ハノイの【レガシーイェントゥ M ギャラリー】に宿泊
前回はベトナム南部のリゾート【フュージョン リゾート カムラン】の宿泊レポートをお届けしました。今回は、ハノイ近郊の町でのホテルステイをお届け!
山奥にたたずむ、ちょっとクセのある空間デザインが人気のホテル「レガシーイェントゥ M ギャラリー」。
ホテル名の「イェントゥ」とは、ホテル一帯を見下ろすようにそびえたつイェントゥ山が由来で、ベトナム仏教の一宗派が開かれた神聖な山として知られています。
人里離れた山奥にひっそりたたずむこのホテル。一歩ロビーに入ると、高い天井に飾られた壁画や個性的な家具が出迎えます。まるで美術品コレクターの家にお邪魔しているような、不思議な気分。
実はこちらのホテルを手掛けたのは、ランドスケープ(景観)デザイナーのビル・ベンスリー氏。東南アジアを中心に世界30ヶ所でリゾートホテルをプロデュースし、数々の賞を受賞しています。
自然やその土地の歴史を尊重しながら造られる空間は多くの人を魅了し、彼の手掛けたホテルを求めて東南アジアをめぐるファンもいるんだとか。
世界的デザイナーのベンスリーと、ハイクラスなブティックホテルブランド「M ギャラリー」がタッグを組んだ「レガシーイエントゥ」は、古くからある修道院を想起させる独特なたたずまいが特徴です。
こだわりの詰まったお部屋でゆったりとした時間を
今回泊まったお部屋は、中央にキングサイズのベッドが配置されたシンプルな作りのデラックスルーム。
重厚感のある観音開きの扉や大きな壺など、細かい装飾が映画セットのようです。床に敷き詰められたタイルは職人の手作りで、こだわりのインテリアに囲まれて過ごすことができます。
ハスの花形の洗面台や、独特な窓枠のシャワールームなど、作り手の遊び心が見えてワクワクさせられます♪
自然の風景を楽しめるよう、お部屋にはあえてテレビは置かれておらず、照明も最小限に。日光を浴びながら、窓の外に広がる木々や心地よい風に癒やされました。
食、スパ、ヨガ、楽しみがたくさんのステイになりました!
館内にはレストランとバーラウンジがあります。鮮やかなカラーが目を引くアルコールを一杯いただきました。
ディナーはベトナム風のチャーハンとステーキ。どれもとっても美味しかったです♪
翌朝のビュッフェは、村の朝市に来たようなディスプレイ! お部屋だけでなく食事処にもさまざまな演出があり心躍ります。
敷地内にはスパもあります。こちらもやはり古民家のような趣が! 薬草を使ったハーバルバスやサウナなどが中心です。
さらに、ヨガやメディテーションのクラスも毎日数回行われていて、宿泊者は無料で参加が可能。
この日はシンギングボウル・メディテーションという、お椀のような仏具が奏でる静かな音を聞きながら、瞑想へ入っていくレッスンに参加しました。
普段はハノイの喧騒の中で生活をしているので、ひとつの音に集中して深く呼吸だけをする時間はとても尊いものに感じました。
「レガシーイェントゥ M ギャラリー」は、ハノイから車で約2時間半と少し離れたところにあるのですが、その雄大な自然に囲まれたロケーション、ハイセンスな空間は、一見の価値あり!
ちょっと変わった、クセのあるホテルを求める方におすすめしたい場所です。
神谷さんのハノイ生活レポートはこちら!