3位:九頭竜湖駅(福井)
福井県大野市にある、JR越美北線(九頭竜線)の「九頭竜湖駅(くずりゅうこえき)」が3位です。
JR越美北線の終点に位置し、木造の駅舎が温かみを感じさせる同駅は、過去には「中部の駅百選」にも選出されるています。鉄道ファンからの人気も高く、駅周辺には、駅名に採用されている九頭竜湖のほか、徒歩10分程度のロケーションに初心者から上級者まで楽しめる九頭竜スキー場も。観光スポットとしても魅力的です。
同駅と隣接する生産物直売所、ふれあい会館の3施設が「道の駅 九頭竜」として運営されているので、お買い物も楽しめます。
2位:毘沙門駅(青森)
奥津軽を走る津軽鉄道の「毘沙門駅(びしゃもんえき)」が2位です。
津軽五所川原駅と津軽中里駅を結ぶ津軽鉄道は、全12駅のうち9駅が無人駅。こちらの毘沙門駅も無人駅です。
毘沙門(毘沙門天)は、憤怒の相で北方世界を守護する神で、日本では七福神のひとりとしてもおなじみですが、このかっこいい駅名の印象とは対照的に、駅自体は非常に簡素な造りが特長で、地吹雪や強風から鉄道を守るための鉄道林が広がる秘境駅のようなたたずまいが特長です。駅名の由来については、はっきりしないとのことです。
1位:竜王駅(山梨)
山梨県甲斐市竜王新町にある、JR東日本の「竜王駅(りゅうおうえき)」が1位でした。
駅名に使われている「竜王」という地名は、1489年に開創された禅宗のお寺・慈照寺の初代住職が、この地に住み着いた悪竜を改心させ、寺の境内に「竜王水」を湧き出させた伝説が由来になったとのこと。伝説の生物・竜の王様が駅名だなんて、かっこいい!
こちらの駅舎の設計は世界的建築家である安藤忠雄さんが手がけていて、駅内の通路から南アルプスや八ヶ岳、富士山などが一望できるようになっています。冬には駅前がイルミネーションで彩られる幻想的な世界で知られ、SNS映えする写真が撮れるスポットでもあるでしょう。
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日本には、歴史や伝説などが由来であろう駅名も数多く存在します。みなさんの身近にも、かっこいい名前の駅がありますか? 次の旅行の目的は、こんな駅を訪れて記念撮影をするのも面白いかもしれませんね。
調査方法:gooランキング編集部が「Freeasy」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
投票数合計:500名(20~40代男女:複数回答)
調査期間:2020年7月30日~2020年7月30日
構成/並木まき