三尋木さんが“いつも素敵”な理由に迫る! おしゃれにまつわるQ&A〈後編〉
Oggiの人気エディター三尋木奈保さんにインタビュー。前回は三尋木さんのファッションアイテムやスタイリングについてお届けしました。
前回記事はこちら▶︎Oggi人気エディター【三尋木奈保】さんにQ&A! 愛用アイテムや着こなしの秘密に迫る!
後編となる今回は、バッグの中身やご自宅のインテリアについて紹介します。
◆三尋木さんの気になるバッグの中身を拝見!
Q. 最近の愛用バッグ、教えてください。
「久しぶりに『素敵!』と心が動いたブランドバッグが、“ボッテガ・ヴェネタ“の『ミニ ザ・アルコ』です。カーキでもない、マスタードでもない、この色味がどの着こなしにも合うし、サイズは小さいけれど、収納力と存在感はなかなかのもの。レザーも上質なので、毎日触れたときの心地よさも格別です」
Q. 着こなしのアクセントは、どこに置いていますか?
「着こなしのアクセント… 斜めがけにできるバッグって、いいアクセントになりますよね。ストラップで体に斜めの線が入ることによって、切れ味が加わって、シンプルなコーディネートが盛り上がる気がします。コンサバな人にこそ、オススメ! この『ミニ ザ・アルコ』もロングストラップがついているので、カジュアルコーデにも寄り添ってくれます」
Q. バッグの中身、とても気になります!
「財布は1年ほど前に購入した“ボッテガ・ヴェネタ”、手帳とレザーストラップは“エルメス”のものです。手帳はずっと“エルメス”で、これが3代目。7年を目安に買い換えています。着こなし同様、小物もベージュのトーンが落ち着くみたいです」
Q. ご自宅のインテリアってどんな感じですか?
「家具はウッディなもの、でもほっこりしなくてクールめでメンズライクな雰囲気が好みです。濃いめの色のマホガニーウッドのテーブルに、座面が黒いレザーのチェア、みたいな感じ。その分、リネンは薄いブルーなど淡い配色を選びます。愛用中のこのポーチのブランド、『BORGO DELLE TOVAGLE』は本当に素敵なので、リネン類をここで一式揃えるのもいいなぁと思っています。イタリアならではの色出し、フリルの甘さとどこかドライな雰囲気… 服では着られないテイストだけど、インテリアだとすごく惹かれちゃうんです。カフェが併設されている旗艦店がパリにあるみたいなので、いろいろと落ち着いたら、そこへ行ってお買い物したいです」
Q. 愛用のメイクポーチとコスメ、教えてください。
「メイクポーチは、“レスポートサック”とスタイリスト大草直子さんのコラボレーションのもの。ミネラルの下地や肌にいいコスメが好きなので、リップはオーガニック原料が使われている“ナチュラグラッセ“を愛用中。イエベの肌に合う、黄味のあるローズがお気に入りです。髪の色や、ポイントメイクは必ず肌の色を意識して選ぶようにしています。やっぱりちょっと黄味が入ったものがしっくりきますね」
「肌に艶を出してくれるYSLの『ラディアント タッチ シマー スティック』は本当にオススメ。ファンデーションにすっとなじむし、肌に溶け込んで、自然に発光するんです」
Q. ファッションでいちばん大事にしていることは?
「清潔感。あと年齢を重ねたら、自分らしさの範疇を無理に出ないこと、ですかね。やみくもにトレンドに飛びつくと、スタイルもぶれるし、自分も落ち着かない。でも、コンサバにあぐらをかくのもなんだか違うと思うので、バランスは必要です。Oggiで紹介されているトレンドは、そのあたりも考えて提案しているので、ぜひ参考にしてみてください」
Q. これだ! と思うメイクやファッションに巡りあえたのはいつですか。
「常にそれは更新しているつもりです。2、3年ごとに自分のスタイルを見直してアップデート。時代と自分の年齢とをチューニングしていく、みたいな感覚ですね」
Q. カジュアル迷子です、きれいめ派の着こなしのコツを知りたいです。
「カジュアル=デニム、という人も多いと思うんですが、子供っぽくなったり、はたまた主婦っぽくなってしまいやすいアイテムだな、とコンサバ育ちの私は思っていて。“スカートから組み立てるカジュアル”、がいちばんトライしやすいんじゃないかな。たとえば、足元をスニーカーにしたり、ブルゾンやTシャツを合わせるだけで、軸はきれいめだけどカジュアルな雰囲気に。デニムやパンツのカジュアルって意外と難しいから、スカートベースのカジュアルを目指したほうが気分がいいなと思っています」
Q. オススメのサブバッグ、知りたいです!
「ドゥロワーのバッグを愛用しています。ノベルティのものなんですけど、つくりがしっかりしていてきれいめな着こなしにもフィットする頼れるサブバッグなんです」
撮影/黒石あみ 取材/堀 由佳(本誌)