アメリカン・エキスプレスが中小店舗・ECショップのオーナーを応援!
多様性に配慮したオープンなお店作りに挑戦するショップオーナーに対し、支援を行うプログラム「RISE with SHOP SMALL 2023(ライズ・ウィズ・ショップスモール 2023)」の授賞式が、2023年9月23日(土)、東京・恵比寿の「恵比寿ガーデンプレイス」にて行われました。
これは、アメリカン・エキスプレスが、中小店舗・オンラインショップにおける 「“ALWAYS WELCOME”をテーマとしたお店作り」 を応援するプログラムで、受賞者には、500万円相当の支援(A賞3名)もしくは100万円相当の支援(B賞5名)が行われるのだそう。
性別や年齢、障がいの有無、人種や国籍、言語、LGBTQ+など、さまざまなダイバーシティ(多様性)を持つお客さんや従業員の「自分らしさ」に配慮し、受け入れるお店づくりを応援する「RISE with SHOP SMALL 2023」。プログラムには、多数のショップオーナーからの応募がありました。
授賞式では、全国の応募者の中から選ばれたスモールショップオーナーを発表。 加えて、スペシャルサポーターであるMEGUMIさんと長谷川ミラさんによるスペシャルセッション「Table for Diversity」が行われました。
本記事ではスペシャルセッションの内容を中心に授賞式のレポートをご紹介します。
MEGUMIさん、長谷川ミラさんのスペシャルセッション「Table for Diversity」の模様をレポート
スペシャルサポーターとして選ばれたのは、タレント業を営むとともに、石川・金沢でカフェを経営するMEGUMIさんと、モデル・ラジオナビゲーターであり、自身でもカフェ経営やアパレルプロデュースを行う、長谷川ミラさん。
「RISE with SHOP SMALL 2023」では飲食店経営者の応募が多かったことから、専門家監修の元、ステージ上にカフェを再現。飲食店経営において “多様性に配慮できるポイント”について、体験を交えながらのスペシャルセッションが行われました。
飲食店にあったら嬉しい”配慮”って?
多様性に関してさまざまな視点や配慮の方法があるなかで、会場のセットには「お客さまや従業員のニーズに合わせたお店作りのための配慮」の挑戦の中から4つのポイントが選ばれています。
「車いすやベビーカーが入りやすい配慮」「車いすやベビーカーが利用しやすいテーブルの高さ」「個の空間を確立するパーテーション」「高齢者や妊婦の方に配慮したひじ掛けのある椅子」など、実際の飲食店に合ったらうれしいポイントが体験を通して紹介されていました。
長谷川さんは、海外と日本の違いについて聞かれると、「アメリカは特に進んでると思います。法律でスロープがないといけないと決まっていたり、広いトイレがスタンダードだったりします」とコメント。
また、店舗における車いすの受け入れについて、「車いす入れますか?って聞くのも、当事者の方からするとストレスかもしれませんね。お店側が車いす受け入れのサインを掲示するだけで、歓迎の意思表示となるので、サポートを求めている人にとって背中を押してくれる配慮になりますよね」とも。
「自分で起業する時は、大きなお金も使うし、本当に不安だった」(MEGUMIさん)
スペシャルセッションで、アメリカン・エキスプレスによる中小店舗経営者支援の取り組み「RISE with SHOP SMALL 2023」に関するコメントを求められると、お二人は次のように感想を述べています。
MEGUMIさんは、「自分で起業する時は、大きなお金も使うし、本当に不安だった。泣きながらお弁当を食べる経験もした。そんな時に『RISE with SHOP SMALL』のようなサポートがあるだけで、まったく違う景色や行動に繋がると強く感じました。そういった活動に参加させていただけることをすごく光栄に思います」とコメント。
長谷川さんは「こういった中小支援の取り組みは継続が大事」「最近の若い子たちの中には、多様性に配慮したお店で働きたいけど、そういった場所がなかったり、起業したいけど勇気が湧かなかったりという声も聞く。今回受賞者されたようなお店が増えると、次の世代や、更に先の世代にも繋がっていくいい連鎖なのではないかと思いました」と語りました。
また、MEGUMIさんは、石川県でカフェを経営することについて聞かれると、「東京でやるのとは全然違う」と回答。「石川の方達は美しい街を守っていらっしゃるので、常に熟考している。そういった地域の方のマインドが最初は分からなかったので、すごく戸惑いました。6年目ですけど、いまだに果てしない学びがあります」と答えていました。
気になる受賞店舗は8店舗
「RISE with SHOP SMALL 2023」の受賞店舗は以下の8店舗です。
A賞に選ばれたのは、鹿児島・霧島市で参加型のアートゲストハウスを営む「一般社団法人 横川kito(よこがわキト)」、障がいのあるアーティストのアート作品をデザインとして採用した佐賀・佐賀市の「fa(ファ)」、多国籍なスタッフで運営している兵庫・神戸市の「神戸アジアン食堂バルSALA」の3店舗。
B賞には、国内唯一の病児・障害児専門の医療ケアグッズとお見舞い品の EC マーケットプレイスを手掛ける大阪・池田市の「一般財団法人チャーミングケア」、園芸花や観葉植物、切花、ドライフラワーを取り扱う滋賀・守山市の「花の森」、より柔軟で自由なセミオーダー結婚・婚約指輪が作れる東京・港区の「atelier ST, CAT(アトリエ エスティ キャット)」、宮城・仙台市の老舗オーガニックレストラン「おひさまや」、神奈川・横浜市の「そば・うどん 佐保多(さほだ)」の5店舗が選ばれています。
今後は、アメリカン・エキスプレスのウェブサイトやソーシャルメディアなどを通して、ショップや、ショップオーナーのストーリーが発信されていく予定です。
まだまだすべての人にとって、すべてのお店が利用しやすいとは言えない時代。多様性を受け入れすべての人が入りやすいお店がこれからどんどん増えることで、より、柔軟な世の中になっていくといいですね。