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FASHION

2021.08.06

夏おしゃれを盛り上げる【白】大人気スタイリスト金子 綾さんがコーディネート指南!

人気スタイリスト金子 綾さんがつくる、夏の「白」コーディネート。5つのワザをひもときます!

金子 綾さん発!【白アイテム】で楽しむ夏おしゃれ

シンプルなのに決して地味で終わらない絶妙なこなれ感に、スタイリングの力を感じる、スタイリスト金子 綾さんがつくる「白」のコーディネート。金子さんの今の気分を凝縮した5つのスタイリングから、その秘密をひもときます。

スタイリスト 金子 綾さん
シンプルでベーシックな服の魅力を最大限に引き出してつくる、こなれスタイルが得意。女らしさとキレ味をあわせもつ、オンリーワンのセンスでOggiをはじめ、数々の女性誌で活躍中。職人気質でモデルやエディターからの信頼も厚い。

衣裳/本人私物 ※詳細はOggi公式インスタグラム(oggi_mag)をCHECK!

白は、チャーミングなだけではなく、品よくラグジュアリーな色

盛ることも色を差すこともしていないのに、決して物足りなくならない、金子さんのつくる「白」コーデ。たとえば、今年らしいマオカラーのまじめな白シャツに、ボーイッシュなショーパンをMIX。足の素肌が出る分、シャツの袖丈は長く。直感的なその足し引きの塩梅が、スタイリングの完成度をぐっと上げて。

シャツ¥31,900(エイトン青山〈エイトン〉) パンツ¥16,500(någonstans) バッグ¥12,100(MIKIRI〈クードル〉) イヤリング¥17,600(ete)

1|マニッシュな白

メンズっぽさの香る白アイテムを肌の抜け感で女らしく昇華

「メンズライクなアイテムも、クリーンな品のよさをキープしてくれるのが白のいいところ。〝おじっぽい〟ピンストライプのワイドパンツの合わせは、ベーシックな白Tよりも、デコルテや腕が程よく露出する、リブの入ったタンクトップをチョイス。

女らしさは肌の見せ方で調節するのが私のコーディネートの基本です。〝綾さんと言えばこれだよね〟と言われるほど愛用している、アイコニックなカーディガンを添えて、コーディネートに奥行きを」(金子さん)

タンクトップ¥7,150(ボウルズ〈ハイク〉) カーディガン¥19,800(アニエスベー〈アニエスベー〉) パンツ[共布ベルト付き]¥27,500(ウィム ガゼット 丸の内店〈ウィム ガゼット〉) バッグ¥45,100(ヴァジックジャパン〈VASIC〉) 靴¥2,420(リップカールジャパン havaianas事業部〈ハワイアナス〉) イヤリング¥18,700(essence of ANAYI〈Marie Gold〉)

2|透ける白

カジュアルを女っぽく引き寄せたいときに隠し味的に使う白レース

「レースが黒だとセクシーさが強まるところ、ヘルシーさもあって夏の日差しの下にちょうどよく映えるのが、白のレーストップス。ともすればほっこりしがちなアイテムだけど、背中の大きく開いたデザインなら大人っぽさもモード感も叶います。

薄色デニム×白スニーカー(見えてないけど)という、思いきりカジュアルなアイテムとコーディネート。このMIX感がベーシックアイテム同士の合わせを普通で終わらせないカギ」(金子さん)

ニット¥31,900(マルティニークルコント ルミネ有楽町〈カレンテージ〉) デニムパンツ¥20,900(GUEST LIST〈RED CARD〉) 中に着たキャミソール/スタイリスト私物

3|そぎ落とす白

自然と視線を惹きつける白だからこそ、引き算コーデもうまくいく

「そもそも、アクセサリーを盛るのが好きではない私。鮮やかな色も、白と合わせるとコントラストが強くなりすぎてしまう。そう考えると、自然とコーディネートはミニマルに1+1の潔さも、パッと明るく視線を集めてくれるこの色なら成立します。

足首を絞ったパンツのシルエットや、レタリングデザインのメッシュバッグなど、シンプルに見えても、よくよく見るとディテールに遊びを効かせているんです」(金子さん)

シャツ¥30,800(マディソンブルー) パンツ¥26,400(ボウルズ〈ハイク〉) 〝メゾン ベンガル〟のバッグ¥4,290・〝MADEMOISELLE ROPÉ〟の靴¥12,100(MADEMOISELLE ROPÉ)

4|ガーリーな白

たまには〝あえて〟かわいいアイテムを楽しむその余裕がかっこいい

「甘めのテイストが再びトレンドとして巡ってきた今だから、辛口派のOggi読者のみなさんにも思いきってトライしてみてほしい、ガーリーな白。揺れ感が〝エモく〟着映えるコットン素材のミニワンピースは、セオリーどおりならスキニーパンツやデニムを合わせてシルエットを引き締めるところ、あえてゆるいラインのパンツを。

このバランスのくずし方や、色を混ぜないワントーン配色が、甘さをモードに引き上げます」(金子さん)

ワンピース¥46,200(サザビーリーグ〈マーレット〉) パンツ¥8,910(ミラ オーウェン ルミネ新宿2店〈ミラ オーウェン〉) バッグ¥36,300(ヴァジックジャパン〈VASIC〉)

5|はずす白

存在感のある色だから小さく利かせてスタイルに〝意外性〟をトッピング

「白い靴って、目立つぶん浮いて見えやすくて、個人的には上手に履きこなすのが難しいと感じるアイテム。ただ、サンダルなら白の面積が小さくなるので、そのハードルも下がるもの。

エレガントなセットアップに、あえてスポーティなサンダルを掛け合わせて。きちんと服がコンサバになりすぎず、スポサンも子供っぽく転ばず、両者が互いにうまく作用してくれます。首元につけたパールのネックレスで、〝小さな白〟をつなげて」(金子さん)

ノースリーブトップス¥36,300・スカート¥57,200(マディソンブルー) バッグ¥36,300(ヴァジックジャパン〈VASIC〉) 靴¥8,580(デッカーズジャパン〈テバ〉) ネックレス¥187,000(ete)

●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。

2021年Oggi8月号「今年の夏おしゃれは『白』に頼ります」より
撮影/金谷章平 スタイリスト/金子 綾 ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY) モデル/飯豊まりえ(Oggi専属) 撮影協力/バックグラウンズファクトリー 構成/福本絵里香
再構成/Oggi.jp編集部

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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