アラサーOL【婚活のリアル#121】夢見る婚活女子の女神様
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「婚活女子の前に現れたのは誰?」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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2020年3月。私はこの日、銀座松坂屋にいた。そこで開催されていたのは「デヴィ・スカルノ展〜わたくしの歩んだ80年〜」。デヴィ夫人の傘寿(さんじゅ)を記念した特別展を見に来たのだ。
みなさんご存知の通り、インドネシアのスカルノ元大統領の夫人としてシンデレラストーリーを歩まれた女性。一見華やかに思われるが、彼女を取り巻く多くの愛以上にご苦労も多く、その経験から今やテレビに引っ張りだこ。浮世離れした人生を歩んできたことで、特に女性からの支持が厚く、その美貌は多くの人を魅了している。
実は私は以前テレビ局に勤めていた際に、一度お見かけしたことがあった。小柄な方でしたが背筋はピンと天から吊られているかのように真っ直ぐで、10cmほどのピンヒールを履き、遠くからでもそのオーラを感じることができるほどに圧倒されたことを覚えている。国家の大統領に見初められた日本人女性ということもあり、婚活中の私にとってもぜひとも見たい展覧会で、胸を膨らませて向かったのでした。
展覧会は夫人の半生を物語り、幼少期のお写真やスカルノ大統領からのラブレター、美術館でもお目にかかることが出来なさそうな宝石たちや煌びやかなお衣装がズラリ。まさにシンデレラのような夫人の人生に婚活疲れに陥っていた私は胸を高鳴らせた。
展覧会後はグッズの販売がされており、夫人がお書きになった本やクリアファイル、カレンダーまで購入した私はすっかり夫人のファンに♡
会計をしていると「お客様、一定の金額をご購入いただきましたので、夫人がサインをプレゼントします」と店員さん。夫人直筆ってこと…? 恐る恐る隣のブースに目をやると、「ま、まま眩しすぎて見えない〜〜〜!!!」そこにはまさに、デヴィスカルノ夫人ご本人が!! 私が夫人の元へ行くと、前の女性が購入したクリアファイルにサインをされているところだった。
夫人「あら、マジックがよれてしまったわね。綺麗に直しますからね」
どうやらファイルに書かれた際マジック液がよれてしまったようだ。
女性客「いえいえ、そのままで大丈夫です! ありがとうございます!」
と女性は言うものの、
夫人「いいえ、完璧な状態でお渡ししたいの」
ご自身にも、そして相手に対しても妥協をされない姿や、来場された方へのホスピタリティを感じることができて、ますますファンに♡
夫人「よれた部分はハンドクリームで消えるかしら?」
そう言う夫人にお付きの方は持っていなかったようだ。
私「もし宜しければ、私のハンドクリームお使いになりますか?」
とっさに、しゃしゃり出る私(笑)。
夫人「あらありがとう。あなたのクリームよく消えるわ」
こんなことでお話できるとは思いもよらなかったけれど、私もちゃっかり夫人から名前入りのサインをいただきました。ダイヤモンドのような夫人の瞳は吸い込まれそう。
私もなれるかな、いつか誰かのプリンセスに☆
次回は、1月1日20時公開予定です。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪