数も正確に教えてくれます。
▲パッティンググリーンでは、ラインまで読んで打ち出したい方向にボールを合わせてくれる!
陽射しの強いダナンでは日傘は必須
日本ではコースの備品としてカートに傘が設置されていることが多いですが、ベトナムではプレーヤーが自分で持ち込まない限り、日傘の用意はありません(プロショップで販売はしています)。
日本のコースと違い日陰がほとんどないので、日傘の有無は日焼けに直結するだけでなく、体力消耗にも大きな影響が。Myクラブを日本から持参する際は、日傘を入れ忘れないように。
▲日傘がないとキャディさんもしんどいんだそう。
キャディさんへのチップは忘れずに!ぴったりで用意して
チップを渡すのはラウンドの前でも後でも、どちらでもOK。お釣りはなく、両替も難しいので、ぴったりで用意しておくのがスマートです。
▲平均的な相場は300,000ドン(約1,500円)〜400,000ドン(約2,500円)。ベトナム通貨は0がたくさんつくので、間違えないように!
コース内に茶店あり
屋根付きの茶店では、トイレ休憩だけでなくドリンクやスナックを購入可能。ビールなどもここで買えます。
▲茶店での休憩タイムに、キャディさんにも飲み物を買ってあげると喜ばれます。
こんなふうに、日本とは異なるゴルフスタイルを楽しめるのも新鮮! ぜひ、海外ラウンドの醍醐味を味わって。
ラウンド後は汗をシャワーで流してクラブハウスでランチを
さて。18ホールスループレイでラウンドした後は、ロッカールームに戻ってシャワータイムです。ホテルに戻って汗を流すのもありだけど、コースを眺めながらランチができるのはクラブハウスレストランのみ。
清潔でアメニティもばっちり揃っているHoiana Shores Golf Club (ホイアナ ショアーズゴルフクラブ)でなら、浴びない理由は見つかりません。
クラブハウスレストラン「1552 BISTRO」でベトナミーズランチ
体を動かした後のビールって、最高のご褒美ですよね〜。まずは、ベトナムビールで喉を潤し、プレーを振り返りながらゴルフトークでひとしきり盛り上がり。
オーダーしたのは、揚げ春巻きとご当地のベトナム中部の名物料理「Mi Quang(ミークワン)」。太くて歯ごたえのある平麺をタレに絡めながら、フレッシュハーブをトッピング。
ベトナム料理は野菜をたっぷり摂れるメニューが多く、たくさん食べても罪悪感は薄め。しっかりお腹が満たされ、幸せな気分でホテルへと戻りました。
アフターラウンドの午後はマッサージしたり、プールサイドやビーチでのんびりしたり
ベトナムでのラウンドはスループレイが基本なので、ホテルに戻ってもまだお昼過ぎ。時間を有効に使えるのも欲張りツーリストにはありがたい!
そこで、ホテル内にあるスパへ。フットマッサージ60分を受ければ、むくんだ足もスッキリ。
その後はお天気が良かったので、リゾート内をぶらぶらと散策。
海はすぐそこだし、プールもとにかく大きいので、”芋洗い状態”とは無縁。パラソルやベッドもたくさんあり、朝から争奪戦に参戦しないとならないハワイとはえらい違いです(笑)。
街が隣接しているリゾート地と比べると、この開放感はまさに天国!
プールも海も、スパもカジノもジムもバーも、広大なリゾート内に点在しているので、散歩を兼ねて歩くだけでも、いろんな発見があって飽きません。
絵になる景色がそこかしこにあり、気づくとシャッターを押してるはず。
Hoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)は”お籠もりステイ”には、これ以上ないホテルでした。
ベトナム航空ビジネスクラス利用者限定! 無料宿泊特典が2泊分も
2024年3月31日までの期間限定キャンペーンとして、日本発ダナン行きのベトナム航空便ビジネスクラス利用者は、ホテルチェックイン時にベトナム航空日本発ビジネスクラスの搭乗半券を提示すると、Hoiana Residences (ホイアナ レジデンシーズ)の1スタジオルーム(55㎡)に、2泊無料宿泊(朝食付き・最大2名まで)できるんです。※ホイアナ リゾート&ホテルのロイヤリティプログラム「ホイアナ・プレミア・リワード」へ登録が必須(入会費無料)
他にもゴルフ特別優待(1ラウンド95USドル~ /平日、115USドル/土日祝)や無料食事券2名様分(15USドル相当)+1ドリンク・フリーが付いてきたり。
ハネムーンやご褒美旅行でビジネスクラスを利用しようと計画している人は、要チェック!
「最新ゴルフリゾート3泊5日2ラウンドTRIP完全ガイド」の旅の続きは後編へ!
Hoiana Resort & Golf(ホイアナ リゾート&ゴルフ)
取材/一寸木芳枝
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