夢見るような花柄こそ、甘く着ない。ボーダーの帯で凜と着るのが新・お作法
せっかく浴衣を着るなら、大人ならではのかわいさやフェミニンさを思いきり楽しむのも手。優しい黄色とブルーグリーンの百合の花が華やかな、さらりとした綿麻素材の浴衣を選んでみる。地色の淡いベージュが花柄の色のメリハリを和らげてなじませ、大人のための上品な愛らしさを体現してくれる一枚。
花の色に合わせて、ブルー系ボーダーの帯との柄on柄という少し攻めた組み合わせに。さらにダークトーンの小物で締めて、ほんのりモードな着こなしを目指して。
浴衣/参考商品(銀座もとじ) 半幅帯¥14,300・トンボ玉付き帯締め¥8,250・バッグ¥19,800・下駄¥10,780(撫松庵)
ビターブラウンが粋な絞りの浴衣を、夏きもののようにフォーマルに仕上げて
伝統工芸品であり、格調高い有松鳴海絞りの浴衣。ブラウンのグラデーション地に絞りのドットをストライプ状に配した、洋服感覚の色と柄が新鮮。麻の半襟をつけた襦袢を合わせ、絽縮緬の帯揚げを夏らしく少量のぞかせて。
こんなきちんと感の高い着こなしなら、観劇やお食事など「ちょっといいお出かけ」にも最適。透け感が涼しげなブルーグリーンの帯で、大人っぽい配色もぐっと夏らしく。
〝KIMONO by NADESHIKO〟の浴衣¥68,640・帯留め¥4,400・〝きものやまと〟の半幅帯¥14,190・三分紐¥6,490(やまとお客様サポートセンター) かんざし¥3,300(撫松庵) その他/スタイリスト私物
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。
2021年Oggi8月号「かっこいいお姉さんのネオベーシック考」より
撮影/谷田政史(CaNN) スタイリスト/石関靖子 着付け/藤本麻里 ヘア&メイク/岡田知子(TRON) モデル/泉 里香(Oggi専属) 構成/須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部