6月号でヨンアさんが卒業。新たなカバーモデルにLIZAさん&絵美里さんが登場!
17歳から26歳まで。8年4か月、Oggiモデルとして活躍したヨンアさんが6月号で卒業。タヒチでのラストシューティングは、息をのむほどの美しさ!
7月号からはLIZAさん&絵美里さんが新カバーモデルになり、創刊以来初となるふたり表紙で登場しました。
また、とじ込み美容BOOKにも力を入れた年で、3月号「たちまち美人! なHow to “ツヤ髪”BOOK」や6月号「THE後ろ姿美人BOOK」など、ひと味違ったニッチな美容特集シリーズが話題に。
創刊20周年、スペシャル企画でアニバーサリーイヤーを盛り上げる!
10月号で創刊20周年を迎えた2012年。10月号は創刊20周年となる記念号となり、さまざまなスペシャル企画が登場しました。
まず、創刊号から数えて全240冊にも及ぶ表紙を観音開き式のページに全網羅した仕掛けが圧巻!
過去の特集をプレイバックしたページでは、ファッションやメイクの変遷が貴重なアーカイブとしてまとめられています。
そのほかにも、歴代の表紙キャラクター16名からメッセージが届いたり、『Oggi』を代表するスタイリストが最旬のベーシックスタイルを考察した「THE Oggi スタイリスト BOOK」が大特集で組まれたりするなど、とても豪華な一冊となりました。
2012年の注目記事をピックアップ!
1月号「『キレ』『ヌケ』『盛り』で完成! “今どきシンプル”美人計画!」
新たな着こなしテクニックとして、シンプルスタイルに「キレ」「ヌケ」「盛り」の3要素が加わりました。
「何を着るか」よりも「どう着こなすか」というベクトルでシンプルスタイルを再構築した大特集。
たとえば、ベルトの代わりに鮮やかなスカーフを巻いて着こなしを「盛り」上げる、パール&白いパンツで軽やかな「ヌケ」感を演出。
さらに紺ジャケット&ストライプシャツでシャープな「キレ」味を加えるなど、コーディネートを“今どき”に押し上げるためのコツを徹底的にレクチャー。
足し算と引き算をうまく使い分けることが大切だということを再認識させられる企画でした。
2月号「『今どきデニム』で、“かっこよさ”劇的更新!」
ストレートデニムやスキニーデニムなど、すっきりした細身シルエットが主流だった’12年のデニム事情。
「デニム通勤OK」の会社が増加したことによって、今まで以上にデニムの着こなし方に注目が集まりました。
この特集では2大デニムとして、ダメージ加工のない濃いめのデニムを「丸の内デニム」、ウォッシュ加工などを施したデニムを「青山デニム」と命名。
「丸の内デニム」ではハイゲージニット×華奢アクセサリーと合わせてキレのあるきれいめな着こなし、「青山デニム」ではざっくりローゲージニット×大ぶりアクセサリーでインパクトをつけたこなれカジュアルな着こなし提案しました。
また、当時の新しい試みとして『Oggi』の公式サイト内で、誌面で紹介したすべてのデニムを360°回転させてチェックできる機能を展開。
誌面では伝えきれない情報をウェブと連動して発信したのでした。
4月号「“きゃしゃ”見せ命! の『最強アウター』BOOK」
短めボトムの台頭、細身シルエットが旬だった’12年の着こなしに必要だったのは、全体的にほっそり&すっきり“きゃしゃ”に見えること。
これまでしっかりとした素材やシルエットのアウターがメインでしたが、落ち感のあるソフトな素材やふんわり薄軽なリラックス感が加わったアウターへと変化していました。
コンパクトなデザインや光沢感のある素材でスッキリした印象に見える“きゃしゃ”見せ命のアウターは、全身のバランスを今どきに見せるために必要不可欠なアイテムだったのでした。
6月号「大人女子のための『最新SHIBUYA』案内」
「渋谷109」をはじめ、センター街など若者の街というイメージが強かった渋谷。
そこに“大人も楽しめる街”をコンセプトにした大型複合施設「渋谷ヒカリエ」が’12年4月にオープンしたことで、大人も集える街へと進化し始めました。
さらに、「渋谷ヒカリエ」がある駅周辺とは別で、文化通りを進み「渋谷東急本店」から井の頭通りにかけた神山町・宇田川町・富ヶ谷エリアが“奥渋”と呼ばれるように。
隠れ家のような飲食店やオーナーのセンスが光るセレトクショップ、ユニークな書店などが多く集まり、ゆったりと過ごせる“奥渋”が注目され始めました。
デートや女子会で活用できるスポットとして、今まで以上に渋谷の街が話題になった年でした。
6月号「『後ろ姿美人』BOOK」
自分では見えない後ろ姿はついつい気を抜きがちですが、実は正面よりも大切ということを提案した「後ろ姿美人BOOK」。
当時、シースルーなど透け感アイテムが流行したことによって、今まで以上に後ろ姿を意識する人が増えたのです。
当時の調査によると、女性たちが気にしていたのは「ハミ肉系」でしたが、「女性の後ろ姿でどこが気になる?」という質問に男性の回答は、ダントツで「背中のニキビやザラつき、ムダ毛」という結果に!
男女で気にしている部分の違いに驚きつつ、自分の後ろ姿を見直すきっかけになったのです。
8月号「超リアル・ストーリーで見せる、8月の1か月コーディネート」
このころから、企業とコラボレーションした1か月コーディネートがスタート。
もしもトミーが「サッポロビール宣伝室」勤務だったら… という、今まで以上にリアルな設定にアップデートされました。
8月号では、実際にサッポロビールの宣伝室に勤めている『Oggi』世代の女性に事前取材し、「取引相手がほとんど男性なので、スーツ姿の彼らの中で浮かないよう“清潔感ときちんと感”を意識している」という現場の意見をストーリーに盛り込みます。
ネイビーのテーラードジャケットやクロップドパンツを主役にした、キレ味のあるさわやかなワードローブを使った1ヵ月コーディネートは今すぐ実践できると大好評でした。
10月号「THE OggiスタイリストBOOK」
20周年記念号となった10月号の目玉企画のひとつだった「THE OggiスタイリストBOOK」。
創刊以来、『Oggi』が目指してきた「シンプル」なのに「今」を感じさせるベーシック。
20周年記念号では、この『Oggi』流ベーシックを共につくってきた最強のスタイリスト5名のこだわりテクニックを大公開しました。
「定番カラーだからこそ、自分らしさや旬のエッセスを加えるのが楽しい」と語る望月律子さんは「ブラックの流儀」を提案。
金子 綾さんの「パンツで魅せる女らしさ」では、「計算しないと表現できない女っぷりが好き」と語る金子さんのパンツ愛で満ちあふれていました。
「どんな時代でも、どんなシーンでも、好感をもたれる上品な雰囲気のトラッドが好き」と語る佐藤佳菜子さんが提案した「トラッドの新解釈」では、ニューヨーク、ミラノ、パリの3都市をイメージし、それぞれの要素を加えたキレ味のいいスタイリングが誕生。
「理想の女性像を、コーディネートを通して発信してきた」という高橋裕美さんは、テーラードジャケットやシャツなどきちんとしたアイテムをあえて休日スタイルに取り入れた「大人の休日カジュアル」を提案しました。
そして、「スタンダードアイテムこそ、ラフに女らしく着こなすべし!」という徳原文子さんは、Gジャンを主役にしたスタイリングでこなれカジュアル展開。
そんな5人の最強スタイリストが考えたテーマをもとに再構築されたベーシックスタイルは、今読んでも色褪せません!
都心にランドマークが続々オープンした2012年、日本人アスリートが世界中で大活躍!
“大人の女性を呼び戻す”をコンセプトにした「渋谷ヒカリエ」や、高さ634mを誇る「東京スカイツリー」など、首都圏を中心に次々と新名所がオープンした2012年。
この年に開催されたロンドン五輪では、体操・内村航平選手が個人総合で金メダルを獲得。レスリング女子では、吉田沙保里選手、伊調馨選手が金メダルを獲得。
さらに、フィギュアスケートの世界選手権で羽生結弦選手が日本男子史上最年少の17歳で銅メダルに輝くなど、日本は史上最多となる38個のメダルを獲得しました。
海外の一流選手に決して劣らない日本人アスリートが次々に輩出されました。
2012年の時事トピックまとめ
「東京スカイツリー」オープン/ロンドン・オリンピック開催(日本史上最多のメダル38個獲得)/「iPS細胞」で山中教授、ノーベル医学生理学賞/香川選手、名門マンチェスター・ユナイテッドへ/原発、一時稼働ゼロ/オウム真理教の平田 信容疑者・菊池直子容疑者・高橋克也容疑者を逮捕/アメリカ大統領選でバラク・オバマ氏再選/「渋谷ヒカリエ」がオープン/レスリングの吉田沙保里選手、国民栄養賞受賞/東京駅「丸の内駅舎」リニューアルオープン/ロシア大統領選挙にプーチン首相が当選/中国共産党トップの総書記に習近平氏/金正恩氏、「第1書紀」に就任/松井秀喜選手、現役引退表明/世界フィギュア・羽生結弦選手が銅メダル/ゴールデンボンバー『女々しくて』、miwa『ヒカリへ』などがヒット/ドラマ『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』放送/映画『テルマエ・ロマエ』『宇宙兄弟』公開
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文/HATSU