高さ54メートル、十津川村で一番スリルのある谷瀬の吊り橋!
村一番の観光スポットとしても有名な「谷瀬の吊り橋」は、もとは村民によって昭和29年に架けられたものだそう。長さ297m、高さ54mもの巨大な橋です。
織り重ねられたワイヤーと、木の板でできたシンプルなつくりの吊り橋で、幸か不幸か下の景色が丸見え! 高所恐怖症の私には、なかなか気合いが必要な観光スポットでした(笑)。
1人で歩いても揺れると思いますが、複数のお客さんが一緒に渡っているため、不規則にグラグラ…。マイナスイオンたっぷりの山々に囲まれ、下方には綺麗な川が見えるというのにそれどころではありません!
のろのろと歩くしかないので、後ろのお客さんに「お先にどうぞ~」と声をかけ続ける始末。他の旅人とのコミュニケーションも旅の醍醐味の一つですね♪(ポジティブ)
世界遺産・熊野古道と古き良き日本の暮らし
「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録された「熊野参詣道小辺路」。全長72kmもの祈りの道で、十津川村を一直線に縦断しています。石畳の道や田園風景には、なんともほっとします。
世界遺産石碑前のバス停は、なんと月曜日に1度だけバスがくるそう。公共交通が週に1本だけだなんて、どんな生活なんだろう…。一緒に旅をしたオッジェンヌの片田さんが隣で「ここで生活するのも幸せだよね~」とつぶやいていました。
そして民家を横切り、10分ほど下ると突然あらわれるのが、この絶景パノラマ!
特等席のベンチでひと休みしながら、美しいエメラルドグリーンの熊野川と熊野三山の奥の宮 玉置山を含む、大峰山脈を眺めます。この美しい景色が見られる、この一体の果無集落は「天空の郷」と呼ばれているのだそう。
果無集落にある岩本さんのお宅は、風情のある日本家屋。縁側で参詣者が休憩できるようにしてくださっているのだそう。私達も少し休憩させて頂きました♪
旅の締めくくりはお土産探し♪
途中で立ち寄った「道の駅 十津川の郷」でお土産を物色。温泉を利用した黒糖蒸しパンや手作りプリンは、優しい甘みでとっても美味しかったです。うめみかん味の熊野サイダー&しそサイダーは歩き疲れた時のリフレッシュに最適。他にもしゃばらポン酢など、帰宅後も楽しめるお土産がたくさんありました。
お土産を色々買って、楽しかった奈良・十津川村の余韻に浸ることができました。また行きたいな♪
撮影/女鹿成二 文/赤荻典子 構成/門司紀子
オッジェンヌ 赤荻典子
2019年からOggi専属読者モデル「オッジェンヌ」として活動開始。コンサル勤務の公認会計士で、お金の管理や仕事の効率化が得意。コーディネートはオンとオフのメリハリをつけるのが好き。Instagramアカウントはこちら:@nori_red