3位:余命1ヶ月の花嫁
3位は、実話がベースになっていることでも話題となった『余命1ヶ月の花嫁』。
2009年の公開時には、世間で大きな反響を呼びました。主人公は24歳の女性。乳がんが発覚し「手術をしたら治る!」と信じていたのに、そんな希望が無残にも砕けて、再発。そしてついには、余命1ヶ月の宣告…。それを知った恋人が、彼女の夢であった「ウエディングドレスを着ること」を叶えるために、結婚式を挙げるストーリーです。がんと闘いながら恋人への愛を貫く主人公の姿や、主人公を愛する恋人の深い思いやりに涙する人が続出した、まさに日本中を涙で包んだ映画です。
2位:しゃぼん玉
2位は、直木賞作家・乃南アサさんの同名ベストセラーを映画化した『しゃぼん玉』。
犯罪を犯した孤独な青年が、多くの人と出会い交流をしていく日常を通じ、少しずつ再生していく姿を描いたストーリー。女性や高齢者ばかりをターゲットに犯罪を重ねた主人公が、逃亡の末に、山奥の老婦人と出会い、生活をともにすることで、主人公の人生に転機が訪れます。市原悦子さんの遺作としても知られているこちらの作品は、2017年の公開当時にも、多くの人が涙し、話題を集めました。
1位:黄泉がえり
そして1位は、2003年公開の『黄泉がえり』でした。公開から年月が経っても、根強いファンが多い名作です。死者が蘇るという不思議な世界を描いていて、大切な人のもとへ“黄泉がえった”死者と、その人を取り巻く登場人物たちが奏でる物語は老若男女を涙の渦に誘う、まさに「泣ける映画」…。
エリートである主人公が、九州の阿蘇地方で、自分を思い続けてくれる人の前に死者がよみがえる(黄泉がえる)という怪現象を知り、興味をもって調べるところからストーリーが始まります。「もう一度、あの人に会いたい」という強い思いが目の前の現実となったとき、よみがえった人は、大切な人に言い残した思いを伝えます。そして、そのあとは再び悲しい別れが…。人を愛すること、人を思いやることの大切さが丁寧に描かれています。
泣きたい夜には、映画の世界にどっぷり浸って思いっきり泣くのもストレス解消になりますよね。秋の長〜い夜のおともに、こんな泣ける邦画を選んでみるのはいかが?
調査方法:gooランキング編集部にてテーマと設問を設定し、gooランキングの投票サービスにてアンケートを行いその結果を集計したものとなる。
投票数合計:4,009票
調査期間:2020年6月24日~2020年7月08日
構成/並木まき
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