1泊2日で心もお腹も満たされる! 長崎・南島原へリフレッシュ旅
長崎県南島原市というと、どんな観光地を想像しますか? 島原手延そうめん、それとも雲仙普賢岳でしょうか。歴史好きなら、世界遺産に指定されている原城跡を連想するかもしれませんね。
実際に足を運んでみると、美しい景色に加えて、地元の人たちは知っている魅惑のスポットや、友だちとの旅でテンションが上がるスイーツやアクティビティなど、非日常を味わえる空間がいっぱい!
Oggi.jpライターが体験した、南島原の推しポイントをご紹介します。最後まで読めば、きっと次の旅行先に南島原を選びたくなるはず♪
豊かな水、美しい自然、静かな空間にココロ癒やされる
透き通る水と自然のコントラストに心洗われる「鮎帰りの滝」
雲仙の伏流水が多く流れる南島原は、とにかく水がきれい!
雲仙天草国立公園内にある「鮎帰りの滝」も透き通った水から放たれるマイナスイオンがたっぷり。筆者が訪れた際の青紅葉も美しかったですが、これからの紅葉の季節はもっと映えること間違いなしです。
原城温泉 真砂からの絶景! 泉質最高の温泉で身も心も浄化
もちろん海の景色も見逃せません! 今回筆者が宿泊した、世界文化遺産「原城跡」に隣接する温泉施設「原城温泉 真砂」の部屋の窓からは、美しい夕暮れの海がパノラマで広がっていました。しかも、温泉の質も最高。もう一度おかわりしたくなる湯ざわりでした。
広々と広がる草原を自転車でライド! 歴史の舞台「世界遺産 原城跡」で心整える
この宿では、原城跡へ観光するための無料レンタサイクルを貸し出しています。もちろん電動自転車なのでスイスイ! 周囲を海に囲まれた世界遺産で朝ヨガも体験してきましたよ。見晴らしのいい場所で心地よく身体を動かすことができ、とっても気持ちよかったです♪
今は草原のような草地が広がるこの原城跡は、1637年(寛永14年)に天草四郎率いるキリシタン農民が幕府と戦った“島原・天草一揆”の最終決戦地。大規模の一揆で、多くのキリシタンが命を落としました。
とくにヨガを行った本丸跡エリアは海側の景色も美しく、海を挟んだ反対側の天草までも眺めることができます。原城は別名「日暮城」とも呼ばれ、夕暮れが美しい観光スポットとしても知られているそう。
土日限定でガイドによる説明があるので、より現地を楽しむためにも、ぜひ活用してみて。予約不要で、大人1人名500円(中学生以下無料、家族一律1,000円)です。
ここでしか出会えない人、動物、アクティビティでココロを浄化!
アートなお寺「太月山 玉峰寺」で座禅体験
夜は「太月山 玉峰寺」で座禅体験へ。こちらのお寺は、住職さんによるアートがあちこちに飾られており、お寺とは思えないポップな空間! これらの作品を観ているだけでもあっという間に時間が過ぎていきます。
作品の解説や座禅の仕方についてレクチャーされたあと、地下にある坐禅専用の空間で15分のショート座禅を体験。椅子もあるので、正座が苦手な人も安心です。実際体験してみると、5分も経っていない間に終わってしまった感覚! しかも気分もすっきり。これぞ、心浄化体験です。
ちなみに座禅をすると、顔のリフトアップ効果があるとも言われているのだそう。真偽はぜひ体験してチェックしてみて。こちらは毎週金曜19:00~19:50(4~9月は19:30~20:20)に開催されています。
イルカの大群にテンションアップ! 口之津イルカウォッチング
動物好きなら絶対テンションがあがる口之津イルカウォッチングも体験してきました!
船に揺られること10分〜20分。景色を楽しんでいるうちに、あっという間にイルカがいるポイントへ。実は必ず見られるものではないそうですが、なんとこの日はイルカの大群に遭遇!
右も左も、イルカがいっぱい! 飛んだり、お腹を見せたりと自由に泳ぎ回るイルカたち。ちなみに種類はバンドウイルカだそうです。
あまりの近さに、みんな大興奮! かわいいイルカの姿に、しっかり心がリフレッシュされました。
おいしい食べ物と素敵な空間でココロにエネルギーチャージ!
緑に囲まれた超人気のそうめん流しスポット「山の寺邑居」
南島原の名物「島原手延そうめん」をそうめん流しスタイルで楽しめるのが「山の寺邑居(ゆうきょ)」。緑に囲まれた山奥の空間なのですが、人気スポットとのことでひっきりなしに人が訪れます。あっという間に、店内も満席に! 雰囲気がよくてシャッターをどんどん切りたくなる空間です。
こちらでいただいたのが手延べそうめん(660円)と地野菜の天ぷら(880円/写真は2人前)。つるつるのそうめんは、のどごしよく、あっという間にお腹に収まっていきます。地元野菜をふんだんに使ったてんぷらはボリューム満点! 野菜の旨みのしっかり感じる一品です。
敷地内にはおしゃれなカフェ「SUGAR MAN’S CAFE」も併設。食後のコーヒーやデザートもぜひ楽しんで♪
フルーツたっぷりのパフェでエネルギー補給「Galleto KAMEYA」
地元の人たちが集う、その地のカフェこそ、休憩の穴場! もちもちのピザが自慢の「Galleto KAMEYA」では、あえてスイーツで休憩タイム。こちらフルーツパフェは780円と、果物たっぷりなのにリーズナブル!
お得感も満足感も、どちらも得られるカフェでした。
山里のぽつんと喫茶店「水と木」で花に囲まれた癒やしのティータイム
クルマじゃないと行けない場所には、こんな場所があるの!?と思わず驚いた、お花に囲まれた素敵なカフェがありました。こちらは花屋さんと喫茶を兼ねたお店「花と喫茶 水と木」。集落の風景を眺めてもよし、店内の花を眺めてもよし、景色と一緒にお茶が楽しめる“ぽつんと喫茶”。洗練された空間も魅力的でしたよ。
レンタカーを借りられるなら、ぜひ訪れてみて。
楽しい旅の思い出をおすそ分け♪「道の駅ひまわり」でお土産を
最後に立ち寄ったのは、2023年4月にオープンしたばかりの「道の駅ひまわり」。レストランも併設されており、地元のおいしいご飯もいただけます。
この道の駅には平成4年に大きな被害をもたらした雲仙普賢岳の土石流で被災した建物がそのまま残されています。また、少しクルマで移動すると、その時の噴火の記録を展示している大野木場砂防みらい館があり、横には火砕流で焼失した旧大野木場小学校も残されていました。
災害が多い国だからこそ、こういう知識も欠かせないですよね。しっかり学んだあとは、お土産をチェック!
おすすめしてもらったものの中で筆者が気になったのは、この3品。お酒好きな方への贈り物なら、地域で作られたどぶろく「夜のよして」(1500円)を。おつまみやお菓子のお土産には、名産品そうめんを素揚げした「あげとっと」(350円)がおすすめ! 「しお」や「チーズ胡椒」などいくつかのフレーバーがあり、大人気の商品ですよ。
この地域ならではの王道かつ、「道の駅ひまわり」限定のアイテムが欲しいなら、「島原手延べ極細そうめん」(585円)がイチオシ! 極細そうめんを作るのは難しいとのことで、ここでしか手に入らないレアさもあり、お土産として喜ばれること間違いなし。
ほかにもしいたけを使ったお土産や地域のお菓子なども印象的でした。空港に行く前に、ここで地域ならではのお土産をゲットしてくださいね。
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美しい自然とおいしい食べ物、そして興味深い歴史と見どころ、楽しみどころがいっぱいの南島原。今度の休日は、魅力たっぷりの南島原で過ごしてみませんか。
●記事内で紹介した商品の価格はすべて、税込価格です。