この花は何の穀物? 栄養満点のアノ食材
私たちの生活や健康を古くから支えてきた穀物。長期保存に優れ、調理も簡単で扱いやすいのが特徴です。代表的なものは、小麦やとうもろこし、大豆。
今回はそんな穀物の中から、ある食材をピックアップしました。
この花は何の穀物かわかりますか?
正解は、「ごま」の花です!
正解は、ごまの花でした!
ごまはごま科の食べ物。私たちが食べている胡麻(ごま)は、植物の種子を食べています。
一年の間で比較的安定して収穫でき、日本国内では九州地方を中心に栽培していて、兵庫県、富山県、島根県、愛知県でも栽培。
◆ごまの歴史
ごまはアフリカのサバンナ地帯が起源とされ、紀元前3000年にはナイル川流域で栽培していたそう! 太古から身近な存在だったのですね。
世界三大美人としても知られる、クレオパトラはごま油を愛しボディオイルとして使っていたり、中国では不老長寿の秘薬として用いられていた歴史を持つごま。世界各地で親しまれているんですね。
日本には、縄文時代に仏教ととも伝来したとか。現在に至るまで、ごまは輸入されることが多く、トルコやエジプト、中国、ミャンマーなどが盛んに栽培しています。
◆ごまの栄養
3000種類以上あるごまは、主に白ごま、黒ごま、金ごまの3つに分けられ、栄養はどれもほぼ同じ。
有名な栄養は、“セサミン”でしょうか。抗酸化物質のひとつで肝臓機能を高めてくれる働きがあります。
また、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維がぎっしり含まれていて、私たちの身体に欠かせない栄養素が摂取可能。
効果的な食べ方は、すりつぶす、ペーストがおすすめです。
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ごまの花から歴史、栄養まで紹介しました。記事をまとめていく途中で、小さい頃、親にごま塩おにぎりを作ってもらっていたのを思い出しました。単なる味付けではなく、栄養も考えてくれていたんだなと改めて感じます。ごまの話から逸れちゃいますが、食材に感謝はもちろん、作ってくれた人にも「ありがとう」を伝えたいものですね。
参考:農林水産省「ゴマについて、黒ゴマ、白ゴマなど種類がありますが、何が違うのですか。」
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