ネットに出現？「ネカマ」ってどういう意味？「ネカマ」をする人の心理・見分け方もご紹介

「ネカマ」という言葉を耳にしたことはありますか？インターネット上で、ある特定の行為を行う人の総称です。気づかないだけで、ネットゲームやSNS上にはこの「ネカマ」が多く存在するといわれています。本記事では、この「ネカマ」の意味やその心理、見分け方をご紹介していきます。

言葉

【目次】
・「ネカマ」の意味や由来は？
・「ネカマ」の心理は？
・「ネカマ」の見分け方は？
・「ネカマ」の反対語は？
・最後に

1 「ネカマ」の意味や由来は？
2 「ネカマ」の心理は？
3 「ネカマ」の見分け方は？
4 「ネカマ」の反対語は？
5 最後に

「ネカマ」の意味や由来は？

「ネカマ」という言葉を耳にしたことはありますか？インターネット上で、ある特定の行為を行う人の総称です。気づかないだけで、ネットゲームやSNS上にはこの「ネカマ」が多く存在すると言われています。一体どんな人物なのでしょうか？今回はこの「ネカマ」を詳しくご紹介していきます。

「ネカマ」の意味

「ネカマ」とは、「インターネット上で女性のフリをする男性」のことです。「ネットのオカマ」で「ネカマ」です。現実の性別は男でありながら、SNSやネット掲示板、ネットゲーム上では女性であるかのように振る舞います。ユーザー名を女性っぽい名前にして、女性らしい口調で話し、趣味の話を架空で作り上げる… インターネットの匿名性を活かした行為だと言えますね。

「ネカマ」の由来

「ネカマ」は「ネット上のオカマ」の省略です。現実のオカマは女装していたり、口調が女らしかったりしますが、接すると男性らしさが見え隠れします。しかし、インターネット上のやり取りのみだとなかなか判断がつきづらいものです。本当の女性だと思い込んで、「ネカマ」に好意を持ってしまい… なんてケースもしばしば。ちなみに「根釜」という苗字もありますが、「ネカマ」とは別物です。

「ネカマ」の心理は？

「ネカマ」はどうして女性になりすましたりするのでしょうか？その心理についてみていきましょう。

1：今の自分とは違う自分になりたい

「ネカマ」をする心理の一つが、「違う自分になりたい」という気持ちです。今の自分が置かれている環境や状況、人間関係など、現実社会に大きな不満を抱えている背景があることが多く、その逃避行動のひとつとして「ネカマ」を選んでいると考えられます。今の自分以外を演じられるのが簡単なネットゲームなどで、女性キャラクターを作ってそれになりきっているのです。

2：男性を騙してお金を得たい

ネットの匿名性を悪用して、ビジネスとして「ネカマ」をする人もいます。例えば、出会い系サイトのサクラとしてネカマ活動をします。女性になりすまして相手を騙し、お金を貢がせる、そんなやり方でお金を稼ぐ人もいます。

3：自分が思う理想の女性を体現している

現実世界では女性と知り合う機会がなく、恋愛をしていない男性が、「ネカマ」になる場合もあります。その場合、男性は自分の中に理想の女性像があって、「こんな女性が彼女だといいな」という妄想を叶えるために、「ネカマ」となって自ら理想の女性を演じているのです。

4：ちやほやされたい

男性でも、女性のように「ちやほやされたい！」と思うものです。女性になれば、男性・女性問わず優しく声をかけてきてくれ、親身になって話を聞いてくれるので、「ネカマ」は心地よさを感じます。

男性からすると、女性には「優しくされる」、「大切にされる」といった、人から守られているイメージがあります。それに憧れている男性が、「ネカマ」で感覚を楽しむという傾向があると言われています。

5：女性と距離を詰めたい

「ネカマ」になることで、スムーズに女性と関係性を築くことができます。ネット内で女性として振る舞うことで、相手の女性は警戒心を解いて、接しやすくなります。つまり男性として振る舞うよりも多くの女性と仲良くなれるチャンスがあるということです。ネット内で行われる女子会に混じって、リアルな世界では覗くことのできない女性だけの世界を味わう、なんてことも。

「ネカマ」の見分け方は？

では「ネカマ」と本当の女性を見分けるにはどうすればよいのでしょうか？ここでは見分け方のポイントをご紹介していきます。

1：掲載している写真の画質が悪く、統一感がない

「ネカマ」の場合、プロフィール写真や、投稿に使う写真をインターネット上で拾ってくることが多いです。そのため、テイストや色合いなどの統一感がなく、画質が悪い写真もあります。例えば、スイーツ関連の投稿だけをまとめて見てみると、見分けやすいでしょう。

2：女性特有の質問をしてみる

女性にしか分からない話題は「ネカマ」の苦手分野。例えば生理や女性特有の病気、妊娠といった女性同士だと共感できるはずの話題が出た時に、「ネカマ」は、ちぐはぐな答えを返してしまいます。

3：車やバイクなど、男性が好きな趣味の話を振ってみる

「ネカマ」は自分が好きな話題になると、つい女性を演じていることを忘れてしまう場合があります。そのため車やバイクといった、いかにも男性趣味の話題を振ってみるといいでしょう。積極的に絡んできたり、いきなり専門的な話をしてきたら、男性としての一面が出てしまったことの証。「ネカマ」である可能性は高いと考えられます。