【Oggi5月号】3年3ヶ月ぶりにアルバムリリースした、秦 基博 登場!
「今思えば、30代は“仕事としての音楽”といかに楽しく向き合うかを考えて整えていた時期かもしれません」
そう振り返るのは、シンガーソングライターの秦 基博さん(42)。先日、実に3年3ヶ月ぶりとなるニューアルバム『Paint Like a Child』をリリースした秦さんが、Oggi5月号に登場します!
人気ラジオDJ・サッシャさんがナビゲートする音楽連載「働く私にMusik(ドイツ語でMusicの意味)」で、音楽人生のこれまでと今を語っていただきました。
「同じペースで音楽をやり続けるのは難しい」
いまや押しも押されもせぬ日本を代表するヒットメーカー。そんな秦さんの30代と言えば、『ひまわりの約束』など数々のヒット曲を世に送り出していた時期でした。
サッシャさん:「コンスタントに曲を作り続けてきた秦さんですが、2017年頃… 30代後半からそのペースが少し落ち着きましたね」
秦さん:「2017年にリリースしたベストアルバムで自分を一度出し切ったこともありますが、“デビュー10周年”も理由ですね。10年を超えて、その先も同じペースで音楽をやり続けるのは難しい… そんな気がして」
必要だったのは、一度立ち止まって、自分を見つめ直す時間だったそう。
晩年のピカソが残した言葉
秦さん:「音楽はもちろん仕事なんですけど、音楽を楽しいと思える自分でいることも大事。だって、面白くない状況で曲づくりをしても、きっとそれはつまらない曲にしかならないと思うんですよね。10年、15年、20年… とキャリアを重ねていくには、自分を塗り替えていかなければならないし、その塗り替えもできるだけ楽しく自由にやりたいですね」
3年3ヶ月ぶりにリリースした今回のアルバムにもその想いが表れているようで、
「思い出したのが、アルバムタイトルにもなっているピカソの言葉。『ようやく子供のような絵が描けるようになった』――晩年のピカソが残した言葉なんですけど、ピカソのような表現を突き詰めた人が最後に辿り着いた世界に興味があって。その言葉のように、子供が絵を描くように、思うままに自由に音楽を表現したいなと」
そうして仕上がったのが『Paint Like a Child』。「本当にやりたいことに思いっきり情熱をぶつけて形にした」と言います。
20代、30代の大きなターニングポイント
サッシャさんとは、ラジオ番組で何度となく対談してきただけあって、最初から打ち解けた雰囲気での撮影となりました。30代に得た貴重な“気づき”から、「自分らしさ」を求めてあがいた20代後半、デビュー前に経験したスランプを救った恩人の言葉など、音楽人生で大きなターニングポイントになった出来事や心の変遷が次々と語られ、働くOggi世代にも通じる“気づき”もあったそう。
この続きは、ぜひOggi5月号でチェックしてみてください。発売は、3月28日(火)です。