今の時代のプレゼントに「フランソワ・ポンポンのビジュアル絵本」を一冊
▲『まってて、まってて! フランソワ・ポンポンの彫刻たち』(著者:フランソワ・ポンポン、谷川俊太郎、出版:小学館) 1,760円
色々不安定な生活が続く中、それでも大切な人に何かを贈りたいシーンってありますよね。誕生日、結婚祝い、出産祝い…。そんな時、性別や年齢を問わず「少し優しいメッセージ」が届けられるビジュアル本はいかがでしょう。
カワイイ、飾れる、気持ちも伝わる!
プレゼント選びって、贈る人のセンスが問われます。昔からの友人なら好みや苦手なものも熟知しているから、そうそう外すことはないけれど、それほど距離が近くない人の場合は悩みどころ。
食べ物はアレルギーや好みもあるし、装飾品は趣味が合わなかったらかえって迷惑かも… などなど。そしてなかなか直接会えない今の時代だからこそ、何か「優しいメッセージ」になるようなものを届けられたら嬉しいですよね。
そんな時おすすめしたいのが、性別や年齢に関係なく贈れるビジュアル本。この「まってて、まってて」は、シンプルなフォルムながらどこか愛らしい動物彫刻の作家「フランソワ・ポンポン」の作品に、谷川俊太郎さんのメッセージ性があることばが添えられています。
本の仕組みはジャバラ状になっていて、広げて飾ると部屋のインテリアとしても素敵。表には動物彫刻と、谷川俊太郎さんのことば。そして裏面には、彫刻家「フランソワ・ポンポン」の足跡や、彼の想いなどが簡単にまとまっています。
このボストンテリアの彫刻に添えられた、谷川俊太郎さんのことば。「ほえなくたって、いるだけでおれはおれだ。」短いなかにも強さがあって、なんだか励まされます。
裏面には、ポンポンの彫刻への取り組み方が伝わるエッセンスも。あのロダンの弟子だったポンポン。日本ではまだあまり知名度は高くありませんが、美術や彫刻に興味がある人にとっては嬉しい情報に。
私がこの本を贈りたいシーンを考えてみると… アート好きでセンスがいい先輩の昇進祝い、引っ越した友人の引越し祝い、姪っ子のXmas… などが浮かびます。
本という体裁ですがちょっとしたインテリアグッズでもあり、メッセージも伝わり、紙のオブジェ的な要素もあるんです。
本物が見られる!「フランソワ・ポンポン展」が名古屋市美術館で開催中
そして今、「フランソワ・ポンポン」の彫刻を生で見られる展覧会が全国を巡回中。
9月18日〜11月14日まで、名古屋市美術館が会場です。シロクマをはじめ、さまざまな動物たちの表情を楽しめる展示、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
名古屋展のあとは、群馬や千葉でも開催予定。詳しくは「フランソワ・ポンポン展」のオフィシャルサイトをチェック。